シーンに合わせた走行モードが13種類も
ランボルギーニは、3月29日に公開予定の新型車「LB744」に13種類の走行モードを搭載すると発表した。
【画像】ランボルギーニの次世代フラッグシップ【3月29日公開予定の新型「LB744」の車体構造・パワートレインを写真で見る】 全17枚
LB744は同社初のPHEVで、3基の電気モーターと新開発の6.5L V12エンジンを搭載し、合計出力1015psを発揮するとされ、ブランド史上最も強力な市販車となる。
ランボルギーニはこれまで、LB744の電動パワートレインとモノコックシャシーを披露してきたが、今回は走行モードについて紹介している。
LB744は3.8kWhのリチウムイオンバッテリーにより電気のみで走行することも可能で、前輪だけでなく四輪を使うこともできる。ただし、バッテリー容量が小さいため、EV走行距離は8kmを超えないと予想される。
また、アクティブエアロダイナミクスを採用し、効率性向上とダウンフォースの両立を図っている。高負荷時ではアヴェンタドール・ウルティメと比較して効率が61%、ダウンフォースが66%向上しているという。セミアクティブ・ウィッシュボーン・サスペンションとリアウィングの動作をリアルタイムで適合させる機能も持つという。
こうしたパワートレイン、アクティブエアロダイナミクス、サスペンションの設定を13種類の走行モードごとに調整し、市街地やサーキットなどさまざまな走行シーンにあわせたセットアップを実現する。
具体的には、「リチャージ」、「ハイブリッド」、「パフォーマンス」の3つの専用モードに、「チッタ(シティ)」、「ストラーダ」、「スポーツ」、「コルサ」の各モードを組み合わせ、合計13種類としている。
例えばチッタは、都心部での日常的な走行を想定したモードで、排ガス規制の厳しいエリアなどでゼロ・エミッションを実現できるという。サスペンションシステム、トラクションコントロール、トランスミッションは快適性を重視した設定となり、アクティブエアロダイナミクスも空気抵抗を低減するほか、最高出力が180psに制限されるため、最も効率のいいモードとされる。
ストラーダモードは、ダイナミックな日常走行やロングツーリングに最適とされるモードで、快適性とスポーティさを両立し、最高出力886psを発揮する。V12は常にアクティブで、充電も行う。フロントアクスルが電動トルクベクタリングを実行し、アクティブエアロダイナミクスは高速走行時の安定性を最大化する。
スポーツモードでは、リチャージ、ハイブリッド、パフォーマンスの各モードと組み合わせることができる。最高出力は907psに引き上げられ、トランスミッションのレスポンスも向上、サスペンションとエアロダイナミクスはコーナリングを重視したものとなる。
コルサモードでは、パフォーマンスとサウンドを最大限に引き出し、ダイナミックな走りを際立たせるという。パワートレインは最高出力1015psを発揮する。コルサとリチャージの組み合わせでは、バッテリー充電を優先して残量を最大化する。また、ESCの無効化やローンチコントロールも可能だ。
LB744の全体像はまだ公開されていないが、ブランド初のPHEVとして、またフラッグシップスーパーカーとして、時代に合わせながらもランボルギーニらしい運転体験を目指していることが伺える。
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みんなのコメント
てか50年後 動かなくなるような
電子機器はナマモノだし