新型レクサスLBX登場！──GQ新着カー

レクサス最小の新しいSUVに注目！

パワーユニットは最新のハイブリッド

6月5日、レクサスは、コンパクトSUV「LBX」を発表した。

新型LBXは、トヨタ「ヤリス・クロス」のレクサス版ともいうべきモデルだ。ボディは全長4190 mm、全幅1825mm、全高1560mm、ホイールベース2580mm。タイヤは225/60R17と225/55R18の大径サイズを採用した。

プラットフォームは、コンパクトカー向けの「GA-B」をレクサス用に改良を実施した。軽量かつ高剛性、低重心のボディをベースに慣性諸元を最適化。ドライバーの着座位置を下げることで重心高と全高を下げつつも十分な室内空間を確保した。

ボディ骨格の接合には短ピッチ打点技術や構造用接着剤の採用部位を拡大するなどし、操縦安定性や乗り心地を高め、NV性能（ノイズ/バイブレーション）の低減に寄与する。

足まわりでは、フロントサスペンションに新開発のマクファーソンストラット式を採用。キャスター角を大きくとることで高い直進安定性を確保するとともに、車体ロール時のトーイン変化量を抑えアンダーステア特性を低減した。リヤサスペンションは、FWD（前輪駆動）モデルが軽量高剛性なトーションビーム式を、4WDがトレーリングアーム式2リンクダブルウィッシュボーンを採用。ショックアブソーバーも新開発だ。

搭載するパワーユニットは高効率な1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジン（M15A-FXE）とモーター、高い電池出力を誇るバイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせたハイブリッド・システムだ。

さらに走行シーンにより加減速を最適化する駆動力制御を採用した。登坂時などには路面の勾配変化を読み取り、加速および減速トルクをアシストすることでアクセルやブレーキ操作回数の低減に寄与する。

くわえてワインディング走行などにおいて前後左右Gの高い走行を判定すると、アクセルオフ時の減速アシストを増加。エンジン待機回転数を維持し再加速をアシストする。

オーダーメイドシステムも用意エクステリアでは、フロントまわりの「ユニファイドスピンドル」デザインを採用。新しいスピンドル形状のフロントグリルや、フードとバンパーの間にあるスリット、薄型のLEDヘッドランプが目をひく。

ボディサイドでは大径タイヤを強調する、大胆に張り出したフェンダー造形で、走りを予感させるダイナミックさを表現した。リヤまわりでは「Lシェイプ一文字シグネチャー」ランプを配した。

ボディカラーは「ソニッククロム」や「ソニックカッパー」などを含む9色にくわえ、ルーフがブラックとなるバイトーン仕様も用意した。

インテリアは、新型「RX」などとおなじく「Tazuna Concept」を採用。手綱一本で意思疎通を図る人と馬の関係性に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の操作が可能な空間を実現した。

インパネ中央には大型の9.8インチ タッチディスプレイを設置。多くの機能をディスプレイ内に集約し、物理的なスイッチを大幅に減らした。メーターは12.3インチの大型フル液晶を採用した。アンビエントイルミネーションは64色から選べる。

オーダーメイドシステム「Bespoke Build」も用意。シート表皮色、シートベルト、ステッチ糸の色替え、配色構成のバリエーション拡大などを含む約33万通りのバリエーションを実現した。

運転支援システム「Lexus Safety System +」を採用。「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、危険に近づきすぎないよう運転操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」や全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなどを含む。

新型LBXの日本発売は今秋以降を予定する。

文と編集・稲垣邦康（GQ）

Comments

恥も外聞も無いトヨタの戦略ｗ

ビッツのエンジンと同じレクサスか・・・
恥ずかしくて道を走れない俺は