■打倒マルケスなるか! 20歳のライダークアルタラロ選手の今後に期待
ヤマハはMotoGP 2021・2022年シーズンの「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」ライダーとして、ファビオ・クアルタラロ選手を起用することを発表しました。
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フランス・ニース出身で現在20歳のF・クアルタラロ選手は、2019年シーズン、ヤマハのサテライト・チームとして新たに誕生したばかりの「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」からデビューし、7回の表彰台(2位5回、3位2回)を獲得。
最終的にシリーズランキング5位を獲得したほか、「ベスト・インディペンデント・チーム・ライダー」の栄誉と「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」の2つのタイトルを、2番手にそれぞれ27ポイントと100ポイントの差をつけて獲得しています。
「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」のライダーとして2年目のシーズンを迎えるF・クアルタラロ選手のマシンは、ファクトリー・スペックの「YZR-M1」で、ヤマハのフル・サポートを受けながら、2021年のファクトリー・チーム昇格を迎えます。
今回の発表に際し、F・クアルタラロ選手とヤマハ・モーターレーシングのリン・ジャービス マネージングディレクターは次のようにコメントしています。
■ファビオ・クアルタラロ選手
「ヤマハとの話し合いがまとまり、契約に至ったことをとてもうれしく思っています。簡単な道のりではありませんでしたが、私は今、これからの3年間についてはっきりとした計画を持てるようになりました。本当にうれしいです。昨年同様、懸命にがんばります。
そして素晴らしいパフォーマンスの実現に向けてモチベーションを高めていて今は冬休みが非常に長く感じられます。来週のセパン・テストで新しいYZR-M1に乗ること、チーム・クルーと再会して仕事をすることを心から楽しみにしています。2019年にMotoGP参戦のチャンスを与えてくれたヤマハとPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamに感謝の気持ちを伝えたいと思います。彼らが胸を張れるように、今年もまたベストを尽くします」。 ■ヤマハ・モーターレーシング/リン・ジャービス マネージングディレクター「クアルタラロ選手が2021年と2022年にYamaha Factory Racing MotoGP Teamに加わることになり、非常にうれしく思っています。MotoGPデビュー・シーズンの成績はまさにセンセーショナルなものでした。ポールポジション6回、表彰台7回という数字が彼の素晴らしさと並外れたライディング・スキルを如実に表しています。
PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamとの2年間の契約を終えたあと、Yamaha Factory Racing MotoGP Teamに迎えることは、ごく当然のことと考えます。弱冠20歳ながらクアルタラロ選手はすでに、マシン上でも降りたあとでも成熟の域にあります。私たちは2021年に彼を迎えることを楽しみにしています。クアルタラロ選手とビニャーレス選手はYamaha Factory Racing MotoGP Teamの全員に刺激を与え、YZR-M1の開発を支えてくれるでしょう。私たちはMotoGPでの勝利を目指すために、できることをすべて、くまなく探し出して実行していきます」。
※ ※ ※
なお、2021年と2022年のF・クアルタラロ選手のチームメイトは、「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」と2年間の契約延長を発表したばかりのM・ビニャーレス選手となります。
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