■革新のEVと、官能のV8。どっちにも感動させられた!
コロナ禍でいつもとはまったく違った1年間だった2020年。そのような状況下で試乗したクルマのなかから、モータージャーナリスト嶋田智之氏の感性に訴えかけたベストスリーを選出してもらった。
オーラが凄まじい! 3000万円の「トムス センチュリー」 誰もが二度見する存在感
自動車メーカーが自社の未来を真剣に見つめて本気で電気自動車を開発するとこんなにも凄いモノができるのか! と驚かせてくれたクルマがある。
●第3位:アウディ「e-tron スポーツバック」
アウディ「e-tron スポーツバック」である。力強さ、滑らかさ、重厚さ、高級感。ピュアEVとしての長所が抜群の出来映えでそこにあったのはもちろんだが、何が凄いって、乗り味がどこを切り取っても徹頭徹尾アウディ。アウディ以外の何者でもないのだ。
例えば雨に濡れたサーキットで故意に不安定な姿勢を作り、前後のモーターによる電動4WDとはどんなだろう? なんて試してみたのだけど、そのフィールはまるで内燃機関アウディのクアトロ・システムそのもの。違和感ゼロ、なのだ。
本来、内燃機関のクルマと電気自動車はまったく別の乗り物だと考えるべき。けれど違う乗り物なのに、完全に同じ哲学の元で作られていることがありありと判る。そのこだわりっぷりには感動させられた。ちょっとばかり衝撃的だったのだ。
●第2位:マセラティ「グラントゥーリズモMC」
2007年にデビューした「グラントゥーリズモ」が、2019年初冬に生産終了となって、その最終に近いモデルに乗る機会があった。相も変わらず素晴らしく甘美なクルマで心が鷲掴みにされた。
その源というべきなのは、マラネロ由来の自然吸気V型8気筒、ティーポF136ユニットだ。
2001年にクーペ/スパイダーに搭載されて以来、マセラティをずっと支えてきた名機である。試乗車の「MC」用はたった460psと520Nmだが、まぁそれはどうでもいい。
マセラティ用F136ユニットは、アクセルペダルを1mm踏んだり戻したりするとその分だけ美しくオクターヴを上げ下げする素晴らしい音色を聞かせてくれるし、滑らかで艶っぽい回転感覚を味わわせてもくれる、絶品ともいえる快感ユニットなのだ。
その、ただ転がしてるだけで背筋がゾクゾクするようなエンジンを積んだクルマに、もうピリオドが打たれている。時代は移り変わるものだが、なんだか寂しいな、と思う。こうなったらユーズドで……?
■パワーと使い切って走る愉しさナンバーワン!
クルマの愉しみ方は人それぞれ。眺めるだけでもいいし、コツコツとレストアするのもたのしい。では、ドライビングして楽しいクルマとはどんなクルマなのだろうか。
その答えのひとつが、嶋田氏が2020年のベストカーに選んだアバルトであることは間違いないだろう。
●第1位:アバルト「595シリーズ」
500psだ600psだ700psだ、という強大なパワーを持っていても、いろんな意味で、それを解き放つことなんてできやしない。
アクセルペダルにのせた右足も自由度がなくて、逆に退屈。
でも、こういうクルマならストレスなしにあれこれ気持ちよく走れるんだよな……とあらためて気づかせてくれたのが、アバルト「595シリーズ」だ。
とりわけ「595ツーリズモ」をベースにした限定車、「595ピスタ」は街でも峠でも最高に楽しかった。試乗車はオープントップの“C”ボディにマニュアルトランスミッションの組み合わせ。それに僅か165psだけど気持ちよく弾けるエンジンと曲げていきやすいツーリズモのシャシ。
車体の小ささも効いて、いかなるときも気持ちよく駆け抜けられる。とんでもないスピードじゃなくて、気持ちよく昂揚できるスピード“感”があればいい。日常的に楽しめるこれからのスポーツカーの理想形ってもしかしたらこういう方向? いや、ちょっとマジメに欲しくなっちゃった。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント