細かいプリントが嬉しい! さらにじっくりと眺めたくなるトミカ
1月12~14日まで幕張メッセで開催された「東京オートサロン2024」にて、タカラトミーのブースではトミカなどの新作ミニカーが多数出展された。その中で、大人をターゲットとしたトミカ プレミアムシリーズに“Racing”を加えた「tomica PREMIUM Racing」シリーズの始動が前面に打ち出され、塗装済みのミニカー「NSX-GT」が実車とともに展示されていたので、紹介する。
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■新シリーズ始動の背景メーカー担当者によると、GT・レーシング系のモデルはこれまでもトミカリミテッドシリーズでも展開しているが、ステッカーやプリントによる「ロゴ」がびっしりと入った、ディテールに凝ったモデルがなかった。そのため、これらを独立させてGTをラインナップに追加しようという試みで本シリーズが立ち上げられたという。ちなみに本シリーズでは通常のトミカとは異なるパッケージが用意されているが、サイズはいつもの“赤箱”(およそ幅78×高さ39×奥行き27mmのパッケージ)に入るよう統一されるため、1/60前後のスケールで立体化されているそうだ。そして、このトミカプレミアム レーシングの記念すべき第一弾として、ホンダ「RAYBRIG NSX-GT」と「HRD 99号車 NSX-GT」の2種が4月に発売される予定だ。
■RAYBRIG NSX-GT “TEAM KUNIMITSU”ブルーを基調としたボディカラーのレイブリックNSX-GTは、ホンダのレーシングカーNSX-GTに、スタンレー電気が扱う自動車用品ブランド「RAYBRIG」がスポンサーとなったマシン。1996年から全日本GT選手権(現在のスーパーGT)に参戦し、1997年には高橋国光氏が率いる「チ-ム国光」とタッグを結成。全国のサーキットを転戦し、1998年には全日本GT選手権でシリーズチャンピオンを獲得。さらに2020年には、スーパーGTシリーズ最終戦で劇的な大逆転によりシリーズチャンピオンの座に輝いている。
■HRD 99号車 NSX-GTHRD(ホンダ・レーシング・ディベロップメントの略)が開発し、スーパーGT GT500クラスに参加したマシンが99号車 NSX-GT。NSXのエクステリアを継承しながら、レース専用に開発された2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載。このマシンは2022年のスーパーGTシリーズ第2戦の鈴鹿1000kmでは、予選でポールポジションを獲得し、第3戦のオートポリスでは見事、優勝を飾っている。以上の2種が、いずれも税込み価格1980円で4月から発売される予定だ。また、第二弾以降のラインナップは現時点では確定しておらず、シリーズの定義にWRCやフォーミュラーも加えていくかも含め、現在検討中とのこと。びっしりとロゴが追加された本シリーズは、手に取ってまじまじと各部を眺めて楽しむのに最適なミニカーとして大人気となりそうだ。
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みんなのコメント
過去に高額で手に入らくなってコレクター熱も冷めたシリーズもありました。
安定供給で定価のシリーズ継続を願ってます。