現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 次期ポルシェ911 GT3、新スピードスターの4.0ℓ自然吸気エンジン搭載?

ここから本文です

次期ポルシェ911 GT3、新スピードスターの4.0ℓ自然吸気エンジン搭載?

掲載 更新
次期ポルシェ911 GT3、新スピードスターの4.0ℓ自然吸気エンジン搭載?

GT3 自然吸気に拘る

新型911スピードスターに搭載された4.0ℓ水平対向6気筒エンジンの改良型は、自然吸気エンジンに拘るポルシェのGT部門から将来登場するモデルに受け継がれるようだ。

『次期ポルシェ911 GT3』すべての画像をみる

ポルシェGT部門の責任者を務めるアンドレアス・プロイニンガーは次のように語った。「われわれは将来、このエンジンを採用します。今後のプロジェクトについてコメントすることはできませんが、そのユニットを再利用しなかったら、われわれは馬鹿者でしょう」

「GTモデルに関するわれわれの哲学は、自然吸気に拘ることで、将来も自然吸気エンジンを維持したいと考えています。そのために、感動とパフォーマンスを失うことなく適切なエンジンを開発しようと、多大な努力を続けているです」

この改良型エンジンをどのモデルに採用するのかについて、プロイニンガーは明らかにしようとしなかったが、最も可能性が高いのは次世代のGT3だろう。最近、ニュルブルクリンク北コースで目撃されたプロトタイプが、ターボチャージャーを装備しない高回転型エンジン特有の甲高いサウンドを発していたことは、その重要な論拠となる。

クリーンでパワフル 自然吸気6気筒

991型911の最後を飾るスピードスターは、21万1599ポンド(約3000万円)という価格で販売される。そのパワートレインには、間もなく役目を終える991型GT3と同じエンジンが使われているが、多数のさらなる改良が施されている。

中でも主要なアップデートの1つは、この大排気量直噴水平対向エンジンを現代の規制に適合させるための延命措置だ。ポルシェはこのエンジンに、2つの大きなガソリン微粒子フィルターを装着。シリンダーブロックの片側に1つずつ備わる排気管の中に統合されている。

さらに、このエグゾースト・システムは、従来より薄い鉄とニッケルを使い、溶接ではなく半田付けの技術によって製作されている。これによって重量は、フィルターを追加しても従来より10kgも軽くなっているという。最高出力も500ps/8250rpmから510ps/8400rpmに引き上げられている。

この改良によってエンジンをクリーンにするだけでなく、フィルターによるエグゾーストの背圧増加も抑えることは簡単ではなかった。

直噴システムの燃圧は200barから250barに高められ、6本のシリンダーごとにそれぞれ独立したスロットルボディが備わった。これらを組み合わせることで(特に新しいスロットルボディによるところが大きい)、スロットルレスポンスがシャープになったとポルシェは言っている。

文:AUTOCAR JAPAN 編集部
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ヒョンデとミシュラン、次世代タイヤ技術の開発で新たな提携を締結
ヒョンデとミシュラン、次世代タイヤ技術の開発で新たな提携を締結
レスポンス
パナソニック、カーナビ「ストラーダ」2026年度版地図データ発売…2025年4月開通分までの高速・有料道路を収録
パナソニック、カーナビ「ストラーダ」2026年度版地図データ発売…2025年4月開通分までの高速・有料道路を収録
レスポンス
スズキの「免許不要の“ちいさい軽トラ”!?」に熱視線! おひとりさま向け超小型ボディ×安定感バツグンの4輪走行可能! 使い勝手サイコーな荷台がスゴい「スズカーゴ」とは!
スズキの「免許不要の“ちいさい軽トラ”!?」に熱視線! おひとりさま向け超小型ボディ×安定感バツグンの4輪走行可能! 使い勝手サイコーな荷台がスゴい「スズカーゴ」とは!
くるまのニュース
【正式結果】2025年F1第24戦アブダビGP 決勝
【正式結果】2025年F1第24戦アブダビGP 決勝
AUTOSPORT web
ダイナミックマップ、高精度3次元データで建設DX推進…JAPAN BUILD TOKYOに出展へ
ダイナミックマップ、高精度3次元データで建設DX推進…JAPAN BUILD TOKYOに出展へ
レスポンス
フェルスタッペン、5連覇ならずも後悔なし。キャリア最高レベルの復活劇に「1年前よりも良い気分だよ」
フェルスタッペン、5連覇ならずも後悔なし。キャリア最高レベルの復活劇に「1年前よりも良い気分だよ」
motorsport.com 日本版
フェラーリなど「超高級」輸入車の販売過去最高、株高で富裕層がけん引[新聞ウォッチ]
フェラーリなど「超高級」輸入車の販売過去最高、株高で富裕層がけん引[新聞ウォッチ]
レスポンス
日産のミニカー連動デバイス、車の制御信号を利用…スタートアップピッチで準優勝
日産のミニカー連動デバイス、車の制御信号を利用…スタートアップピッチで準優勝
レスポンス
トヨタの“本気”が伝わる最新フラッグシップスポーツ「GR GT」「GR GT3」とはどんなクルマなのか?
トヨタの“本気”が伝わる最新フラッグシップスポーツ「GR GT」「GR GT3」とはどんなクルマなのか?
LEON
さらに輝けアルファード 光の力でさらにラグジュアリーへ! アルパインのアルファード専用アンビエントライトが登場!!
さらに輝けアルファード 光の力でさらにラグジュアリーへ! アルパインのアルファード専用アンビエントライトが登場!!
ベストカーWeb
東北の「日本海~太平洋直通ルート」が復旧! 大規模地すべりで“寸断”も「新しいトンネル」開通で復活 「Uの字迂回」解消した国道107号 大石トンネル 11月末に一般開放
東北の「日本海~太平洋直通ルート」が復旧! 大規模地すべりで“寸断”も「新しいトンネル」開通で復活 「Uの字迂回」解消した国道107号 大石トンネル 11月末に一般開放
くるまのニュース
【レクサス】復活の「LFA」は次世代のEVスーパーカー
【レクサス】復活の「LFA」は次世代のEVスーパーカー
Auto Prove
「埼玉県と千葉県を結ぶ夜行特急」が運行へ 大宮から銚子まで直通! 新宿にも停車
「埼玉県と千葉県を結ぶ夜行特急」が運行へ 大宮から銚子まで直通! 新宿にも停車
乗りものニュース
2025カーオーディオの祭典! in JU米子高島屋 イベントレポート
2025カーオーディオの祭典! in JU米子高島屋 イベントレポート
レスポンス
勝者フェルスタッペン、2点差で王座に届かず「辛くはない。ここまで挽回したことを誇りに思う」袂を分かつホンダには感謝
勝者フェルスタッペン、2点差で王座に届かず「辛くはない。ここまで挽回したことを誇りに思う」袂を分かつホンダには感謝
AUTOSPORT web
高規格道路とド並行になった「特急」勝ち目は…意外とある!? 今年で“昇格”30年 県都と県都を結ぶ
高規格道路とド並行になった「特急」勝ち目は…意外とある!? 今年で“昇格”30年 県都と県都を結ぶ
乗りものニュース
まもなく発売「ホンダの“ハイブリッドSUV”」は世界最高の完成度!? 日本仕様の新型「CR-V」は“開発陣も自信満々”の装備内容と走りを実現
まもなく発売「ホンダの“ハイブリッドSUV”」は世界最高の完成度!? 日本仕様の新型「CR-V」は“開発陣も自信満々”の装備内容と走りを実現
VAGUE
念願のF1タイトル獲得に、ランド・ノリス感激「本当に長い道のりだったけど、チームのみんなを祝福したい」
念願のF1タイトル獲得に、ランド・ノリス感激「本当に長い道のりだったけど、チームのみんなを祝福したい」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2110 . 0万円 3941 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

363 . 0万円 5798 . 0万円

中古車を検索
ポルシェ 911 カブリオレの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2110 . 0万円 3941 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

363 . 0万円 5798 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村