日本では知る人ぞ知る存在だった先代とはうって変わって、一躍ルノー・ジャポンの販売の中核を担う存在になったトゥインゴ。その個性的でスタイリッシュなデザインはもちろんだが、抜群の取り回し性能が都市部のオーナーや女性ドライバーの心を掴んでいるという。
一躍ルノーの旗手に躍り出たトゥインゴ
コムテックから幅寄せやアオリ運転にも対応できる360°型のドライブレコーダーがデビュー 【CAR MONO図鑑】
ルノー・トゥインゴが売れている。2017年に日本における輸入車販売台数のトップ10入りを初めて果たしたルノーだが、そこに16年にデビューしたトゥインゴが果たした役割はとてつもなく大きい。
これまで、ルノー・ジャポンの中核を担っていたのはカングーやルノー・スポール系だったのに対し、17年はついにトゥインゴがカングーを抜き、販売全体の4割を占めるまでになったのだ。
なぜトゥインゴは売れているのか? もちろんひと目でフランスを感じさせる気の利いたデザインが一番の要因であることは間違いない。ただこの価格帯において、それだけで売れるほど市場は甘くない。
どうやらその一端を担っているのは、トゥインゴのとんでもない取り回し性能らしいのだ。
リヤエンジンがもたらしたとんでもない前輪切れ角
その小回り性能を実現しているのが、RR(リヤエンジン・リヤホイールドライブ)レイアウトがもたらす前輪の大きな切れ角である。
現代において、コンパクトカーがFF(フロントエンジン・フロントホイールドライブ)レイアウトを採用しているのは、もはや常識である。今回、比較対象として俎上に上げたフィアット・パンダもFFである。
断っておくがこのパンダ、南イタリアをはじめとした地中海沿岸地域や東欧などでは本当にウジャウジャ走っている。リアス式海岸や険しい山岳地帯にへばりついたような集落では、でっかいSUVになんて乗っていられない。頂上の向こう側が見えないくらいの急な上り坂を登り切ったと思ったら鋭角な曲がり角になっていて、右にも左にも大きな石壁が迫り出している……なんて涙目になりそうな場面が1分に1回は現れる。駐車スペースもことごとく狭い。
そんなかの地で、パンダはベストセラーなのである。だからパンダの取り回し性能も世界随一。その最大のライバルがトゥインゴであり、この三代目でRRという飛び道具を繰り出してきたというわけだ。
クラス最長の2490mmというホイールベースで広い室内空間を稼いでおきながら、不利になるはずの最小回転半径でも、このRRレイアウトのおかげで驚くような数値を叩き出したのである。
ルノー・トゥインゴ
フィアット・パンダ
最小回転半径は驚きの4.3m!
では、あらためて本記事のトップ写真を見ていただきたい。通常、多少の切れ角の違いがあっても見た目でわかることはあまりないが、トゥインゴの切れ角の大きさは一目瞭然なのである。その結果……
最小回転半径
トゥインゴ:4.3m
パンダ:4.8m(本国公表値)
同じクラスとは思えないほどの決定的な差を生み出しているのである。え? パンダだけでは参考にならないって? では欧州Aセグメントのもう一台のベストセラーを……
フォルクスワーゲン up!:4.6m
日本には軽自動車があるため、トゥインゴと同じAセグメントがほとんど存在しないのだが、それならばと軽自動車やBセグメントを調べてみると……
スズキ・ジムニー:4.8m
スズキ・アルト:4.6m
スズキ・ハスラー:4.6m
スズキ・スイフト:4.8m
もはやトゥインゴのひとり勝ち状態だ。
そんなわけで、前述の地中海沿岸地域、東欧、そしてホームグラウンドのパリでも現行トゥインゴは引っ張りだこ状態。そしてその勢いは遠い日本にまでやってきたのである。
都市部に住んでいる方、運転に自信のない方にとって、トゥインゴの取り回し性能は購入の大きな決め手になり得るだろう。スキルの高いアナタでも、購入に際して奥さまを説得する強力な材料になるかもしれない。
やはり売れるクルマには理由があるということだ。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?