この状況は「サンキュー事故」の側面も?
編集部:今回は住宅街の信号のない交差点で、左から来ていた白い車が停止したので、そのまま直進したところ、スマートフォン(スマホ)を見ながら自転車に乗っていた男性が一時停止せずに車の陰から飛び出してくるというものです。問題の場面では、自転車は車の陰に隠れていたので、自転車の存在自体を見落としてしまう可能性もありますね。
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長山先生:そうですね。白い車が目立つので、まずそこに目が奪われ、白い車との優先関係が気になるでしょう。問題の場面をよく見れば、白い車のほうに停止線があり、車の屋根越しに「止まれ」の赤い標識もかすかに見えますが、パッと見ただけでは、どちらに優先権があるのか判断がつきづらい状況です。編集部:たしかにそうですね。信号がない交差点では、道幅が広いほうに優先権がありますが、この交差点の場合、どちらの道幅もほとんど変わりませんし。長山先生:そうですね。道交法36条で「交差点における他の車両等との関係」が規定されていて、そこにご指摘の「広路車両への進行妨害の禁止」がありますが、交差する道路が“明らかに広い道路”との定義があるので、問題の道路には当てはまりません。そこで考えられるのが、“左方優先”です。編集部:左方優先? そういえば、ありましたね。左から来る車を優先させなくてはいけないルールですね。長山先生:そうです。同じ道交法36条には「左方車両への進行妨害の禁止」があり、「車両は、交通整理の行われていない交差点では、交差道路を左方から進行してくる車両の進行妨害をしてはならない」とされています。編集部:では、相手側にも一時停止の規制がなかったら、こちらが白い車に道を譲る必要があったのですね。長山先生:そういうことになります。だから、「左方優先」を知っているドライバーほど、今回のように左から来た白い車が止まっていると、どうすればよいか迷うことになるでしょう。編集部:見合ってしまうわけですね。そんなときは、相手の目を見て意思を読み取る“アイコンタクト”が重要になるのですね。長山先生:そうですね。ただ、今回の場合、運転席の窓に空が映り込んでいてドライバーの顔が見えづらくなっているので、相手の「意思」が読めません。編集部:白く反射しているのは、空の映り込みでしたか。顔が見えなくては、譲ってくれたのかどうか判断が付きませんね。長山先生:そうです。相手の意思が読めないため、相手の様子に注意しながら進むことになります。そのため、車の後ろに自転車がいることなど、車の周囲の状況まで読み取る余裕がなくなります。編集部:白い車の様子ばかり注意してしまい、後ろから出てくる自転車の存在に気づくのが遅れてしまいますね。長山先生:そうです。一方に注意が集中していると、もうひとつのことがおろそかになる「心理的な落とし穴(心理的な危険源)」と言えるものです。すなわち今回の危険予知で学んでもらおうとする内容は、相手が止まって先に行くように促してくれる「サンキュー事故」に当たるもので、車の陰になっている危険対象、この場合は「白い車の陰から出てくるスマホを手にした男性が乗る自転車」を、車のボンネット越しや床下情報としていち早く察知することが重要です。サンキュー事故というと、対向車が待ってくれてその前を右折するケースを考えがちですが、今回のように左右からきた車が待ってくれるケースにも起こるものです。下図は過去に私が分析した事例になります。
編集部:押しボタン信号は歩行者用で、車は左右の安全確認ができれば、いつでも進むことができる交差点なのでしょうか?長山先生:そうです。aが出てくる路地には信号がなく、手前の車線の車は途切れ、向こう側の車線は渋滞中でcが止まってくれたので、そのまま道路を横切ってしまい、車の側方を通過してきたバイクと衝突してしまったのです。編集部:右折時のサンキュー事故はよく知られていますが、このようなパターンのサンキュー事故はあまり知られていないので、気を付けないといけませんね。長山先生:そのとおりです。いろいろな事例を知っていれば、同じような状況に遭遇した際にそれを思い出して注意できるので、事故を避けられます。この事例で言うとバイクになりますが、事故の加害者だけでなく被害者も、このような事故が実際に起きていることを知っておく必要がありますね。ただ、今回の場合は、自転車側が事故事例を知っておくこと以前に、一時停止を守ることやスマホを使いながら自転車に乗らないなど、まずルールを遵守することが重要になりますね。
自転車は軽車両。一時停止の規制に従う!
編集部:たしかに、ここ数年自転車のルールやマナー違反が問題になっていますが、ルールを守らない自転車利用者が多いですね。今回問題になった自転車の「一時不停止」による事故件数は、平成27年だけで3,159件も起きています(令和4年:2,303件)。そういう私も、自転車に乗っているときは車やバイクに乗っているときほど、一時停止をしっかり守っていないかもしれません。また、今でこそ「止まれ」の標識や路面標示に注意していますが、自転車しか乗れなかった学生の頃は、そのような標識はまったく目に入らなかったですね。長山先生:同じ感覚で自転車に乗っている人は多いでしょうね。特に運転免許を持っていない人の場合、そもそも自転車は「軽車両」で、基本四輪車や二輪車と同じように道路交通法(道交法)に従う義務があることを認識している人は少ないでしょう。ちなみに「一時停止」については、道交法第43条では「車両等は、一時停止の道路標識がある交差点では、その交差点の停止線の直前で一時停止しなければならない(一部要約)」と、明確に書かれています。軽車両である自転車にもこの条文は当然あてはまることです。編集部:今回の交差点にも自転車側には「止まれ」の赤い標識、停止線もあったので、四輪車や二輪車と同じように一時停止する義務があったのですね。でも、問題の場面にもありましたけど、「指定方向外進行禁止」や「一方通行」の標識には、「自転車を除く」の補助標識が付いていることがあり、“自転車だけは特別”と思ってしまう人もいるのではないでしょうか?長山先生:おっしゃるとおりで、一方通行の道路では自転車は規制の対象外となるケースは少なくありませんが、一時停止の標識の下に「自転車を除く」の補助標識が付いているのを見たことはありません。一時停止の規制が必ず自転車も対象になっているのは、一時停止の規制は出会い頭事故などが発生しやすい見通しの悪い交差点が多いので、事故を防止するためには、四輪車や二輪車と同じように自転車も規制の対象にしないといけないからだと思われます。編集部:たしかに、見通しの悪い交差点で一時停止の規制がかかっている交差道路から自転車が止まらずに出てきたら、すぐ事故になってしまいますね。長山先生:自転車を運転する人は、自転車は軽車両だから道路交通法に従わなければならないことを十分認識してもらう必要があります。一時停止の標識・標示をよく見ることと、それを守らせる教育がぜひとも必要です。編集部:昔から小学校では道路の安全な渡り方や自転車の乗り方を教える「交通安全教室」が実施されているかと思いますが、なかなか一時停止のことなどは浸透していませんね。長山先生:自転車教育の中でも標識に従わなければならないことが教えられていますが、意識の中に本気でそれを受け止めて行動している人がどれだけいるかが問題です。小学校の低学年から本格的な交通安全教育を行い、自転車に乗るときには道路標識の意味をよく知り、それに従う「遵法精神」と「安全態度」を心の奥深く浸透させておかなければなりません。編集部:本格的な交通安全教育とはどのようなものですか?長山先生:「よもやま話」の第14回で触れましたが、この交差点ではなぜ一時停止の標識や標示があるのか、その意味をしっかり理解させるような教育です。一般的な交通安全教育は「ルールを守りましょう」と言うだけで、なぜ守らなければいけないのか、その原因や理由についての教育が不十分です。編集部:たしかに交通ルールを羅列されて「とりあえず覚えて実践しましょう」といった感じが多いような気がしますね。例えは悪いですけど、受験勉強で暗記したものはあまり頭に定着せず、その後記憶に残りませんが、原理や背景を知ったうえで覚えたものはけっこう忘れないですからね。長山先生:そうですね。小学校低学年の子供でも、交通ルールを分かりやすく教えれば、しっかり理解して実践できるので、早めに適切な交通安全教育を受けさせる必要があるでしょうね。それができていれば、今回のように自動車は一時停止しているのに、一時停止の標識を見ようともせず、一時停止のことを考えもせず走ってしまうようなこともなくなります。編集部:今回のケースでは、自転車に乗っていた人はスマホに夢中で、一時停止の標識を見る以前の問題ですね。
“ながらスマホ”はデュアルタスクの危険性。
長山先生:そうですね。歩行中や自転車乗車中の“ながらスマホ”は最近問題になっていますが、相変わらず多いですね。私たちはラジオを聴きながら調理をしたり、食事をしながら人と話をするなど、日常生活や作業の中で同時に2つのことを行っているケースが少なくありませんが、自動車や自転車などを運転する場合には安全上の問題が伴います。編集部:今回のように片手運転でスマホを使いながら自転車に乗れば、片手運転になるのに加えて、脇見運転の危険性もありますね。ただ、車内で音楽を聞きながらドライブしているときは、さほど危険は感じませんので、やはりスマホ特有の危険があるのですか?長山先生:そのとおりです。音楽やラジオを聴きながら運転することは“ながらスマホ”と同じで、2つの作業や課題を同時にこなす「デュアルタスク」と呼ばれる行為です。編集部:「デュアル」は2つ、「タスク」は課題や作業なので、「2つの課題」という意味でしょうか?長山先生:そのとおりです。デュアルタスクという点では同じですが、ラジオやCDで音楽を聴きながら運転している場合は、「視覚タスク」と「聴覚タスク」のデュアルタスクですが、スマホを見ながら自動車や自転車を運転することは、「視覚的デュアルタスク」である点が大きな違いです。編集部:なるほど。種類の違うタスクなら、さほど問題がないのに対して、同じ「視覚タスク」を2つ同時にこなすのが問題になるのですね。長山先生:そうです。車両を運転する場合、運転に必要な情報を取りながら行っていますが、必要な情報のほとんどは目を通しての視覚的情報なのです。つまり、運転中は周囲の車両や道路環境など、膨大な視覚情報を処理する必要があるにもかかわわらず、同じ視覚タスクのナビ画面を確認すれば、思わぬ危険が起こってしまうことは容易に理解できるでしょう。同時に視覚情報に基づく課題を行うことは事故の原因となります。スマホを見ながら運転することは脇見をしながら運転していることに通じます。編集部:たしかに結果の場面を見れば、自転車に乗る人の目線はスマホに集中しているので、完全に脇見運転ですね。長山先生:私は事故原因の分析で脇見を問題にしていましたので、どうしても運転しながら、目をそらして車外・車内のものを見ようとする場合、すなわち脇見をしようとする場合には、目をほんの短時間そらしてすぐに目を戻すように注意していました。脇見で事故を起こす場合には、じっとそれを見てしまっているものです。スマホを見ながらの運転では、スマホの側の情報受容が主体的なものになってしまっていることが多く、「安全」を重視する人ならば絶対に行えないことなのです。運転に際しては、視覚的デュアルタスクを極力避けて危険をもたらさないようにすることが大切ですね。編集部:漫画や新聞では、さすがに自転車に乗りながら見ることはできないので、スマホならではの問題で、携帯電話やスマホがない時代には想像できなかったことですね。長山先生:そうですね。携帯やスマホどころか、まともな道路もない未開発地域の交通・移動の調査をしたことがありました。
50年前のバングラデシュで交通状況を調査?
編集部:まともな道路もない地域ですか? いつ、どこの国の話ですか?長山先生:1964年、私が大阪大学文学部の助手時代なので、50年以上前になりますね。「大阪大学東パキスタン総合学術調査隊」の一員として東パキスタン(現在のバングラデシュ)のダッカに滞在したときのことです。編集部:バングラデシュですか? 2016年にテロ事件が発生して、多くの日本人が亡くなった国ですね。長山先生:そうです。バングラデシュの発展を支援しておられた7名の方が、テロの犠牲になった国です。誠に残念至極なことですが、その事件がきっかけで50年以上前の調査研究の記憶が蘇ってきました。今もそうですが、バングラデシュはイスラム教の国なのでアルコールは一切禁止でした。ダッカでダッカ大学と共同で意識調査をしていた期間には、アルコールを飲むことができるのは外人向けのホテルのひそかな一角で、貧乏な我々はほとんどアルコールを口にすることもできない毎日でした。今回の事件を見ると、禁酒になっている国で、しかも厳しいラマダンの期間中にアルコールを提供しているレストランが堂々と営業していたのは危険なのではないかと思いました。編集部:バングラデシュ自体、あまり馴染みがありませんし、さらに50年以上も前だと、どんな状況だったのかまったく想像がつきませんね。移動する際の交通手段には何があったのでしょうか?長山先生:当時は人口も少なく、四輪車などは見かけることもなく、ダイハツ・ミゼットを改良したと思えるオート三輪の後部に2人の客を乗せられるようにした「リキショウ」と名づけられたタクシーを頻繁に利用したものでした。今日の写真を見ても四輪に交じってその三輪車が見られます。当時の未開発国の交通状況の調査をするため、バングラデシュとビルマ(現在はミャンマー)との国境地域・チッタゴン丘陵地域に向かいました。編集部:国境の境までオート三輪で向かったのですか!?長山先生:いえいえ。バングラデシュの第二の都市チッタゴンからドハザリまでは列車で参り、そこから奥地のバンダルバンに入るために1日1便のバスを利用しました。そのバスは米軍の大型ジープを改良したバスで、いちばん奥地の終点に行くまで我々9名の隊員が占めたところにさらに人が乗ってきて、座席の前に置かれたタイヤの上はもちろん、座っている私たちの膝の上にも人が乗ってくる超満員の状態になってしまいました。編集部:戦後の満州からの引き揚げ列車か、難民を乗せた船のようですね。そんな満員状態でガタガタの未舗装路を走ったのでしょうか?長山先生:未舗装路どころか、乾季で水が枯れている川底も走り、川の向こう側に渡ったりしました。道ともいえない道を走って山道に差し掛かった所で、タイヤがパンクしてしまうこともありました。補助タイヤを取り出して取り替えるために、運転手は車掌役の男にタイヤを取り出せと命じましたが、そのためには満員の人間を降ろさなければ無理なので、それは運転手の仕事だろうということで喧嘩が始まりました。しばらく大声でやり合っていましたが、怒った運転手はパンクしたままで走り出してしまいました。編集部:まるで小説か映画みたいな、すごい展開ですね。長山先生:ちょうど私の下にあったタイヤがパンクしたので、タイヤが掻き上げる砂ぼこりが床の隙間から吹き上げてきて、タオルを口・鼻に当てていても苦しくて、私たちは終着地の手前で無理に降ろしてもらって、やっと助かるという状態でした。降りてタイヤを見ると、どのタイヤもチューブがはみ出しているような代物で、これではパンクするのは当然、と思える酷い状態でした。バンダルバンはチッタゴン丘陵南地区の中心であり、そこには仏教徒であるモンゴロイド系のマルマ族の酋長が住んでいて、酋長は私たちを蒸留酒で歓待してくれました。酋長は昔から政府の行政の一端を担わされていて、徴税権と民事裁判権を持つことになっていたのです。編集部:1964年だと日本ではちょうど東京オリンピックの年なので、高度成長時代の真っ只中かと思いますが、当時のパキスタンはどんな感じだったのでしょうか?長山先生:バンダルバンに関して言えば、地域の人たちの移動と荷物を運ぶ手段は踏み固めた道を背籠の帯紐を頭の額にかけて歩く独特の状態で、農業は焼畑農業が主体であることを考えると、日本で言えば縄文時代に当たる生活状態ではないかと思いますね。酋長だけはゾウを2頭飼っていて、それに乗って移動する姿を見ました。編集部:縄文時代で、酋長がゾウに乗って移動ですか? 日本とはかなり違いますね。そのぶん、研究対象にはなるのでしょうね。長山先生:そうですね。私は未開発地域の交通・移動の調査のためでしたが、同行した大阪大学医学部講師だった中川米造氏は、アユルベーダー医学など東洋医学を専攻していて、ビルマ国境地域に住む医療を行う呪術師に会うのが目的でしたし、同じく阪大の薬学部生薬学教室の助手だった難波恒雄氏は、東洋医学の生薬素材を採集することが研究課題でした。2人の誘いを受けて、チャクマ族の学生で通訳のスデール君と4人でサング川を遡ることにしました。編集部:未舗装路どころか、川を船で遡っての移動だったのですね。長山先生:船頭が1人で、2人ずつ2列で4人が船底に横になれる程度の川船で朝早くに出発しました。通訳の話では昼頃に目的地に着けるということだったので心待ちにしていたのですが、昼頃になると船頭は何もない川岸に船をつけて、炊事を始めました。カレーを作ってくれて食事を終わると、水量の少なくなっている川に入って水遊びなどを楽しみました。編集部:先ほどの喧騒とは違い、ずいぶんのんびりとした展開になりましたね。長山先生:そのとおりで、そのあとも同じように川上に向かって船頭が漕ぎ出したのですが、そのうち船底から水が浸み出してきて、3時間位ごとに水を掻き出す仕事が加わりました。さらに、船はときどき頭を隠している岩の上に乗りあげて動けなくなるので、そのたびに私たちは川の中に飛び込んで船を岩から外すという仕事も加わったものです。編集部:のんびりとしたかと思ったら、また凄い展開ですね。冒険小説のようです。長山先生:夕方になると船頭が川岸に上がって食事の用意を始めて、食事が終わると再び船に乗って真夜中になっても川上へと漕いで向かっていくのです。両岸は鬱蒼としたジャングルで得体のしれない動物や鳥の鳴き声がするという気持ちの悪い状態なのです。編集部:まさに『ジュラシックパーク』じゃないですか!? 気が小さい人じゃ、パニックになりそうです。長山先生:たしかにそうですね。でも、船底に寝転んで見る夜空は満天の星空で、南十字星もくっきり見え、得も言われぬ体験をしたものです。眠っていると耳の辺りに水が触れる感触がして、浸水だということで慌てて水を掻き出す作業をしたあと、また船は岩に乗り上げてしまいました。船頭が休むこともなく漕ぐのは気の毒だから、岩に乗り上げたのを機にみんなで寝ようとしましたが、船頭は船尾に蹲(うずくま)って寝るのです。朝になり昼となり夜となって3日目の昼頃になってやっと集落らしき所に到着したものです。そこまでの川岸では集落らしいものは見ませんでしたが、ときどき女性が衣類らしき物を木片で叩いて洗濯している姿は見かけたものです。1964年の先進国の交通状況としては、ヨーロッパではドイツを中心としてスイス、オーストリア、フランスしか見ていませんが、その当時アウトバーンはドイツにしかなく、日本の高速道路では1963年7月に栗東―尼崎インターチェンジ間に名神高速道路 が開通した時代のものでした。それでも未開発地域の交通とは言えない移動の状況を比較して経験したことは、私にとって一生のかけがえのない知識となったものです。
『JAF Mate』誌 2016年11月号掲載の「危険予知」を元にした「よもやま話」です
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