■東京モーターショーから数々の名車が誕生
第46回東京モーターショー2019が、2019年10月23日のプレスデーをもって開幕します。
東京モーターショーの前身「全日本自動車ショウ」から数えて65年の歴史がありますが、これまで数々のコンセプトカーが出展されてきました。
そこで、過去に出展されたコンセプトカーのなかから、実際に市販化された注目のモデルを3車種ピックアップして紹介します。
●日産「GT-R Concept」⇒「GT-R」
日産「GT-R」は、2007年の第40回東京モーターショーで市販モデルが発表されました。それまでの国産車では考えられないほどの出力と、高い運動性能を誇り、まさに和製スーパーカーと呼ぶに相応しいモデルです。
GT-Rデビューまでの道を遡ると、2001年の第35回東京モーターショーで「GT-R Concept(コンセプト)」として出展。2003年の第37回東京モーターショーのプレス向け会見で、当時のCEOであるカルロス・ゴーン氏が2007年秋の発表、発売を明らかにしました。
そして、2005年の第39回東京モーターショーでは、市販車に近い外観の「GT-R PROTO(プロト)」を公開し、前述の第40回東京モーターショーで市販モデルを発表しました。
デビュー時の最高出力480馬力は驚異的でしたが、ドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」を拠点に磨き上げられた運動性能にも世界が驚きます。
パワートレインや重量配分の煮詰めにより、天候や路面状況などの条件に左右されることが少なく、ドライバーのスキルに関係なくスーパーカーの醍醐味を味わうことができるクルマであると、日産は説明しました。
その後GT-Rは幾度かのマイナーチェンジを経て、現在は最高出力570馬力までアップし、サスペンションやトランスミッションなども洗練されています。
●ホンダ「EV-STER」⇒「S660」
2015年に発売された軽スポーツカーのホンダ「S660」は、トルクフルな660cc直列3気筒ターボエンジンをリアミッドシップに搭載し、軽自動車を超越した運動性能を持ったクルマです。
デビューの4年前、2011年の株主総会でホンダは、軽スポーツカーの開発をおこなうことを明らかにしました。
その年の第42回東京モーターショーにモーターで後輪を駆動し、ボディの一部にカーボンを採用したコンパクトなEVスポーツカー「EV-STER」を出展。
アグレッシブな外観が印象的なクルマでしたが、実用性をほとんど無視したようなデザインで、「ショー専用で市販化できないのでは」と一部で囁かれました。
しかし「EV-STER」をモチーフにデザインをすべてやり直し、斬新なデザインとした「S660」を開発します。
2013年の第43回東京モーターショーに、ほぼ市販型の「S660 CONCEPT(コンセプト)」が出展されました。
EVではなくガソリンエンジンであり、かつ軽自動車規格の枠内に収められたボディサイズから、早期市販化を望む声が高まります。
2015年の発売直後には軽自動車としてはかなり高額な200万円前後の価格ながらも、契約から納車まで半年以上かかる状況を生む人気車種となりました。
■従来の2倍の燃費性能を目指した画期的なクルマとは!?
●トヨタ「プリウスコンセプト」⇒「プリウス」
世界初の量産ハイブリッド自動車として1997年にデビューしたトヨタ初代「プリウス」は、1995年の第31回東京モーターショーにプロトタイプが出展されました。
プロトタイプに搭載されたパワートレーンはガソリンエンジンにモーターを組み合わせ、コンピューターで協調制御する世界初のもので、エネルギー回生システムや停車時のエンジン停止機構などにより、同じクラスのクルマの2倍となる燃費性能を目標としていました。
実際に市販された初代「プリウス」のパワートレーンは「THS(Toyota Hybrid System)」と名付けられます。58馬力の1.5リッター直列4気筒アトキンソンサイクルエンジンに41馬力を発揮するモーターを組み合わせたもので、10・15モード燃費は28km/Lと、当時としては驚異的な超低燃費を実現。
ボディは5ナンバーサイズの4ドアセダンで、丸みを帯びたデザインのプロトタイプと比べると外観は普通のクルマになっていましたが、ユーザーに抵抗感がないようにしたと考えられます。
初代プリウスは高価だったため、すぐにはヒット作になりませんでしたが、単に省エネ性能だけでなくエンジンとモーターが組み合わされた独特の乗り味が話題となりました。
※ ※ ※
今回紹介した3車種以外にもマツダ「RX-8」、ホンダ「S2000」、レクサス「LFA」、ダイハツ「コペン」などが、コンセプトカーを経て市販化されました。
近年、だいぶ規模が縮小してしまった東京モーターショーですが、どんなコンセプトカーが出るのか、いつ市販化されるのか、そんなワクワクを忘れないでほしいと思います。
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