■きらびやかな夜景と非日常を楽しめる『渋谷スカイ』とは
渋谷駅の再開発が進み、近年、続々と新しいビルがオープンしています。その中の一つとして注目されているのが超高層複合施設『渋谷スクランブルスクエア』です。2019年11月にオープンしたのは東棟で、2027年には中央棟・西棟が完成予定とのことです。渋谷駅直結でアクセスも良く、出店されている数がなんと約212店舗。食事や買い物が一度に済んでしまいそうです。
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そして、特に注目なのが渋谷スクランブルスクエアの最上階にある展望施設『渋谷スカイ』です。地上約230メートルの高さから東京の街を一望できます。一見、数字だけ見ると「高い」ということだけはわかりますが、実際はどのくらい高さなのか想像もつきません。
まず向かったのは14階のチケットカウンターです。当日券は時間指定券となっているため、もし入場したい時間が完売していると購入はできません。この日は平日の18時頃で、人はいましたが無事に入場することができました。チケット料金は、大人ひとり2000円でしたが、Webからチケット購入すると1800円になります。平日でも当日券を求めて長蛇の列になることもあるそうなので、Webチケットを事前購入しておくのがおすすめです。
チケットを購入したら展望台にのぼるためのゲートに入ります。このゲートは『スカイゲート』と呼ばれており、エスカレーターとエレベーターで14階から45階までのぼっていきます。その様子は、まるでテーマパークのアトラクションのようです。エスカレーターから未来的ですが、エレベーターに入るとさらにその感じが増します。天井には時空に吸い込まれていくような映像が流れ、からだも少し気圧が変わった感覚を覚えます。おお…と声を漏らさずにはいられない、なにやら不思議な体験でした。
■いよいよ屋上へ...
そして、屋上デッキ『スカイステージ』に到着しました。
その前に、まずコインロッカーで荷物を預けます。リターン式の100円ロッカーだったので、小銭を準備しておくとバタバタせずに済みます。また、持ち物にも制限があります。飲食物、傘や帽子などは持ち込みできません。携帯や小さいカメラなどポケットにおさまるようなものは大丈夫ですが、一眼レフなどのカメラを持っていく場合は首からさげるストラップが必要です。しかし、もし忘れてしまった場合でも、スカイステージ横のカウンターで貸し出しが行われています。
いざスカイステージに入ってみると、その高さに少し足がすくみながらも景色に圧倒されました。ちょうど日暮れ時で空の色が変わっている頃でしたが、すぐに日没とともに街の光が集まりはじめ、絶景でした。東京タワーやスカイツリー、富士山までもが見られるので観光気分が味わえます。
スカイステージにはいくつもの“映え”スポットが用意されています。空をモチーフに作られているオブジェに、渋谷スクランブル交差点を直下で見られるスカイエッジ。また、床がライトアップされた三角コーナーのようなスポットでは、多くの人で賑わっていて、写真撮影のために列ができていました。おしゃれな写真が撮れることもですが、崖っぷちに立っているようなスリル感を味わえることも人気の理由にあるようです。
景色をゆっくり眺めて過ごしたい人のためにはハンモックが用意されています。多くの人がところどころに座りながら楽しんでいましたがとにかく広いので密度を感じさせません。また、今は10月31日までの期間限定でルーフトップバーがオープンしています。帰りの運転のことを考えるとお酒は飲めませんが、ドリンクやスナックとともに夜景が楽しめます。さらに、屋上中央の芝生はヘリポートになっていたり、世界のあらゆる国を確認できるコンパスがあったりと、さまざまな楽しみ方が用意されています。
注意点としては、屋上は風が強くとにかく寒いのでしっかりと防寒するのがおすすめです。とは言え、ライダーの秋の装いはすでに防寒されている人も多いかと思うのであまり心配いらないかもしれません。この日も羽織を脱いで手に持っている人が警備員に「飛ばされてしまうので…」と注意されていました。
※ ※ ※
渋谷スクランブルスクエアには専用駐輪場がないので、隣接で提携している渋谷ヒカリエと渋谷ストリームの駐輪場を利用しましょう。渋谷ヒカリエは、6時50分~24時まで、最初の1時間は無料、以降1時間ごとに100円となっています。原付バイクの場合は、最初1時間無料で、以降2時間ごとに200円です。渋谷ストリームは、24時間営業で、料金はヒカリエと同じです。
渋谷スカイは、東京タワーやスカイツリーでは屋内の窓越しで景色を眺められますが、渋谷スカイは遮るものが何もないパノラマビューを体感できます。帰りのツーリングで夜景の余韻にひたりながら、ちょっとオツな気分で走れそうです。
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