F1ベルギーGPの走行開始を翌日に控えた7月27日(木)、フェラーリはスポーティング・ディレクターのローレン・メキーズがチームを離脱したことを正式に発表した。このメキーズを含め、フェラーリからは多くの人材が離脱しているが、同チームのドライバーを務めるカルロス・サインツJr.は、新体制は「100%機能すると確信している」と語った。
今年の4月、アルファタウリは今季限りで現チーム代表のフランツ・トストが退任し、フェラーリに在籍中のメキーズが来季から同職を務めることを発表した。フェラーリ側からはこれについての正式発表がなかったが、ベルギーGPの直前にフェラーリもメキーズの離脱を発表するに至った。メキーズは2024年1月1日までガーデニング休暇(技術の流出を防ぐ目的の休暇)を取り、その後アルファタウリに加入することになる。
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一方でフェラーリのスポーティング・ディレクターには、メキーズの後任としてベテランエンジニアのディエゴ・イベルノが就任することになった。
フェラーリからは最近、人材の流出が続いている。メキーズの前には、車両コンセプト責任者のデビッド・サンチェスもチームを離脱し、マクラーレンへと移籍している。また、昨年までチーム代表を務めていたマッティア・ビノットが退任した後、テクニカルディレクターは未だ空席となっている。
フェラーリとしてはその間、メルセデスのパフォーマンス・ディレクターであるロイック・セラを引き抜いたが、このセラがチームに加入するには、2025年まで待たなければならない。
サインツJr.はmotorsport.comのインタビューで「フェラーリにはリーダーシップの体制が欠けているのではないか?」と尋ねられた際、次のように語った。
「僕らの今の体制は、来年のマシン開発にもうまく機能すると100%確信している。リーダーシップは失われていないよ」
サインツJr.はそう語った。
「またフレッド(フレデリック・バスール/フェラーリのチーム代表)はチームを強化するために、最善を尽くしていると感じている。しかしまた、僕らのチームメンバーは、非常に明確な目標を念頭に置いている」
「マシンは風洞実験で順調に開発が進んでおり、光を放っていないなどとは全然感じていないよ」
サインツJr.は、組織を変えるには、今が最適な時期だろうと考えているようだ。
「どちらかと言えば、今年は気楽な1年を過ごしたい。実際、僕らがチャンピオンを目指して戦っているわけでないことは分かっている。組織改革を確実に進め、人材を集めている。できれば近い将来、より困難な課題が起きた時に、我々は強くなっているといいね」
サインツJr.は、メキーズがチームを離れることに懸念はないとしながらも、そのメキーズとはこれまで、いい関係を築くことができていたと語った。
「彼(メキーズ)はここ数年のフェラーリにおいて、明らかに非常に重要な人物だ。そして、チームにも多大な貢献をしてきた」
そうサインツJr.は語る。
「彼とはとても良い関係を築いてきた。彼は非常に積極的だし、チーム全体にとってとても重要な存在であった」
「僕らは皆、彼がいたことに大いに感謝していたと思う。それがおそらく、彼が他のチームで代表の役割を担うことになった理由だろう。彼は僕らのためにも、良い仕事をしてくれたんだからね」
「でも、引き継ぎは既に行なわれている。彼はディエゴが学ぶためにも、大いに協力してくれた」
「彼は、自分がしてきた仕事について学び直した。移行期間については、まったく心配していないよ。既にスムーズに進んでいるからね」
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みんなのコメント
そのため 造られたフェラーリの今年のマシンは、キープコンセプトで ロードラッグにしただけの手抜き作品になり、サンチェスが去ると判ると やっと他のエンジニアの意見が表に出てきて、サンチェスのコンセプトの束縛が消え 慌て修正し始め、少しづつ 結果が良くなって来た…がっ
バジェットキャップと 来年のマシン造りへで、今年はメルセデスの後ろで 終わりそうだ