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アドレス110に負けない! プレス成型レーザー溶接のeSAFフレームを新採用したホンダDio110が宣戦布告!!

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アドレス110に負けない! プレス成型レーザー溶接のeSAFフレームを新採用したホンダDio110が宣戦布告!!

■根強いファンに支えられている“いぶし銀”

 原付一種(50cc)のような最高速度や2段階右折の縛りがない原付二種スクーター。自賠責保険は原付一種(50cc)と同額で、もしクルマを所有していれば、任意保険でファミリーバイク特約に加入することもできるなど経済性にも優れます。

38万円で3人乗れる! 125ccのチョイ乗りトライクとは?

 それでいて、乗るのに必要なAT小型限定普通2輪免許は最短2日間で取得可能と、手軽さも大きな魅力。最近では「3密」を避ける移動手段として、あるいはフードデリバリー(宅配)など需要はますます高まる一方です。

 各社ラインナップも充実し、『PCX』など車体価格が30万円を超える趣味性の高いモデルも登場。選択肢が増え、ユーザー層も拡大傾向にありますが、信頼できる性能で、よりリーズナブルにという層も根強いのがこのセグメント。ホンダなら『DIO110』が支えています。

 大きく取り上げられることがなかなかない『Dio110』ですが、2月25日(木)にフルモデルチェンジして発売することに。エンジン、フレームを新設計したというので、早速、実車をじっくり見てきました。

■先代のフォルムを踏襲しつつ、細部をグレードアップ

 実車を目の当たりにすると、あれれ、外観はさほど大きく変わっていないというか、どこが違うのだろう?っていう感じ。しかし先代の写真と見比べると、細部の仕上げが異なっていることがわかります。

 新型はヘッドライトの下、フロントカバー上部に黒いパネルが組み込まれ、ウインカー/ポジションランプのレンズも形状変更し大型に。よく見れば、ミラーやサイドパネル、マフラー、タンデムステップ、リヤフェンダー、テールエンドまわりなど、いたる所が変わっているではありませんか。マフラーカバーやフロアステップなどには幾何学模様が施され、上質感が演出されています。

 カラーリングは全4色の設定で、「パールジャスミンホワイト」と「ディセントシルバーメタリック」が車体本体価格24万2000円(税抜22万円)、「マットスターリーブルーメタリック」と「マットギャラクシーブラックメタリック」は24万5300円(税抜22万3000円)で、マットカラータイプでは車体後方側面に立体エンブレム、さらにグレーのステッチが施されたシートが採用されます。

■ロングストローク化した新作エンジンを搭載

 さて、ここからが本題です。フルモデルチェンジですから、外観が変わっただけではありません。新設計の「eSPエンジン」は空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブはそのままにボア・ストロークを刷新し、ロングストローク化。排気量を108→109ccにし、コンパクトな燃焼室で圧縮比を向上しています。

 最高出力および最大トルク値は下がりましたが、多用する低中回転域がより強力に。エンジンからの動力をより効率的に後輪へ伝達するダブルコグベルトも駆動系に採用され、低燃費化も実現しました。

■従来型ボア・ストローク:50.0×55.1mm排気量:108cc圧縮比:9.5最高出力:9.0PS/7500rpm最大トルク:9.3Nm/5500rpm車体重量:100kg

■新型ボア・ストローク:47.0×63.1mm排気量:109cc圧縮比10.0最高出力:8.7PS/7500rpm最大トルク:9.0Nm/5750rpm車体重量:96kg

 高張力鋼板(ハイテン材)を素材に、加工精度の高いプレス材をレーザー溶接する「eSAFフレーム」は、インドネシア生産の『Genio(ジェニオ)』などアジアで展開する他のモデルと共用。鋼管フレームだった従来型から車体重量を4kg減らすなど、高剛性と軽量化を高い次元で両立しています。

 プレス成型により、縦方向からの外力に強いフレームとなり、サスペンションが路面から受ける衝撃の吸収力をより高めるなど、軽量化と相まって快適で軽快な走行を実現しました。足まわりは安定感のある乗り心地をもたらす14インチの大径ホイールを継承。ブレーキもフロントシングルディスク、リヤ機械式リーディング・トレーリングドラム式を先代から継承しました。

■スマートキー採用などで利便性向上

 また、キックスターターペダルやアイドリングストップ機構を継続しつつ、スマートキーシステムを新採用。走行距離などを表示する液晶ディスプレイが組み込まれたアナログメーターには、低燃費走行をサポートするECO インジケーターも新たに装備されました。フタ付きのフロントインナーボックスが左右に備わり、利便性も向上しています。

 全色にツートーンカラーのシートがおごられているのも見逃せませんし、フルモデルチェンジしたにも関わらず価格は税抜きで6000円しか上がっていません。アンダーボーンフレームで乗り降りしやすく、足もとはフラット。『Dio110』を指名買する人は少なくないでしょう。

 最後に筆頭ライバルとなるスズキ『アドレス110』とスペックを比較しておきます。

■アドレス110エンジン:空冷SOHC2バルブ単気筒車両重量:100kgシート高:755mm燃料消費率(WMTCモード):48.9km/L最高出力:8.8PS/7750rpm最大トルク:8.6Nm/5750rpmタイヤサイズ(前/後):80/90-14、90/90-14車体価格:22万5500円

■Dio110エンジン:空冷SOHC2バルブ単気筒車両重量:96kgシート高:760mm燃料消費率(WMTCモード):54.9km/L最高出力:8.7PS/7500rpm最大トルク:9.0Nm/5750rpmタイヤサイズ(前/後):80/90-14、90/90-14車体価格:24万2000円

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みんなのコメント

4件
  • もっとはっきり、「こういう点がアドレス110に負けない、優れている」ってライターの自身の感じ方を書いてくれ。「アドレスに負けない」ってタイトルで釣っておきながら、プレス発表をそのまま言葉にしたような記事だと、結局、Dioのどこがいいのかわからない。

    「軽くなった」「フレームがプレス成型になった」「ロングストロークになった」「回転域は下がった」、それが乗り味にどう表れたのか知りたかった。
  • スズキというメーカーは本当に素晴らしい仕事をしていますね。
    乗った瞬間に分かりました、
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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