GT3 自然吸気に拘る
新型911スピードスターに搭載された4.0ℓ水平対向6気筒エンジンの改良型は、自然吸気エンジンに拘るポルシェのGT部門から将来登場するモデルに受け継がれるようだ。
ポルシェGT部門の責任者を務めるアンドレアス・プロイニンガーは次のように語った。「われわれは将来、このエンジンを採用します。今後のプロジェクトについてコメントすることはできませんが、そのユニットを再利用しなかったら、われわれは馬鹿者でしょう」
「GTモデルに関するわれわれの哲学は、自然吸気に拘ることで、将来も自然吸気エンジンを維持したいと考えています。そのために、感動とパフォーマンスを失うことなく適切なエンジンを開発しようと、多大な努力を続けているです」
この改良型エンジンをどのモデルに採用するのかについて、プロイニンガーは明らかにしようとしなかったが、最も可能性が高いのは次世代のGT3だろう。最近、ニュルブルクリンク北コースで目撃されたプロトタイプが、ターボチャージャーを装備しない高回転型エンジン特有の甲高いサウンドを発していたことは、その重要な論拠となる。
クリーンでパワフル 自然吸気6気筒
991型911の最後を飾るスピードスターは、21万1599ポンド(約3000万円)という価格で販売される。そのパワートレインには、間もなく役目を終える991型GT3と同じエンジンが使われているが、多数のさらなる改良が施されている。
中でも主要なアップデートの1つは、この大排気量直噴水平対向エンジンを現代の規制に適合させるための延命措置だ。ポルシェはこのエンジンに、2つの大きなガソリン微粒子フィルターを装着。シリンダーブロックの片側に1つずつ備わる排気管の中に統合されている。
さらに、このエグゾースト・システムは、従来より薄い鉄とニッケルを使い、溶接ではなく半田付けの技術によって製作されている。これによって重量は、フィルターを追加しても従来より10kgも軽くなっているという。最高出力も500ps/8250rpmから510ps/8400rpmに引き上げられている。
この改良によってエンジンをクリーンにするだけでなく、フィルターによるエグゾーストの背圧増加も抑えることは簡単ではなかった。
直噴システムの燃圧は200barから250barに高められ、6本のシリンダーごとにそれぞれ独立したスロットルボディが備わった。これらを組み合わせることで(特に新しいスロットルボディによるところが大きい)、スロットルレスポンスがシャープになったとポルシェは言っている。
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