車のエンタメ [2024.03.01 UP]
中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京のクルマたち その3
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道路も使い込むほどに傷み、いつかは補修が必要になる。そのため日本の高速道路では、定期的に路面のチェックを行っている。そんな道路の点検に関わっているのが中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社だ。さまざまな点検に特化した専用車両を数多く開発し、日々運用している同社だが、その中でも今回は「ロードタイガー」と「ロードキャット」の車種を中心に紹介していきたいと思う。いったいどのような仕組みで道路を点検しているのだろう? そのヒミツをじっくりと見て行こう!
●取材・文・鈴木ケンイチ
●写真:鈴木ケンイチ/中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社
NEXCO中日本が受け持つ高速道路の事業エリアは広い。東海地方を中心に東は東京や神奈川、西は滋賀や三重にまで及び、北陸自動車道や東海北陸自動車道も含む。これらの地域で活躍しているのが今回紹介するはたらくクルマたちなのだ。
新型「ロードタイガー7号車」 2023年11月にデビューの最新モデル!
SPEC ロードタイガー7号車
車体:普通車(バン)
寸法:全長5780×全幅1930×全高2790mm
車両重量:2940kg
エンジン:日産QR25DE型・
直列4気筒ガソリン
総排気量:2488cc
7号車では、パソコンに使うようなディスプレイを用いるようになり、車内モニターのスペースも大幅に縮小された。また、測定にかかる人員も2名から1名に減っている。
車両の屋根にはGNSS(全地球航法衛星システム)からの信号受信機が備えられている。これとIMU(慣性測定装置)により自車位置を測定。測定情報と位置情報を紐づけている。
クルマの左右に1つずつレーザー変位計+加速度計が備えられている。路面にレーザー光をあてて平坦性を測定。加速度計にて、クルマの揺れを補正している。
車両のバックドアの窓の部分に、文字を表示できる表示板が設置されている。「測定中」や、「追突注意」などを表示することで、測定時の交通事故を未然に防いでいるのだ。
車両後ろ側の上に青色LED照明と3Dのステレオカメラを設置。わだち掘れとひび割れの両方を自動で検出できるようになった。これまで2種使っていたカメラが1種に集約。
青色LED照明から路面にライン状に光を照射。3Dのステレオカメラによる左右の視差から、わだち掘れの深さを測定。ひび割れは撮影された映像を自動解析することで検出する。
最新の7号車はコンパクト化と省力化、速度アップを実現
路面性状測定車「ロードタイガー」が誕生したことで、路面の点検の効率は大幅にアップした。それまで人力のため1日数kmしかできなかった測定が、一気に数百km単位に伸びたのだ。
「ロードタイガー」は、1984年の1号車誕生から何度かの世代交代を実施。
現在の最新モデルとなる7号車は2023年11月に導入されたばかりだ。
先代の6号車は、中型車で測定速度は最高時速100kmであった。
それに対して、新型の7号車はベースモデルを普通車(日産キャラバン)とコンパクト化。
さらに自動測定を導入をするなどして、測定体制も3名(ドライバー1名+測定員2名)から2名(ドライバー1名+測定員1名)へと減少している。
測定可能な速度も、新東名高速道路にあわせて時速120kmにアップ。また、青色LED照明の採用により、夜間だけでなく、昼間の測定も可能となっている。
ちなみに高速道路の点検は、各高速道路につき2年に1回を目途に行われているという。
今後は、舗装路面だけではなく、深層部の状態を面的に把握できる新たな測定車両が望まれているという。
●今回取材でお世話になったのは……道路保全の専門家「中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社」
NEXCO中日本グループの一員であり、過去50年以上にわたって高速道路の保全管理を実施してきたのが中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京だ。
舗装や道路、橋、トンネルだけでなく、緑地などの環境、さらには電気・通信、機械・水質、設備まで、幅広く高速道路に関わる保全を実施している。
そうした業務に向けて、道路や橋の点検を行う「ロードタイガー」や「ロードキャット」なども自社開発している。
日常点検車両「ロードキャット」
橋梁にある伸縮装置の点検を音と振動で行うのが日常点検車「ロードキャット」。
路面性状測定車「ロードタイガー」
路面のひび割れなどの劣化を見つけ出す路面性状測定車が「ロードタイガー」だ。
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