ドライバーのみなさん、特におじさんドライバーに、自分の運転はワースト運転になっていないか、見直してほしい。もし、ワースト運転をしているなら修正してほしいし、さらに、奥さんや彼女(未婚者の方もいるかと)、子供におもてなし運転をしてみませんか?
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、Adobe Stock(タイトル写真:Adobe Stock@airdone)
「サッサと動けよ!!」とか言ってない? おじさんが避けるべき「ワースト運転」と実践したい「おもてなし運転」
■ワースト運転は即やめて! まずはせっかち運転、文句を言いながらの運転
助手席に座る奥さんへのワースト運転してませんか?(Adobe Stock@miya227)
俺はせっかちなんだ、治らないから仕方ない、では済まされない。前を走っているクルマが、自分のペースに合わないと、イライラしだして「なにやってんだ、速く行け!」と叫ぶ、怒鳴り散らすおじさん、いませんか? 一人で運転している時でも怒鳴り散らしていることだろう。
助手席に座っている奥さん(彼女)はたまったもんじゃありません。もちろん、度が過ぎると「煽り運転」につながっていく。
こうした「せっかちおじさん」とともに、たまにみかけるのが、クルマに乗ると性格が変わる「性格豹変おじさん」。普段はあまり喋らず大人しいのにクルマを運転した途端に、荒い運転になり、前のクルマがちょっとでも発進が遅かったり、流れに乗っていなかったりすると、前のクルマの後ろのバンパーにギリギリ寄せるなど、困ったもんです。
こうした運転は、意外にもその人の本性だったりもします。例えばつきあいはじめた彼女に運転を変わってもらったところ、性格が豹変して言葉使いが悪くなって、「なにあのクルマ、超とろい、マジ、うざいんだけど」と言われて別れたという話を聞いたことがあるが、みなさんもこんなことがないように注意したい。
■やたら車線変更する
やたら車線変更をしていませんか?(Adobe Stock@nosorogua)
一般道にも当てはまるが、高速道路で渋滞が発生し、ノロノロ運転になった時に、右の追い込車線や走行車線を行ったり来たりするクルマをよく見ますよね。少しでも前に行きたいのはわかるが、実際には、どの車線を走行していても目的地への到着時間はほとんど変わらないというデータもある。
当然、無理な割り込みを伴う渋滞時の頻繁な車線変更は事故のリスクも高めるため、これは迷惑極まりない運転だ。
■高速道路の追い越し車線をずっと走り、しかも後ろから来たクルマに気づかずどかない
後ろから来ているクルマに気づかずに追い越し車線を走り続けていませんか?(写真AC)
知らない人が多いかもしれないが、追い越し車線を走り続けることは通行帯違反にあたる。「追い越しが終わり、元の車両通行帯に戻ることができるにもかかわらず、そのまま追越車線を走り続けていると車両通行帯違反(交通違反点数 1点、普通車の場合、反則金が6000円となるのだ。
休日の高速道路を走っていると、かなり先まで前にクルマは走っていないのに、後ろから近づいてくるクルマに気づかず、通せんぼグルマはよくみかける。走行車線を走っていればいいのにと思うのだが心境がわからない……。もしそういう方がいたらコメントください!
さらに、東名高速でタマに見かける、右に左に頻繁に車線変更を繰り返し、前を急ぐクルマ。こうした、先行車両の左側からの追い越しは、追い越し違反に該当し、減点2点、反則金9000円(普通車)の違反となる。
また、故意に車間距離を詰めすぎると「車間距離不保持」となり、場合によっては「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」と「免許取消し(欠格期間2年)」の処分が下される。
こうした休日に多い通せんぼグルマと、車線変更頻繁グルマ、左側からの追い越しは、高速道路におけるワースト運転だろう。
■あおりハンドル、流れに乗れない、やたらブレーキを踏む
あおりハンドルの危険はこんなにある!! 「 後ろからくる自転車やバイクを巻き込む」「対向車などに誤解を与え、急ブレーキや急ハンドルを誘発する」など(Adobe Stock@yamasan)
交通量の多い幹線道路(東京なら環七や環八など)や郊外を走っていると、筆者はほんとにやめて! と叫びたくなる運転に遭遇することが多い。交差点や狭い道を曲がる時、一度向かう方向とは逆にハンドルを切り、外側に大きく膨らんでから曲がる「あおりハンドル」と呼ばれる危険な運転だ。
例えば左折する際は、いったん右に膨らんで左折する。たしかに、左折する先の道路が狭い場合、右に膨らんで左にハンドルを切れば、曲がりやすいかもしれない。しかし、後続車がいた時のことを考えてほしい。後方の車両は動きを読めないし、特にバイクや自転車がいた場合、左折時に巻き込む恐れもあるからだ。
朝夕の渋滞中にこれをやられるとマジ勘弁とつぶやいてしまうのが、コレ。そう、流れに乗れない運転である。もちろん、道路には速度規制があり、グレーゾーンではあるのだが、やはりある程度は流れに乗ることは必然的に求められる。
流れに乗らず右側を走り続けているため、後方にいた車両は左車線に移動して、右車線に変更して、そのクルマの前に行く光景をタマに見る。流れに乗れないならせめて左側の走行車線を走ってほしいものである。
書いていて、こんなクルマも多いよなあと思い出したのが、やたらブレーキを踏むクルマだ。長い下りやカーブが連続する下りに多いのだが、いずれもそれほど減速する必要のないのに、カーブに差し掛かる度にブレーキを踏んでいる。こうした「やたらブレーキ踏むグルマ」の
後ろにいた場合、たまったもんじゃない。筆者はこうしたクルマに遭遇した場合には、車間距離をふだん以上に開けたり、場合によっては停車して先を行ってもらうことにしている。
■奥さん彼女が喜ぶおもてなし運転、まずは基本中の基本、停車時にショックの少ない運転
じわっ~とブレーキを踏むのがおもてなし運転の基本(Imaging L@Adobe Stock)
数十メートル先の信号が赤になり、先行車が停まり、続いて自車が停まろうとしているシーン。あなたはどんなブレーキングをするだろうか? 先行車との車間距離に留意し、1台半~2台分の車間距離が開いた状態で、ブレーキを強く踏んで、首や体が前後、上下にショックを与えてしまう、いわゆるカックンブレーキになっていないだろうか?
このような場合のおもてなし運転は、じわっ~とブレーキペダルを踏んで、速度を落としつつ、停まる寸前でまたじわっ~と踏む。靴の底での状況をいうと、親指を抜いてその後、中指を抜く微妙なブレーキコントロールをすることで、乗客が頭や体が前や後、上下動しないようにするのだ。
また加速や減速、停止を繰り返す渋滞では、減速したと思ったら加速するような状況では、ブレーキペダルを離す時にも急に行なうとカクッとなるのでなるべくゆっくり離したほうがいい。カックン=クルマ酔いにつながるからだ。ブレーキ、停止、加速と一連の動きを先読みすることも重要だ。
極端にいえば、奥さんや子供がVIPで、眠っているVIPを起こさないような運転を心がけることだ。ちなみに筆者はいつも立場が弱いので、怒られないような運転を心がけている。
※ ※ ※ ※
最後にクルマがドライバーにおもてなし運転をしてくれる装備を短く紹介したい。おもてなし装備といえば、初代ティアナやレクサスLSなどが浮かぶ。
現在、どのようなものか挙げてみると、ブレーキを踏み続けなくても停止状態が保持できるオートブレーキホールド、クルマが停止する際にじわっ~とブレーキ操作をして乗客にショックをほぼ伝えないスバルのアイサイト、乗員の横揺れを抑えるように自動的に出力をコントロールし酔いにくくしたマツダのGVC+(Gベクタリングコントロールプラス)、酔いにくいようにどの席からも前方視界をよくした新型ステップワゴンなどが挙げられる。
さらに新車特有の臭いを低減する素材や、挙動をおだやかにする高剛性のサスペンション、クルマの揺れを頭に伝えないようにし体幹を支える構造のゼロクラビティシートを採用した新型セレナもおもてなし装備満載だ。
子供が乗車することの多い2列目、3列目の視界のよさを向上させ、3列目から外の景色を見られるように2列目中央部のシートが大きくスライドする「スマートマルチセンターシート」を採用するなど、クルマ自体が、酔わない、おもてなしの走りや乗り心地を実現しているのが凄い。
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みんなのコメント
運転に表れるなら話は別だが。