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トヨタ カローラ クロスは質実剛健な実用モデル。多くのグレードが300万円を切る割安感も注目

掲載 更新 88
トヨタ カローラ クロスは質実剛健な実用モデル。多くのグレードが300万円を切る割安感も注目

トヨタ自動車は9月14日、カローラシリーズに、第4のボディバリエーションとなるクロスオーバーSUV仕様「カローラクロス」を設定し、同日販売を開始した。

カローラクロスは、SUV/クロスオーバー人気のトレンドに応えるかたちで登場したカローラの新バリエーション。カローラといえば幅広いユーザーに向けたトヨタの代表的モデルだが、歴代にわたりクルマに求められる必要なもの「+α」の価値を提案してきたとメーカーは主張する。実際、内装の質感をはじめ、優れた耐久性や安心して乗れる運転感覚などは、たくさんのユーザーから支持され、トヨタ車のブランド力を引き上げる貢献をしてきたのは間違いないだろう。カローラクロスも、そうしたプラスαの価値を追求した1台で、派手さこそないが質実剛健なクルマを目指したことがうかがえる1台となっている。

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スタイリングは、鋭い目つきのヘッドライトに大口グリルを組み合わせた、厚みのあるフロントマスクにより“SUVらしさ”を主張する。ボディサイズは全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mmで、スポーティ感を打ち出したカローラスポーツ(ハッチバック)よりさらにワイドな設定とした。これはグローバルモデルとして世界を見据えたモデルであることをうかがわせるポイントで、ヤリスクロス(1765mm)よりひと回り大きな寸法により、SUVに求められる実用性や走りの安定感を確保している。

一方、1620mmの全高は、C-HR(1550mm)とRAV4(1685-1690mm)の中間的な数値となっている。乗用車としてはややゆとりある高さを生かし、アイポイントを高めに設定しながら、ラゲッジルーム開口部の高さは720mmと使い勝手の良さを両立。なおラゲッジルームには、デッキボード上下の収納スペースを便利に使い分けできたり、床面をフラットにできたりする「ラゲッジアクティブボックス」(販売店オプション:2021年12月発売)をカローラクロス専用に用意する。ラゲッジルーム容量は5名乗車時で487リットル。

パワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車が設定され、エンジンはいずれもカローラクロスに最適化した1.8リッターユニットを搭載する。スペックはガソリン車が最高出力140ps、ハイブリッド車は98psのエンジンに72psのフロントモーター(ハイブリッド4WD[E-Four]車はリアにも7.2psのモーター)を組み合わせる。駆動方式はガソリンがFFのみ、ハイブリッドはFFと4WDが設定される。燃費(WLTCモード)はガソリンが14.4km/L、ハイブリッドは26.2km/L(E-Fourは24.2km/L)を達成している。

サスペンションはフロントがストラット式で、リアはFF車がトーションビーム式、4WD車はダブルウイッシュボーン式を採用する。なお大型のゴムブッシュを採用することで、荒れた路面でもしなやかな乗り心地を確保したとのこと。

装備については、リアシートにもリクライニング機能を設け、後席の快適性を高めたほか、3グレードあるうちの2グレード(SとZ)にはパノラマルーフをオプション設定(110,000 円)。また全車にステアリングヒーターをオプション設定するなど、SUVらしい装備を充実させている。なお、ハイブリッド車にはアクセサリーコンセント(44,000円)をオプションで用意した。

車両価格は、1,990,000円から3,199,000円まで。200万円を切るスタート価格と、多くのモデルで300万円を切る価格に設定したことは注目に値するポイントだろう。


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みんなのコメント

88件
  • サムネ、最近どこでもこれと同じ画像だね。
  • 安定のカローラだからな。
    クロスって言うだけあって4WDが用意されているのも魅力だ。
    2WDしかないような車しかつくれない、あのメーカーとは違うよな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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