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ジェンソン・バトン率いるJBXEが体制発表、王者テイラーがRXRからスワップ移籍/エクストリームE

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ジェンソン・バトン率いるJBXEが体制発表、王者テイラーがRXRからスワップ移籍/エクストリームE

 元F1ワールドチャンピオンで、日本のスーパーGTでは2018年にGT500クラス王者にも輝いたジェンソン・バトンは、2月19~20日に“シーズン2”の開幕が迫った電動ワンメイクSUVによるオフロード選手権『Extreme E(エクストリームE)』に向け、自らが率いるJBXEのドライバーラインアップを発表した。

 初年度に在籍したミカエラ-アーリン・コチュリンスキーが、同じく元F1王者ニコ・ロズベルグ創設のロズベルグXレーシング(RXR)移籍を表明したことで女性ドライバーの去就が注目されていたが、そのRXRで初代シリーズチャンピオンを獲得した元ARCオーストラリア・ラリー選手権チャンピオンであるモリー・テイラーがスワップ移籍で加入し、ケビン・ハンセンとタッグを組むことがアナウンスされた。

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 記念すべき電動オフロード・シリーズ初年度に初代チャンピオンを獲得したテイラーは、その貴重な専門知識とシリーズ制覇に伴う「すべての知識をもたらす」べく、新天地での「打倒RXR」を誓っている。

「私は2021年のエクストリームEで素晴らしい1年を過ごすことができた。持続可能性と男女平等への取り組みの双方に関して、このコンペティションが表現し、実現してきたものを心から信じているわ」と語ったテイラー。

「昨年のチャンピオンシップで総合優勝を果たしたことで、今週末のレースに先駆けJBXEへの移籍を呼びかけられたとき『断る理由なんてあるかしら!』と思ったの。今週末、デザートX-Prixに全力で挑むのを楽しみにしている」

 2007年と2008年に、地元オーストラリアのラリー選手権でクラス制覇を成し遂げた彼女は、その実績を手に海外へ渡ると、2013年のERCヨーロッパ・ラリー選手権で好成績を収め、世界ラリーランキング1位の国際女性ラリードライバーに昇格。史上初の女性ジュニアWRCドライバーとして、2014年のラリー・フィンランドで3位表彰台に登壇した。

■「彼女のようなドライバーが加わることは、JBXEにとって素晴らしいニュース」とバトン

 その後、帰郷したテイラーは2015年のARCでランキング総合2位に躍進し、続く2016年にはスバルWRX STIを操り念願でもあったシリーズチャンピオンを獲得。同国のラリー史においても、初となるオーバーオールでの女性チャンピオン誕生となった。

 一方、エクストリームE初年度開幕戦では自身でステアリングを握り、第2戦からケビン・ハンセンにシートを譲った代表のバトンは、シーズン全5戦中4戦で表彰台を獲得したデビューイヤーを上回り、さらなる成功を目指す「素地が整った」と期待を寄せる。

「モリーをチームに迎えることができ本当にうれしい。彼女のようなドライバーが加わることは、JBXEにとって素晴らしいニュースだ。昨年のチャンピオンシップでタイトルを獲得した彼女は、明らかに多大な功績と注目をこのシリーズのテーブルにもたらした。今週末に彼女とケビンが活躍するのが楽しみだし、彼らのドライビングが見られるのも非常にワクワクしている」

 同じくシリーズ中途加入ながら、初のオフロードEV選手権でランキング3位を獲得しているハンセンは、テイラーの加入に際し「チャンピオンを獲得するというのは、只事ではないんだ! 彼女と組めることに心から興奮している」と歓迎の意を示した。

「彼女は今年のダカールラリー参戦で(開幕の地)サウジアラビアで多くの経験を積んでいる。まずは今週末、それを最大限に活用したい。彼女がそこで経験したことは素晴らしい資産で、今は僕らと共有することができる。今週末、彼女と一緒に仕事をするのはとても楽しいだろうね!」

 そのシーズン2開幕戦サウジアラビアは、同国政府が北西部の砂漠地帯で計画する新たな産業都市“スマートシティ構想”が推進される「NEOM」プロジェクトの中心地にて『Desert X Prix in NEOM』として開催される。

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