タイでは新型の「モンキー125」が発表されたが、時を同じくして新しい「スーパーカブC125」も発表されている。この新型の従来モデルからの最大の変更点は、新型「モンキー125」と同じく、やはりエンジンだった。
ホンダ新型「スーパーカブC125」(タイ仕様)の特徴
スーパーカブらしさや美しいスタイルはそのまま
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デビュー以来「スーパーカブC125」は、従来型の「モンキー125」と同系列である、ボア52.4×ストローク57.9mmの124cc空冷単気筒エンジンを搭載していた。
ところが新型「スーパーカブC125」では新型「モンキー125」と同様の、新型「グロム」と同じボア50×ストローク63.1mmというロングストロークを採用した新しい124ccエンジンが搭載されている。圧縮比なども新型「グロム」と同様であることから見て、タイでは発表されない最高出力などのパワースペックも近似しているだろう。
しかしスポーティモデルである新型「グロム」や新型「モンキー125」がマニュアル5速ミッションなのに対し、実用性も求められるシティコミュータ的な性格である新型「スーパーカブC125」では、ミッションは従来モデルと同じ4速のまま。
もちろんスーパーカブらしく、変速ペダル操作のみでシフト操作できる、快適で扱いやすい自動遠心クラッチや、停止時のみロータリー式となる機構も引き続き採用されている。
エンジン以外の車体周りのメカニズムは、基本的に従来モデルの構成が引き継がれている。国内で販売されている従来モデルの「スーパーカブC125」と比較すると、車体各部のディメンションはほぼ変わらない。大きな差があったのは最低地上高のみだが、これはエンジンの変更や、それにともなうマフラーの形状の違いによるものだろう。
初代スーパーカブC100をオマージュした、伝統的なレトロテイストと現代的なディテールを融合させた美しいスタイリングもそのまま。ただし、これまではオプションだったリアキャリア上のタンデムシートが標準装備となった。
ホンダ新型「スーパーカブC125」(タイ仕様)のカラーバリエーション
ボディカラーには「オリジナルブルー」「エッセンスグレー」という、従来モデルでも設定されていたオーソドックスなものに加え、新たに「ジェントルブラック」を設定。これは従来モデルに存在したソリッドなブラックとは異なり、レッグシールドやホイールまで全身をブラックアウトし、マット仕上げのダークグレーに近い色味を採用してモダンでクールな雰囲気に仕上げられている。
新型「モンキー125」と同じく、現時点では日本向けには導入されていない新型「スーパーカブC125」。果たして日本にやってくるのはいつなのだろうか?
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まとめ:小松信夫
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みんなのコメント
時代だねー。
今のウチに110のカブは買っておいた方がいいかな?
新しいのが出る度に価格を上げてくるし。