ポルシェ・ジャパンは、2019年5月28日に新型ポルシェ911(type 992)を発表し、7月5日から発売する。この新型911は2018年11月のロサンゼルス・モーターショーでワールド・プレミアされ、いよいよ日本に登場することになった。
モデル概要
新型ポルシェ911の最大の特長は、市街地、高速道路、ワインディングロード、そしてサーキットにおいても、あらゆる路面で安心で快適にスポーツカーならではの走りが楽しめることだ。これを実現するため、従来は一部モデルだけだったワイドボディを今回から全モデルに採用し、前後輪のトレッドを拡大して安定性をさらに向上。さらにリヤホイールを大径化し、4輪が路面を捉える能力を格段に向上させている。
モデルラインアップは、カレラS、カレラSカブリオレ、カレラ4S、カレラ4Sカブリオレの4モデル。
デザインは、誰が見ても911であることがわかり、半世紀余りにわたって受け継がれてきたDNAをきちんと継承している。新型は、曲線や直線をよりシンプルに表現するいっぽう、ワイドなボディを力強い造形で包み込むことで、存在感溢れるダイナミックなフォルムを生み出している。ホイールはフロントが20インチ、リヤ21インチ・サイズを装備している。
インテリアは1970年代の911をモチーフとした水平基調となり、よりワイドな印象のインスツルメントパネルを採用。その中央に10.9インチの大型モニターをレイアウトし、メーターパネルもセンターのタコメーター以外はデジタル化することで、先進的なコクピットとなっている。
ボディはアルミ材などを多用して軽量化を図り、サイズ拡大に伴う重量増を相殺。ホワイトボディ重量は先代より12kg軽い240kgとなり、その一方でボディの曲げ剛性とねじれ剛性はいずれも5%向上。さらに電子制御式のリヤスポイラーなど空力パーツを電子制御式とし、走行安定性と燃費のバランスを高めている。
搭載パワートレーン
エンジンは排気量3.0Lの水平対向6気筒エンジンを搭載。ターボチャージャーを大型化して過給圧を高めたほか、吸排気系の効率を高めることで従来型を30ps /30Nm上回わり、最高出力は450ps/6500rpm、最大トルク530Nm/2300-5000rpmを発生する。また最新の排ガス規制に適合させてガソリン粒子フィルターも装備している。
さらにこのエンジンパフォーマンスをと効率を最大限引き出すために、8速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)を初めて採用している。
0-100km/h加速タイムは4秒の壁を打ち破っている。後輪駆動クーペの911カレラSは3.7秒、4WDモデルの911カレラ4Sは3.6秒だ。この加速タイムは先代モデルを0.4秒上回っている。オプションのスポーツクロノ パッケージ仕様車では、さらに0.2秒速い。最高速度は308km/h(911カレラS)と306km/h(911カレラ4S)に達する。
新型ポルシェ911は、世界で初めて新開発のウェットモードを標準装備している。この機能は路面の水を検知し、ウエット路面と判定されるとドライバーに警告するというものだ。ドライバーは、警告によりモード切り替えスイッチを押すか、またはステアリングホイールのモードスイッチ(スポーツクロノパッケージ仕様)を使用して、安定性を重視する設定に切り替えることができる。
また衝突被害軽減ブレーキや自動再発進機能付きアダプティブ・クルーズコントロールなどの先進安全運転支援システム、レーンキープアシストなども設定され長距離ドライブに伴う疲労を大幅に軽減し、安全性の向上に寄与する。
84個のLEDを使用したマトリックスLEDヘッドライトは、周囲のドライバーを眩惑させることなく、より広い範囲をより明るく照らし出すことができる。
コネクテッド機能「Porsche Connect」もさらに進化し、スマートフォンを通じてドアの施錠状態や駐車位置を確認できるほか、ナビゲーションシステム、エアコン、オーディオなどを音声で操作できるボイスコントロールも充実。また、万一の事故や故障の際にワンタッチでポルシェ アシスタンスに接続できる機能も搭載している。
カレラS 諸元表
カレラ S4 諸元表
【価格】
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