アメリカのニュース誌『TIME』でも取り上げられたポータブル電源や走行充電器などを手掛けるEcoFlow Technologyから新作が出る! 使い勝手の良いモデルから家庭用蓄電池としても利用できる大容量モデルまで揃ったポータブル電源も魅力だが、バッテリーへの逆充電もできる走行充電器も気になる!! 車中泊需要だけでなく、これからのクルマを支えてくれる製品となりそうな予感!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:EcoFlow Technology Japan、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】定評のあるポタ電と走行充電器の合わせ技でアウトドアも車中泊も防災もバッチリ!! 近い将来のEV時代を支える製品になるかも!?(18枚)
アメリカのニュース誌でも評価されるポータブル電源から新作!
ポータブル電源などを中心に製造・販売を行うEcoFlow Technology(エコフロー)の日本法人「EcoFlow Technology Japan」が2025年10月30日に、東京赤坂にて新製品の発表を行った。
今回発表されたのはポータブル電源である「DELTA 3 Ultra シリーズ」と「DELTA 3 1000 Air」および走行充電器の「Alternator Charger Plus 1000」、「Alternator Charger 600」の2種4製品。なかでもAlternator Chargerシリーズは、クルマで走りながらポータブル電源に充電できるだけでなく、自動車バッテリーへの逆充電も可能というスグレモノ!
ポータブル電源の「DELTA 3 Ultra シリーズ」、「DELTA 3 1000 Air」も性能や使いやすさが従来品よりもUPし、車中泊やアウトドアでさらに活躍してくれそうだ。さっそく製品の詳細を見ていこう。
使い勝手のいいコンパクトサイズだけどパワフル!
最初に目を向けたいのは、コンパクト・軽量でありながらたっぷりと使用できることがウリな「DELTA 3 1000 Air」。サイズはなんと幅22.3×奥行22×高さ26.3cmで重さは約10kg! それでいて、960Whの容量を誇っている。
EcoFlow Technology Japanの発表によれば、これは1000Whクラスのポータブル電源で世界最小・最軽量級だとか! しかもでっぱりのないフラットデザインだからスペースを無駄にとることもなく、それどころか電源の上に安心してモノが置ける。横置きもOKだから、車中の空間を有効活用できるだろう。
独自のX-Boost機能で、800Wの家電まで対応し、たとえば電気毛布だったら約8時間、ポータブル冷蔵庫だったら約15~30時間使用できるとのことだからアウトドアから防災までまかなうことができる。
しかし、肝心なのは充電性能。この「DELTA 3 1000 Air」の場合、ソーラー充電(最大500W)の場合約2.5時間、AC充電(最大500W)なら約2.7時間、シガーソケット(最大100W)なら約10時間となっているが、Alternator Chargerを使用する走行順電(最大500W)ならなんと約2.1時間!
これなら、目的地によっては、移動の最中にすっかり充電できてしまうのだからおどろきだ。
大容量モデルは2モデル展開!
さらに、「DELTA 3 1000 Air」よりも大型となる「DELTA 3 Ultra シリーズ」は、「DELTA 3 Ultra」と「DELTA 3 Ultra Plus」からなる、超大容量・高出力のハイエンドモデル。どちらも容量3072Whで定格3000W出力と基本性能は一緒だ。
異なるのは、DELTA 3 Ultra Plusの方が拡張性が高いという点だろう。DELTA 3 Ultra PlusはDC出力ポートにアンダーソンが1口つくほか、11264kwまで容量拡張が可能となる。また、ソーラー入力がDELTA 3 Ultraは、最大800Wのみなのに対し、DELTA 3 Ultra Plusは1600Wまで対応。
それだけでなく、Alternator Charger入力もDELTA 3 Ultra Plusは、最大で1000Wだが、DELTA 3 Ultraは720Wまでとなっている。
だがいずれにせよ、基本性能は同等なので、購入を考える場合は、どちらが自身の使用目的に適しているかで判断すればいいだろう買ったはいいもののオーバースペックで持て余してしまうなんてリスクが減るので、。目的に応じて選択できるというのは、うれしい要素だ。
太陽光と走行を組み合わせて脅威の充電スピード
性能面だが、さすがにこれだけの大容量、当然家庭用蓄電池としても使用可能なレベル。たとえばテレビだったら約16時間、スマホも約159回分使用できるとのこと。蓄電しているから、急な停電時にも使用できるのが強み。
しかも停電時には、接続機器の電源を0.01秒未満で即座に切り替えてくれる(ただし、無停電電源装置ではないため、重要なデータサーバーや医療機器などの精密機器には使用してはいけない)。
こちらも充電性能は、AC充電(最大1500W)の場合、約2.6時間、ソーラー充電(最大1600W)なら約2.4時間となっている。
もちろん気になるのはAlternator Chargerを利用した走行性能。なんとこの「DELTA 3 Ultra シリーズ」はソーラー充電と走行充電を合わせることができるのだ! 単純な走行充電(最大1000W)の場合、約3.1時間で、ソーラー+走行充電(最大2600W)なら約1.5時間という脅威の短さだ!
これからのクルマ社会を支えるキーアイテムになるか!?
ジャパンモビリティショー2025では、日産が電動スライド式のソーラーシステムを軽EVサクラに搭載した「Ao-Solar Extender(あおぞら エクステンダー)」を出展している。また、弊誌でもホンダの軽EV N-VAN e:に太陽光パネルを積んだ「でん吉」くんが八丈島で活躍中だ。
これからソーラーシステムとクルマの関係がますます深まっていけば、より社会の電化も進んでいくだろう。ひょっとしたら生活と移動の境目を消すのは「電気」かもしれない。そうなれば、ソーラーシステムと走行充電、そしてポータブル電源の関係性はますます重要性を増していくことが予想できる。
エコフローのDELTA 3 Ultra シリーズが、ますます活躍の場を広げていくかもしれない。
気になる発売時期と価格だが、DELTA 3 1000 Airは2025年11月6日より予約開始で、発売は15日。価格は8万7700円(税込)。DELTA 3 Ultra シリーズは11月6日より発売開始で、価格は、DELTA 3 Ultra Plusが36万9800円、DELTA 3 Ultraが34万9800円となっている。いずれも税込価格。
以前には、同社の製品「EcoFlow DELTA Pro」が、2021年に米国『TIME」誌上で「THE BEST INVENTIONS OF 2021(2021年の発明ベスト100)」に選出されており、今回の新商品もますます期待と注目が高まっている
バッテリーへの逆充電を可能にする夢の製品!
さて、ここまで何度も言及してきたAlternator Chargerだが、こちらも今回発表された新商品だ。走行充電器「Alternator Charger Plus 1000」および「Alternator Charger 600」は、以前に同社より発売された「500W Alternator Charger」/「800W Alternator Charger」の後継モデルとして位置付けられている。
Alternator Charger最大の特長は、これまで繰り返し述べてきたように、クルマの走行中やアイドリング中に生じる電力を活用していること。クルマのバッテリーに蓄えられた電力の余剰分を、Alternator Chargerがポータブル電源に供給してくれるのだ。
それぞれ細かな性能をチェックしていこう。まず、「Alternator Charger Plus 1000」はその商品名の通り、最大1000Wの超高出力を誇る走行充電器。シガーソケットと比べても約10倍の出力となり、上述のポータブル電源へのすばやい充電を確保してくれる。
また、300Wのソーラー入力機能を新たに搭載したことで、バッテリーとソーラーパネルをあわせて最大1000Wの出力をポータブル電源に行ってくれるのだ。そしてなんといっても魅力はメインバッテリーへの逆充電が可能なこと!
最大で1000Wの逆充電モードでバッテリー上がりを防止してくれるほか、バッテリーメンテナンスモードなら最大100Wで車両に定電流を供給できるぞ。
アプリでスマートに操作できちゃう!
さらに、これらのモード切替はアプリで操作可能。「充電」・「逆充電」・「バッテリーのメンテナンス」をスライドかつ手動で切り替えられる。もちろん始動設定もできるから、たとえば「スターターバッテリーの電圧が12.5Vを超えるとポータブル電源を充電する」といったこともできてしまうのだ。
「Alternator Charger 600」は高い汎用性」がウリ。Alternator Charger Plus 1000に比べれば、最大出力は低いものの、より幅広い車種に対応できるようになっている。それ以外にも大きな違いとしては、Alternator Charger Plus 1000が3口なのに対して、Alternator Charger 600は2口な点。
これは、Alternator Charger Plus 1000がソーラー用の口を備えているためだ。しかし、Alternator Charger 600も当然、逆充電モードとバッテリーメンテナンスモードが使用できるぞ!
車中泊・アウトドアユーザー以外にもオススメ!
また今回、コネクタも改良されたのが何気にうれしいポイント。専用の器具を使わなければ外せなかった以前の商品に比べて、Alternator Charger Plus 1000/Alternator Charger 600で使用するコネクタはツメがつくことで、固定と取り外しが容易になった。
取り外しやすくなったからといって不安定なわけでもなく、ツメを押しながら外そうとしてもしっかりと固定しなければ、男性であっても力任せでは抜けない仕様になっている。
また他社製のポータブル電源にも使えたり、カーナビ対応で各種モニタリングやモード切替が可能となっていたりと使い勝手の良さもピカイチ。所有していれば、アウトドアや車中泊ユーザーだけでなく、様々な方面に用いることもできそうだ。
そんなAlternator Charger Plus 1000/Alternator Charger 600は、2025年11月6日より発売開始となっている。価格は税込でAlternator Charger Plus 1000が9万9000円、Alternator Charger 600が7万円。
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