■ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車で欧州の電動化戦略を担う新型「C-HR」
トヨタの欧州法人(トヨタモーターヨーロッパ)は、すでに2代目となる新型「C-HR」のデザインやパワートレインを発表しています。
今回、新たに生産に関する情報が明らかになりました。
【画像】これが新型「C-HR」 攻めた「ハンマーヘッド」採用! 生産発表でまもなく登場する実車を見る!(16枚)
トヨタモーターヨーロッパは、2代目となる新型「C-HR」のコンセプトモデル「C-HR prologue」を2022年12月5日に世界初公開しました。
新型C-HRは、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車が設定され、トヨタの電動化戦略のラインアップを強化するモデルです。
欧州の自動車市場において、もっとも競争の激しいセグメントにおけるカーボンニュートラルの達成と電動化の幅広い選択肢を提供することになるといいます。
そんなC-HR prologueのデザインは、トヨタの欧州デザイン開発センター「ED2(現行型トヨタC-HRを生み出したクリエイティブ拠点)」で生み出されたものです。
公開されたデザインで目を引くのが、ハンマーヘッドと呼ばれるフロントフェイス。
これは、さまざまな形状が連動する3Dアーキテクチャーと大胆なライティングシグネチャーによって生み出されます。
フロントグリルの開口部は小さくなり、スリム化されたヘッドライトを際立たせることで、サメのような鋭く突き刺さるような存在感のあるデザインとなりました。
ダイヤモンドカットのボディ造形や大径ホイールとショートオーバーハングにより、どの角度から見てもスタンスが良くなった印象を受ける一方でインテリアはより広く使い勝手の良い空間を実現したといいます。
トヨタ欧州デザイン開発のデザインディレクターとなるランス・スコット氏は、次のように述べていました。
「私たちの使命は、これまで以上にC-HRを深く掘り下げることでした。新型トヨタC-HRをお届けできることを本当に楽しみにしています」
※ ※ ※
そして、2023年1月30日にトヨタモーターヨーロッパは新型C-HRを「トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ターキー(TMMT)」で生産される予定だと明かしました。
新型C-HRは、トルコで生産される初のプラグインハイブリッド車となり、TMMTはトヨタにとって、プラグインハイブリッド車の生産を開始する欧州初の工場となります。
今回、新型C-HRの生産ならびTMMTの取り組みについて、トヨタモーターヨーロッパの製造担当バイスプレジデントとなるマーヴィン・クック氏は次のように述べています。
「この度、TMMTが欧州初のプラグインハイブリッド車を含む2代目C-HRを生産することを発表します。
TMMTの従業員が提供する優れた性能と献身的な努力により、この新型C-HRも先代C-HRと同様に大きな成功を収めるでしょう。
また、欧州初のバッテリー組立ラインの稼働は、当社の欧州電動化計画における重要な一歩となります」
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