トヨタは、2014年8月から2015年6月にかけて期間限定で「ランドクルーザー(70系)」(以下、70系)を復活させました。多くのファンが殺到し、現在では中古車市場でプレミア価格まで付いています。
「あの時に買っておけば良かった…」と後悔している人もいるのではないでしょうか。じつは、最近になって70系が再び復活するかもしれないという噂が出ているのですが、どんな内容なのでしょうか。
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70系は、ランクル40系の後継車として1984年に登場したクロスカントリー4WDです。生まれながらの働くクルマとして誕生し、世界各国の僻地を中心に活躍していました。
未だに根強いファンが多い70系は再販を望む声も当初よりとても多く、実は何年も前から再販される、という噂は後を絶ちませんでした。
国内での販売は2004年に終了していますが、オーストラリアなどではそのままマイナーチェンジをおこないながら現在も新車として販売され続けています。
70系は、途中で4WDワゴンの波に流されて、70系ワゴン(のちのプラド)といったバリエーションを生みましたが、その本流は今も変わっていません。
日本では、さまざまな事情があってカタログモデル化されず、70系誕生30周年の限定車というイレギュラーな形で再販されました。しかし海外では依然、カタログモデルとして3ドア車、5ドア車、3ドアロング、ピックアップトラックなど、さまざまなバリエーションが販売されています。
昨今では、海外モデルの70系が並行輸入車として日本にも入ってきており、なかでも78トゥループキャリア(3ドアロング)は人気のモデルです。
ちなみに日本で期間限定販売されたのは、76バンと79ピックアップトラックの2台。どちらも1ナンバー車で、4リッターV型6気筒ガソリンエンジン(1GR-FE型)を搭載しています。
もちろん、日本ではユーザーからは諸手を挙げた歓迎を受けたのですが、この際に出た声が「なぜディーゼル車はないのか?」というものでした。
海外向けには、4.4リッターディーゼルターボエンジンが搭載されていますが、日本の排気ガス規制に適合させるには当時は技術やコストの壁があったようです。
その後、同社「ランドクルーザープラド」や「ハイラックス」にクリーンディーゼルが搭載されて好評を博していることから、70系もこれらのエンジンを搭載して、日本で発売されるかもしれないという情報が飛び込んできました。
搭載されるエンジンで有力視されているのは、2.8リッターディーゼルターボエンジン(1GD-FTV型)です。最高出力177馬力&最大トルク450Nmというスペックは限定車時代のガソリンユニットと比べると若干見劣りしますが、プラドの車両重量と比較して考えれば、70系バンに搭載したとしてもそれほど貧弱なエンジンとはいえません。
ただしピックアップトラックは、物を積載したときの動力性能を考慮して、先代同様のガソリンエンジンのままで発売されるか、もしくは発売見送りという可能性もあります。
■復活70系のボディバリエーションはどうなる?
気になるのはボディバリエーションで、5ドア車が出るのならば、「1ナンバーのバンで出るのか、それとも3ナンバーワゴンとして登場するのか」は不確定な部分です。
仮に安全基準や国交省型式認定という部分をクリアできて、3ナンバーの7人乗りワゴンと1ナンバーのピックアップトラックというバリエーションで再販されれば、さらに多くのユーザーを取り込むことができるでしょう。
海外では、かつて日本で大人気だった3ドアミドルボディ(FRPトップ車)も健在のため、これも再販となれば狂喜乱舞するファンも少なくないはずです。
そして嬉しいことに、今回は限定ではなくカタログモデルとして発売されるかもしれません。四駆業界の関係者は、次のように語っています。
「前回の期間限定販売では、生産台数の大半を官公庁に公用車として納めたため、じつは民間に十分に行き渡っていないのではないかという話があります。そのため、今回はより多くのファンに買ってもらうために、カタログモデルにする可能性は十分にあります」
肝心の発売時期についてですが、2020年早々に何らかの動きがあるという噂があります。遅くても同年秋までには発売ではないか、というのが業界筋の見方です。前出の関係者は次のようにも話しています
「2020年にランドクルーザー200系の後継モデルが発売される予定でしたが、大幅なデザイン変更が発生したために、開発スケジュールが大幅に変わったという話が聞こえています。本来は、ランドクルーザーにとっては久しぶりのビッグイヤーになるはずだったわけですから、話題性のある70系再販で補完したいという狙いもあるのかもしれません」
※ ※ ※
どんな形で発売されるにせよ、地球最後のクロカン4WDと謳われたランドクルーザー70系が再販されて喜ぶ日本のファンは多いはずです。
しかもそれがディーゼル車となればなおさらのことで、前回買えなかった人や興味のある人達としては、注目せずにはいられない1台です。
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