大幅な進化を遂げ、ついに登場
日産は7月20日、フルモデルチェンジした新型「エクストレイル」を同月25日から販売開始すると発表した。北米仕様の「ローグ」として新型がワールドプレミアされてから2年以上、中国でのデビューからも遅れること1年というタイミングは、「ようやく」という感もあるが、その中身は期待に反しない進化を遂げている。
具体的には、エンジンを発電機として使いモーターで走る「e-POWER」の第2世代をパワートレーンに搭載。さらに、エンジンは日産が世界で初めて量産化した1.5Lガソリン可変圧縮比エンジン「VCターボ」となり、モーターとブレーキを統合制御する電動4WD「e-4ORCE」も実装するなど、最先端技術が盛りだくさんなのだ。
日産 エクストレイルのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
その分、価格の方も2WDが319万8800円~429万8800円、4WDが347万9300円~449万9000円と、ハイブリッド(HV)でも300万円を切っていた先代に比べると若干のアップとなったが、モデルチェンジの内容を考えれば許容範囲だろう。となると、気になるのはライバルとの比較やどれがベストバイグレードか? というわけで、今回は新型エクストレイルを深掘りしてみたい。
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ライバル車にないエクストレイルの特徴
まず、カテゴリーの強力なライバルである「トヨタ RAV4」、そして「ホンダ CR-V」との比較から始めよう。新型エクストレイルのボディサイズは、全長4660mm(-30mm)×全幅1840mm(+20mm)×全高1720mm(-10mm)と、幅が拡大した以外は先代よりむしろコンパクトになっている。先代エクストレイルはライバルの中でも大柄なボディが売りだったが、この点では若干アドバンテージが弱まった。
ただし、RAV4およびCR-Vと比べると、いまだ全長は最も長く、二段に分かれたヘッドライトなどアク強めのデザインを採用したこともあって、存在感は随一といえる。また、ハイブリッドで3列シート7人乗りが選べるのもエクストレイルだけだ(CR-Vの7人乗りは純ガソリン車のみ。RAV4は5人乗りだけの設定)。
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ハイブリッドのスタート価格、実はエクストレイルがいちばん安い
では、エクストレイルのセリングポイントだった相対的に安い価格設定は、新型でもキープされているのだろうか。この点、RAV4、CR-Vのハイブリッド車(FF)は、スタート価格がそれぞれ337万4000円、392万5900円となっており、フルチェンジで値上がりしたとは言え、やはりエクストレイルが一番安い。
4WD(ハイブリッド)のスタート価格も、新型エクストレイルが347万9300円、RAV4が362万7000円、CR-Vが414万5900円と、最新技術を採用したにもかかわらずリーズナブルさが際立っている。さらに、出足からトルクフルなe-POWERの走りや、ワンペダルドライブを実現する「e-Pedal Step」の装備などを考えると、やはりライバル達の中でイチ推しは新型エクストレイルとなりそうだ。
価格と装備で見るおすすめグレード探し
次に、ベストバイグレードを決めたい。駆動方式については、乗り心地にも効くというe-4ORCEに惹かれるものの、ここでは価格を重視しFFに絞って検討する。もちろん、「4駆が必須」というユーザーは全グレード20~30万円の上乗せでe-4ORCEを選べるので安心してほしい。また、7人乗りは4駆の「X e-4ORCE」(393万300円)のみとなるので、こちらも要注意だ。
と前置きした上で、まず最廉価の「S」(319万8800円)について見ると、エントリーレベルとは言え、LEDヘッドライトや前席シートヒーターなど標準装備はかなり充実している。ただし、日産自慢の運転支援機能「プロパイロット」がオプションでも選べず、ボディカラーも白、黒、銀の3色のみの設定となるなど、価格最優先グレードのイメージが拭えない部分はある。
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「X」にオプションを組み合わせるのがベストか
次は、おそらく最量販グレードとなるミドルレベルの「X」(349万9100円)。「S」との価格差は約30万円だが、「X」はプロパイロットに加え運転席パワーシートも標準となるため、このクラスに求められる装備は一通り揃っている。ただ、Apple CarPlayなどに対応したコネクティビティ機能や買い物の際に便利なパワーバックドアは、やや高価だがぜひオプションで装着したいところ。
さらにその上の最上級「G」(429万8800円)は、内外装のコスメが装備差のかなりの部分を占め、価格も400万円オーバーとなってしまうため、追加されるコスメ系の装備に強く惹かれるという場合以外は、おすすめは見送りたい。ということで、「X」にコネクティビティ機能等(41万5800円)およびパワーバックドア等(6万6000円)のセットオプションを付け、しめて約398万円をお勧めチョイスとしたい。
なお、これら基本ラインナップの他にも、ドレスアップした「AUTECH(オーテック)」やオフイメージを強めた「エクストリーマーX」も設定されているから、興味のある人はチェックしてほしい。
最後になるが、ネット情報だとグレードや装備の組み合わせによっては既に年内納車が難しくなっているとのこと。新型エクストレイルに興味のあるユーザーは早めにディーラーへ足を運ぶのが得策だろう。
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みんなのコメント
こういうところがヤラカシチャッテルんだよな日産