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新井大輝のシュコダが圧勝。2020年王者、4年ぶりの全日本ラリー総合優勝果たす/第2戦唐津

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新井大輝のシュコダが圧勝。2020年王者、4年ぶりの全日本ラリー総合優勝果たす/第2戦唐津

 4月13日(土)から14日(日)にかけて、佐賀県唐津市を中心にJRC全日本ラリー選手権第2戦『ツール・ド・九州2024 in 唐津』が行われ、新井大輝/松尾俊亮組(Ahead Skoda Fabia R5)が2024年シーズン初優勝を飾った。

 開幕戦ラリー三河湾からひと月以上のインターバルを置いて開催された今大会は、初日のレグ1に6つのターマック(舗装路)ステージ、最終日となるレグ2も同じく6本のターマックステージが用意され、計12本のスペシャルステージ(SS)で争われる予定だった。しかし最終SS12は計測機器の故障によりステージキャンセルに。このためSS11までの走行結果にて総合のリザルトが確定している。

ヘイキ・コバライネンが開胸手術の成功を報告。現在はラリー復帰を念頭に自宅で療養中

 先日、開胸手術の成功を報告したディフェンディングチャンピオン、ヘイキ・コバライネン不在のなか始まった今大会はSS1から新井が躍動した。オープニングステージで、世代違いのシュコダを駆る福永修(OSAMU焼肉ふじ☆CTE555ファビア)を11.5秒引き離してトップに立つと、続くSS2では実父の新井敏弘(SUBARU WRX S4)を7.1秒差で下し連続ベストをマーク。午前中最後のSS3も制し日中のサービスを前にして後続に25秒以上のマージンを築いた。

 午後に入るとマシントラブルにより後れを取っていた勝田範彦(GR YARIS Rally2)が本来のペースを取り戻し、今大会初のステージウインを飾るとともにスバルの新井を逆転して総合3番手に浮上する。勝田はSS5で2番手タイムを記録し福永もパス。これで総合2番手に浮上したが、SS5とSS6を制した新井大輝との差はこの時点で40.2秒となっていた。

 レグ1で大きな貯金を稼いだ新井はこのギャップを有効利用しつつ、最終日もSS9とSS11でベストタイムをマークしながら余裕の勝利。王座を獲得とした2020年シーズンの唐津以来となる総合優勝を果たした。コドライバーを務めた松尾にとっては全日本ラリー初参戦・初優勝となっている。

 新井/松尾組に続いたのは開幕戦を制した勝田だ。その差は40.4秒だった。総合3位には福永が入り第1戦と同じ顔ぶれが表彰台に並んだ。スバルの新井は総合4位フィニッシュ。開幕戦と同様にコバライネンの代役としてAICELLO速心DLヤリスRally2をドライブした田口勝彦が5位となった。JN-2からJN-6の各クラスウイナーは下記表のとおりだ。

 全日本ラリー選手権の次戦は第3戦『久万高原ラリー』。愛媛県久万高原町が舞台となるターマックラリーは、4月25~17日に開催される。

■2024年全日本ラリー選手権第2戦ツール・ド・九州2024 in 唐津 順位結果
Pos.Driver・Co-DriverMachineTime総合優勝新井大輝/松尾俊亮Ahead Skoda Fabia R555'52.7総合2位勝田範彦/木村裕介GR YARIS Rally256'33.1総合3位福永修/齊田美早子OSAMU焼肉ふじ☆CTE555ファビア56'59.1JN-2優勝三枝聖弥/船木一祥名古屋スバル ラック DL WRX58'42.9JN-3優勝長﨑雅志/大矢啓太NTP NAVUL GR8659'59.8JN-4優勝高橋悟志/箕作裕子ミツバWMDLマジカル冷機スイフト59'58.3JN-5優勝河本拓哉/有川大輔DL・クスコ・WM・TWR・OTSデミオ1h01'02.3JN-6優勝天野智之/井上裕紀子TRT・DL・アクアGR SPORT1h04'14.6

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