デミオ改めマツダ2の新型はどうなる!? カギを握るのは女性ユーザーの獲得だった

　「キャラ変」の大幅改良も注目はいまひとつのマツダ MAZDA2。男性的なイメージが強くコンパクトカーにも関わらず女性人気が少ないとか……次のフルモデルチェンジで期待したいことを探っていこう。

※本稿は2023年4月のものです
文／渡辺陽一郎、写真／MAZDA、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2023年5月26日号

■こんなクルマ＆発売後の概況

マツダ MAZDA2（月販平均：1817台）

　カジュアル・キャラに生まれ変わった、大胆な大幅改良を実施したばかりのマツダ2。その姿には驚いたが、すぐ話題がしぼんでしまい、売れゆき伸びず。次のフルモデルチェンジでの策、ありますか……渡辺陽一郎さん！

■このクルマのテコ入れ策

　売れない一番の理由は、コンパクトカーなのに女性から好かれないことだ。メーカーの調査では「男性的で馴染みにくい」という意見が多い。これを受けて女性を視野に入れたMX-30を開発したが、商品特徴が難解で失敗……。

　そんな背景のもと、次期マツダ2で女性ユーザーを獲得する！　開発の方向性は2代目デミオの再来。全高は立体駐車場を利用できる範囲で高めに設定。広いウィンドウで車内は明るく、MX-30同様にコルクの装飾も使う。

　今のマツダ車は速く走るイメージだが、次期マツダ2は「心地いいから、ゆっくりと時間を費やして目的地まで行きたい」と思わせるコンパクトに仕上げる。これは今の時代に最も求められるクルマの姿だ。

（渡辺陽一郎）

●マツダ MAZDA2（15BD・FF）主要諸元
・全長×全幅×全高：4080×1695×1525mm
・パワーユニット：直4、1.5L（110ps/14.5kgm）
・WLTCモード燃費：20.3km/L
・価格：152万9000～254万1000円

Comments

このフロントグリルはダサすぎる
色を変えれればいいってもんでもないでしょうに

女性ユーザーの獲得って、いつも言うけど、
それを実際にやると売れなくなるって言う
のを繰り返してるよね。