F1カナダGPを主催するオクタン・レーシング・グループは、レース終了直後にスチュワードから呼び出され、戒告処分を科した。これは観客がコースに早すぎるタイミングで入ったことが原因だ。
問題になっているのは、レースが終わり各車がパルクフェルメに戻るクールダウンラップの最中にかなりの数の観客がコースに入ったことだ。
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近年ファンがレースコースに早すぎるタイミングで入ったのはこれが初めてではないため、FIAはこの度重なる問題についてカナダGPのプロモーターを正式に召喚し、対応を強化することを決定したようだ。
事件を調査した結果、スチュワードはプロモーターが国際競技規約第12.2.1.h条に違反していると判断した。この条文では『結果的に危険な状況となるような、いかなる危険な行為または適切な対策の不履行』を国際競技規約の違反と定義している。
映像証拠に基づき、スチュワードは『イベントのために実施されることが期待されたセキュリティ対策、および/またはセキュリティ担当者、および/または設備が機能しなかったか、十分でなかったため、観客とドライバーにとって安全でない環境がもたらされた』と判断した。
スチュワードのヒアリングにおいて、プロモーターはより多くのリソースを割り当てたにも関わらず、イベントのセキュリティ対策がファンの早期コース侵入を防ぐのに十分強固なものではなかったことを認め、状況は容認できるものではなく、徹底的に調査されることに同意した。
スチュワードは、プロモーターが9月30日までにFIAに正式な改善計画を提出し、再発防止策を提示しなければならないと決定した。
さらにスチュワードは、この問題は安全性とセキュリティに関わる重大な問題であるとしてこの問題を調査するようFIAに促し、再び同じことが繰り返された場合には、多額の金銭的ペナルティが科されることになると警告した。
カナダGPには4日間で35万人の観客が訪れ、2023年の34万5000人を上回った。しかし記録的な数のファンが押し寄せたことで、サーキットがある人工島(ノートルダム島)の窮屈な環境では他にもいくつかの物流上の問題が発生していたようだ。
また残念ながら、F1では観客が早すぎるタイミングでコースに侵入するのはあまり珍しくない。昨年のオーストラリアGPでもFIAのセキュリティプロトコルに違反した問題でプロモーターが呼び出しを受けた。
その際はまだマシンが走っている最中に観客がコースに侵入しただけでなく、クラッシュしコースサイドに残っていたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のマシンや、回収されたニック・デ・フリーズのアルファタウリのマシンにもファンが接近できる事態となっていた。
これを受けて2024年のオーストラリアGPではコース侵入が禁止され、長年の伝統に終止符が打たれた。
2023年のブラジルGPでも同様の事態が発生し、マシンがチェッカーフラッグを受けた直後のターン1でファンがコースに乱入した。
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みんなのコメント
フーリガンは 簡単には引き下がらないよ。
残念だけとレースが終了しても
コースには観客は入れ無い横に規制するしか無いでしょう。