かわいいフォルムは賛否分かれる? キュートだけど売れなかった迷車3選
2021/03/18 16:10 くるまのニュース 6
2021/03/18 16:10 くるまのニュース 6
■かわいさ満点ながら売れなかったクルマを振り返る
クルマの販売台数を左右する要素はいくつか挙げられますが、もっとも重要なのは外観のデザインです。
たとえばクルマ選びをおこなう際では、ひと目見た瞬間に好き嫌いが分かれるケースも多いのではないでしょうか。
各自動車メーカーはデザインには多くの予算と時間をかけ、複数のプロセスを経て最終的なデザインの決定をおこないますが、なかにはターゲットを絞り込んだデザインを採用することもあります。
そこで、コロッとしてかわいいデザインながら売れなかったクルマを、3車種ピックアップして紹介します。
●オートザム「レビュー」
マツダは車種の拡充と販売増を目的として、1980年代の終わりに5つの販売チャネルを展開しました。そのひとつであるオートザムから1990年に発売されたのが「レビュー」です。
外観デザインは丸みを強調したキュートなルックスを採用し、ボディサイズは全長3800mm×全幅1655mm×全高1470mmと非常にコンパクトですが、リアには容量280リッターの独立したトランクスペースがあるセダンとなっています。
また、トールスタイルとしたことで、身長180cm前後の大人でも頭上に余裕がある広い室内を実現。
エンジンは1.3リッターと1.5リッターの直列4気筒SOHCを搭載し、トランスミッションは5速MTと4速ATが設定されました。
グレード展開は幅広く、上級グレードには前後どちらからも開く画期的な電動キャンバストップが設定され、リアシートからも開閉操作が可能とするなど、斬新なアイデアも盛り込まれています。
価格は80万円台からと安価で競合するコンパクトセダンは少なかったものの、このクラスではハッチバックが主流で販売的には苦戦し、1998年に販売を終了。実質的な後継車は「デミオ」です。
●日産「NXクーペ」
1990年に発売された日産「NXクーペ」は、7代目「サニー」をベースに開発された3ドアハッチバッククーペです。
6代目サニーまではクーペの「RZ-1」をラインナップしていましたが、7代目はセダン専用車となったため、NXクーペは別車種として展開されました。
ボディサイズは全長4140mm×全幅1680mm×全高1310mmとショートスタイルで、カジュアルなイメージでデザインされており、やわらかなカーブの曲面で構成され、楕円の異形ヘッドライトを配置したフロントフェイスが印象的です。
北米市場の「ちょっとおしゃれで、知的で流行に敏感な女性」をターゲットとしたデザインは、カリフォルニアのNDI(日産デザインインターナショナル)によっておこなわれ、北米で人気だった「300ZX(Z32型フェアレディZ)」のエッセンスが随所に散りばめられています。
また、ノーマルルーフのほかにルーフの左右を脱着できる「Tバールーフ」も設定されるなど、やはりフェアレディZをモチーフにしていました。
エンジンは1.5リッター、1.6リッター、1.8リッターの、いずれも直列4気筒DOHCを搭載し、トランスミッションは4速ATと5速MTを設定。
アメリカではホンダ「CR-X」と同様に「セクレタリーカー」として一定の人気がありましたが、日本ではクーペのスポーツ志向が高まってきたことから販売は苦戦し、発売から4年後に生産を終了しました。
■スズキ製パイクカーといえるモデルとは!?
●スズキ「X-90」
スズキは1993年に開催された第30回東京モーターショーに、奇抜なデザインのコンセプトカー「X-90」を出展しました。
各部が丸みを帯びた2ドアセダンのようなスタイルながら、最低地上高が高いボディによってSUVという位置づけで、来場者から好評だったことから2年後の1995年に市販化されました。
市販モデルの車名はそのままX-90とされ、同社のSUVである初代「エスクード」のラダーフレームをベースに、Tバールーフの2シーターボディを架装。
ボディサイズは全長3710mm×全幅1695mm×全高1550mmと、かなりコンパクトです。
パワートレインやドライブトレインもエスクードから流用され、エンジンは1.6リッター直列4気筒SOHCを搭載し、トランスミッションは5速MTと4速ATを設定。駆動方式はパートタイム式4WDとなっています。
X-90は欧州などに輸出されましたが、日本では2シーターSUVという特殊なクルマに対して需要がなく、わずか2年ほどで販売を終了。
あくまでもパイクカーというコンセプトだったことから、短命だったのは想定内だったと思われます。
※ ※ ※
かつては奇抜なデザインの国産車が数多く輩出されましたが、近年はあまり見られなくなりました。
現在、多くのクルマはグローバルで販売することが前提に開発されていますから、奇をてらったデザインを採用することは難しいといえます。
日産のパイクカー3兄弟のように台数や期間限定の少量生産で良いという余裕も、今のメーカーには厳しいのかもしれません。
F1イギリスGP、”コース乱入”の危険アリ。地元警察、過激なデモ活動を警戒
ハミルトン、F1に未だ残る人種差別的風潮に「時代遅れな声を聞き続ける必要はない」と苦言。具体的な行動促す
ブガッティ シロン 世界最高速仕様…グッドウッド2022ヒルクライムに登場
F1で培った技術を注入!輸入車最高レベルの燃費25.2km/ℓを実現したルノー「ルーテシア E-TECH HYBRID」
「走って良し、燃費も良し、価格も良し!」の三拍子揃ったハッチバック!──新型ルノー・ルーテシアE-TECHハイブリッド試乗記
VW、ブランド初のEVセダン発表…『ID.エアロ』は2023年から生産へ
アウディ、A3 など5車種2万台をリコール…燃料漏れ
アルボン、ウイリアムズの”トップチーム似”の新アップデートに期待大「走りたくてウズウズしてる」
プロの技術を直伝! 普通車の運転講習、路線バスの運転手が教えます! 取り組みの背景は?
ジムニーオーナー必見…専用ドリンクホルダーやマンガに登場したレトロな一品も 【特選カーアクセサリー名鑑】
ラグジュアリーなカスタマイズカーが似合う男性芸能人、3位GACKT、2位木村拓哉、1位は?
メルセデス、イギリスGPでレッドブル&フェラーリに匹敵できる!………”かも”? ラッセルが期待を語る
「シビック e:HEV」発売 価格は394万200円 販売計画台数月販300台
発表は10月、1000万円超えでも買う価値あり! 次期「BMW M2」はM3/M4譲りのシャシーや新ATで走りを大きく洗練させた
ホンダ、新型SUV「ZR-V」のティザーを予告。気になるボディサイズは?
国産ミニバンが苦手ならコレ! おしゃれMPV「シトロエン ベルランゴ」を詳しく解説
フォレスター「STI Sport」追加! この夏のマイチェンに合わせた新グレード
赤のくまどりにレーザーライトの目立ちまくりレーサー「M4CSL」にくぎ付け! 世界1000台、日本向けも瞬殺必至
愚直なまでに”マツダらしさ”を追い求めたCX-60。SUVでも”人馬一体“と”美“は表現できるのか
最新ゴルフ風デザインに変化! フォルクスワーゲン「ポロ」改良版発売
フリード改良&特別仕様車追加! シートヒーター標準装備など快適度アップ