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見た目だけなんて言わせない! 意外と悪路も走れるSUV&クロスオーバー5選

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見た目だけなんて言わせない! 意外と悪路も走れるSUV&クロスオーバー5選

 SUV人気に流されて見た目だけSUVのクルマもチラホラ……。やっぱりSUVなら悪路が走れないと意味がない! ということで実は悪路走破性が高いクルマを5台紹介。意外とタフに走ってくれるクルマを厳選した!

※本稿は2023年5月のものです
文/斎藤 聡、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年6月10日号

見た目だけなんて言わせない! 意外と悪路も走れるSUV&クロスオーバー5選

■最近のSUVは侮れない!

ホンダ フィットクロスター(価格帯:227万400~262万200円〈4WD〉)。最低地上高155mm(4WD)まで高め、185/60R16タイヤを履いた。4WDはメカニカルタイプで後輪駆動力も確実で力強い

 SUVを名乗ればなんでも売れる、そんな風潮にちょっとモノ申したい気分があったりなかったり……。走破性もさして高くないクルマの外観をSUV風味にして、それで売れればOK、というのはどうにも納得できない。なんてひとりいきっていたのは数年前の話。

 いまや電子制御……特にブレーキによる空転制御によって、“なんちゃってSUV”と侮れないくらいよく走るクルマが増えている。もちろん走破性の高さを誇るほどではないけれど、オンロードモデルに対して明らかにアドバンテージがあるレベルは確保する。

 その代表モデルにとして挙げたいのが1位に選んだフィットクロスター。ちょっと車高を上げただけのSUV風味のフィットと思っていたら、4WDはメカニカルに後輪に駆動力を伝えているため駆動力の強さを実感できる。155mmのロードクリアランスも想像以上に余裕がある。

 e:HEVクロスターはモーターと姿勢制御システムの相性が抜群。ホイールスピンを瞬時に抑え滑りやすい道をスイスイ走ってくれるのに驚かされた。

 クロスビーは、特に充実装備の4WDがおススメ。一見するとデザイン重視のSUV風味のモデルだが、スノーモードやヒルディセントコントロール、グリップコントロールを設けて雪道など滑りやすい路面での走破性を高めている。

■電子制御で2WDでも強い

トヨタ ヤリスクロス(価格帯:189万6000~293万6000円)。ガソリン車の4WD性能は高く、ガチで悪路走破性が高いのだ

 ヤリスクロスはヤリスと言いながらボディがひと回り大きく、ロードクリアランスもたっぷり170mmあるので、悪路走破性が高い。選ぶならオフロードも得意とする“立派なSUV”の4WDがおススメだが、FFもトラクションコントロールとブレーキ制御で一般的なFFレベルを超えた走りを見せる。

 ロッキー&ライズは外観もSUVそのもの。ロードクリアランスが185mmもあるので、FFでも思いのほかよく走る。見た目と性能の釣り合いを考えるなら4WDだけれど。

 5位に挙げたキックスはモーター駆動ということもあって、姿勢制御装置との相性が抜群。凍結路を走っても、タイヤの空転がほとんど感じられず、スムーズに加速してくれる。4WDはむしろ走りのいいSUVに入れたいくらい。

 ありていに言ってしまえば、ロードクリアランスとブレーキの空転制御、これによって悪路走破性は驚くほど高くなったというわけだ。

【番外コラム】SUVの悪路走破性はここがポイントとなる!!

SUVは横から眺める! 写真内に示したアプローチアングル(A)、デパーチャーアングル(B)、そしてランプブレークオーバーアングル(C)で悪路走破性がわかる

 SUVの悪路走破性を語る際、まず気になるのが最低地上高というのが一般的だが、それ以上に重要なのがアプローチアングル(A)とデパーチャーアングル(B)なのだ。

 アプローチアングルはタイヤ接地面とバンパー下部を結んだラインと路面の角度で、この角度が大きいほどタイヤを障害物に乗せやすくなるため、実質的な悪路走破性が高くなる、というわけだ。Cはランプブレークオーバーアングルで、突起乗り越え性能の尺度となる。

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みんなのコメント

19件
  • 悪路って意識して走りに行かないと日本にはほぼ無いし
    そういうとこ行く人はなんちゃってじゃなくて本物のオフ車を買う
  • 「最低地上高を155cmまで高め…」
    他のクルマでもそのぐらい 普通 では?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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