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スバル 新型SUV「クロストレック」お披露目 XVから進化したポイントは!?

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スバル 新型SUV「クロストレック」お披露目 XVから進化したポイントは!?

スバルは2022年9月15日、予告通り新型SUV「クロストレック」のワールドプレミアをオンラインで行なった。この新型「クロストレック」は、従来からの「XV」のフルモデルチェンジに相当するが、今回からアメリカ市場で採用されてきた「クロストレック(CROSSTREK)」というモデル名に変更している。

そして新型クロストレックのデザインなどが発表されたが、実はまだプロトタイプの段階で、型式認証も取得していない状態であり、そのため車両詳細、価格、発売時期なども公表されていない。ただ、おおまかなスケジュールでは日本では12月頃に受注が開始されるとされ、実質的な発売は2023年春頃になると予想されている。

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XVとしては3代目となる新型クロストレックのボディサイズは、全長4480mm(4485mm)、全幅1800mm(1780mm)、全高1580mm(1550mm)、ホイールベース2670mm(2640mm)と発表された。括弧内は従来型XVのサイズで、ボディサイズはグローバルCセグメントであり、従来型XVと大きな変更はない。

したがって採用しているプラットフォームはスバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)を手直ししているが、製造工程では新たにインナーフレーム構造にしているため、ボディ全体の剛性感やダイナミックな質感は向上していると推測できる。構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性向上、ルーフ部の取り付けに高減衰マスチックシールを採用するなどの改良により、走行中の上質感やダイナミック性能のアップグレードを図っている。

開発コンセプトとしては、競合車が多く競争の激しいクロスオーバーSUVカテゴリーの中で個性を強調するため、よりオフロード性能を追求すること、従来のデザインをさらに際立たせ、動的質感も高めることで差別化を図るという方向性となっている。

そのため都市部、市街地からアウトドアのシーンまで幅広くカバーする性能、機能を充実させ、「とことん使えて、頼りになる相棒」と呼べるクルマにしたとしている。

デザイン的には、従来型XVはベース車のインプレッサのデザインに引きずられた形跡が多かったが、今回のクロストレックはSUVらしさを前面に打ち出し、ボンネット高さを高めるなど存在感を強めている。また同時にブラックのグリルやオーバーフェンダー・クラッディングなどを全面的に多用することでタフさを表現。ただ、こうしたブラックの樹脂装飾が多いため、やや煩雑なデザインともなっている。

インテリアは、従来デザインを踏襲。センターコンソール上面の位置を高くして包まれ感と上質感を表現。インフォテイメントではレヴォーグなどと共通の11.6インチ縦型ディスプレイを新設定している。これにより、スマートフォンとも連携が可能なインフォテイメントに進化している。

シートは、上級グレードにはファブリック(シルバーステッチ)、標準グレードには、トリコット(シルバーステッチ)を採用し、メーカー装着オプションとして本革シートも設定している。

なおシートは、大学医学部との共同研究による医学的知見を採り入れ、仙骨を押さえて骨盤の支持を強化する新シート構造を採用している。またシートの取り付けも従来型のブラケットを介した取り付けから、シートレールを直接車体に固定する構造に変更し、取り付け部の剛性と振動収束性を向上させている。

シャシーは、フロント・ストラット、リヤ・ダブルウイッシュボーンのサスペンションは変更はないが、取り付け剛性が高められている。また電動パワーステアリングは、従来のコラム式からデュアル・ピニオン式にアップグレードし、操舵フィーリングを向上。ギヤ比は可変ギヤ比を従来通り採用している。

ブレーキ系ではレヴォーグと同様に、よりレスポンスのよい電動部ブースターを採用。プリクラッシュブレーキの応答性、アダプティブクルーズコントロール走行時などでの応答性が向上している。

ホイールは、上級グレードは18インチ、標準グレードは17インチ・サイズ。最低地上高は従来通り200mmを確保し、競合車より優れた悪路走破性を備えている。

パワートレインは2.0Lの水平対向4気筒直噴エンジン+モーターアシストのe-BOXERのみとし、従来設定されていた1.6Lエンジンは廃止されている。e-BOXERは、CVTトランスミッション内にモーターを搭載する従来からのユニットだ。また駆動はアクティブトルクスプリットAWDとなっている。悪路走行用のX-MODE、ヒルディセント・コントロールも採用。

従来のXVでは、アメリカ仕様にはトヨタ方式のシリーズ・パラレル式PHEVが設定されているが、今回のワールドプレミアにおいても言及はなく、電動化の道筋もまったく示されないなど戦略の不明確さも露呈した。

安全運転支援システムでは、4個のカメラによる車両周囲360度を映し出す3Dビュー/トップビューを新たに設定。またスバル初のフルLEDハイ&ロービームランプ+LEDコーナリングランプも新採用している。

アイサイトは、レヴォーグから採用されている新世代アイサイトを採用し、さらにアメリカ仕様に採用されていた広角単眼カメラ(2022年夏から導入)を日本に初導入し、3カメラシステムとなっている。広角単眼カメラは、ステレオカメラでは不得意の近距離の左右視野をカバーするカメラで、これにより、右折時の自転車や歩行者などの検知能力が高められているのだ。

新型クロストレックは、キープコンセプトで、従来型XVの熟成、正常進化モデルということができ、さまざまな性能、機能のアップグレードが図られたモデルとうことができる。メイン・マーケットであるアメリカ市場では今回発表されたクロストレックは2024モデルとされ、PHEV仕様が登場すると想定されている。

   
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みんなのコメント

11件
  • ヘッドライトの形、コレならいいね!
    レヴォーグとかフォレスターとかこういう、イメージのに変更してくれないかしら。
  • 初代XVのデザインがスッキリしていて1番好きだな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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