現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「K12マーチに青ヘッドの可変バルタイ付きSR16VEを換装!」ハイカムに切り替わってからの伸びは最高に刺激的だ!

ここから本文です

「K12マーチに青ヘッドの可変バルタイ付きSR16VEを換装!」ハイカムに切り替わってからの伸びは最高に刺激的だ!

掲載 更新 3
「K12マーチに青ヘッドの可変バルタイ付きSR16VEを換装!」ハイカムに切り替わってからの伸びは最高に刺激的だ!

これがマーチ!? と思うほどのハイパフォーマンスっぷり!

980kgの軽量ボディに175psのエンジンを搭載!

「K12マーチに青ヘッドの可変バルタイ付きSR16VEを換装!」ハイカムに切り替わってからの伸びは最高に刺激的だ!

オーナーがK12マーチのパワーチューニングを模索中、たまたまオークションでN14ルキノクーペのVZ-Rを発見。搭載されるエンジンは可変バルタイVVLを備え、175psを誇るSR16VEだ。寸法を調べたら、K12に載りそう…と、K12改SR16VE仕様の製作がスタートした。

ところが、作業を進めてみると意外にもスペース的に厳しいことが判明。そこでマウント類を製作し、まずはエンジン&ミッションの搭載位置をシビアに決定。さらに、スロットルワイヤーを通す上で邪魔になるブレーキマスターバックを小型のN14用に交換したり、快適なストリート仕様として絶対条件のエアコンを生かすため、ブラケットをワンオフ製作してコンパクトなK12用コンプレッサーを組み合わせるなど、細かい作業が行われた。

そして制御系。K12はCAN通信であらゆる機能が総合的に制御されているため、SR16VEをスワップしたからといって、それ用のECUをメインハーネスごと移植すればOKというわけにはいかない。当然、K12純正ECUとSR16VE用ECUを併用するのも不可能だ。

そこでSR16VE用ECUのみで制御させるべく、電気的に作動する部分すべてのハーネスを1本1本引き直し、スイッチ類もN14用を移植するという気の遠くなるような作業を敢行。さらに、シエクルDCシステムで燃調や点火時期を補正している。それと合わせてノーマルでは落としきれなかった燃圧を適正値に収めるため、燃料ポンプがN14純正に交換され、リターンパイプの増設やレギュレーターの追加なども行われている。

排気系では、まずHP10プリメーラ純正のステンレスEXマニを流用。マフラーはワンオフ品で、消音効果も考えてセンター部にはサブサイレンサーが設けられている。

K12のミッションがワイヤー式であるのに対してSR16VE用はロッド式。その長さを調整してるのはもちろん、フロントサスメンバーに干渉するため、穴開け加工を施してメンバーを貫通させている。ちなみにマウント類はすべてワンオフ。また、エンジン&ミッションの支持剛性を高めるため、フロントサスメンバーからラジエターロワサポートにかけてN14純正メンバーを加工の上、追加している。

サスペンションはニスモRチューンで、フロントに8kg/mmのスウィフトスプリング、リヤには6kg/mmのキット標準スプリングが組まれる。フロントブレーキはブラケットを作って純正キャリパーをオフセットさせ、2ピースの280mmローターを装着。ちなみに、マスターシリンダーはエンジンルームのスペースの関係から、ノーマルよりもコンパクトなN14用に交換されている。

CAN通信を行ってるK12純正ECUを完全にキャンセルしたことで純正メーターが動かなくなったため、トラストインテリジェントインフォメーターをタコメーターとして、アペックスレブスピードメーターをスピードメーターとして使用。その他、ウインカー&ワイパーレバーはN14用、ハザードスイッチはK11用を移植し、リヤゲートオープナーもプッシュスイッチを新設するなどして機能させているのだ。

エアコンを作動させるため、N14の操作ユニットをグローブボックス内に設置。ただ、これはオンオフを行うだけで、温度調整や吹き出し口&内外気切り替えはダッシュパネルのダイヤルで行う。また、パワーウインドウのスイッチなどもN14用を移植している。

様々な苦労を経て誕生したスペシャルマーチだが、何より印象的なのは、たった980kgしかないボディに175psものパワーが組み合わされたことで実現した強烈な走りだ。ハイカムに切り替わってからの伸びとパワー感は言うまでもなく、排気量の拡大によって低中速域のトルクもアップしているため全域で圧倒的に速く、しかも乗りやすい。これなら、ひとクラス…いや2クラス上のクルマもカモれるに違いない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[EV]の下取り価格も爆上がりか!? トヨタが取り組む車載電池の再活用の技術がすげえ!
[EV]の下取り価格も爆上がりか!? トヨタが取り組む車載電池の再活用の技術がすげえ!
ベストカーWeb
153GARAGE から「ワイドステップバー」が発売!
153GARAGE から「ワイドステップバー」が発売!
バイクブロス
改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?
改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?
Merkmal
これぞ欧州のザ・小型車! フォルクスワーゲンの新型SUV「T-Cross(ティークロス)」 は、売れる理由も納得の出来栄え。【試乗レビュー】
これぞ欧州のザ・小型車! フォルクスワーゲンの新型SUV「T-Cross(ティークロス)」 は、売れる理由も納得の出来栄え。【試乗レビュー】
くるくら
ハースF1がアメリカGP用スペシャルカラーを発表。トヨタ/GRのロゴがマシンとレーシングスーツに初登場
ハースF1がアメリカGP用スペシャルカラーを発表。トヨタ/GRのロゴがマシンとレーシングスーツに初登場
AUTOSPORT web
自分なら「ハミルトンを雇わない」とビノット。元フェラーリF1代表が語った意外な理由
自分なら「ハミルトンを雇わない」とビノット。元フェラーリF1代表が語った意外な理由
AUTOSPORT web
新幹線グランクラスに勝るんじゃ? ウィラー最上級バス「リボーン」に乗る 外国人も思わずワォ!
新幹線グランクラスに勝るんじゃ? ウィラー最上級バス「リボーン」に乗る 外国人も思わずワォ!
乗りものニュース
6000万円超え! いすゞが新型「超スゴい“精悍”モデル」を実車展示! 70人乗りで「画期的段差なし」×370馬力「超静音ユニット」採用! 「新型エルガEV」JMSで披露
6000万円超え! いすゞが新型「超スゴい“精悍”モデル」を実車展示! 70人乗りで「画期的段差なし」×370馬力「超静音ユニット」採用! 「新型エルガEV」JMSで披露
くるまのニュース
中央道「初狩PA」と言えば「吉田のうどん」!?
中央道「初狩PA」と言えば「吉田のうどん」!?
バイクのニュース
【これからジャパンモビリティショーへ行く方へ】 知っておきたい出展内容と規模感
【これからジャパンモビリティショーへ行く方へ】 知っておきたい出展内容と規模感
AUTOCAR JAPAN
ビーウィズが新たな統一ブランド「調音施工スタジオ」を10月からスタート、メルセデス・ベンツ品川も参加
ビーウィズが新たな統一ブランド「調音施工スタジオ」を10月からスタート、メルセデス・ベンツ品川も参加
レスポンス
【登場は2028年頃か】次期シビックタイプRは電動化してもブランド力と戦闘力を維持でいるのか
【登場は2028年頃か】次期シビックタイプRは電動化してもブランド力と戦闘力を維持でいるのか
ベストカーWeb
軽カーで本気レースの「東北660選手権」第3戦はチャンピオン争いで白熱の展開! 全クラスのレース模様をレポートします
軽カーで本気レースの「東北660選手権」第3戦はチャンピオン争いで白熱の展開! 全クラスのレース模様をレポートします
Auto Messe Web
雨が降ってきたら自動でワイパーが動くってよく考えたらスゴくないか? 当たり前のように使っている「雨滴感知式ワイパー」の仕組みとは
雨が降ってきたら自動でワイパーが動くってよく考えたらスゴくないか? 当たり前のように使っている「雨滴感知式ワイパー」の仕組みとは
WEB CARTOP
勝田貴元がカムバック。ラリージャパン前哨戦へ「忍耐強く、ポイント獲得に努める」/WRC第12戦事前コメント
勝田貴元がカムバック。ラリージャパン前哨戦へ「忍耐強く、ポイント獲得に努める」/WRC第12戦事前コメント
AUTOSPORT web
ホンダ「エコマイレッジチャレンジ」、カーボンニュートラル燃料クラス新設
ホンダ「エコマイレッジチャレンジ」、カーボンニュートラル燃料クラス新設
レスポンス
新型日産ムラーノが登場。想像以上にカッコいい!──GQ新着カー
新型日産ムラーノが登場。想像以上にカッコいい!──GQ新着カー
GQ JAPAN
シトロエン「C4」が大胆イメチェン 改良新型、シート再設計で快適性向上も MTは廃止
シトロエン「C4」が大胆イメチェン 改良新型、シート再設計で快適性向上も MTは廃止
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

3件
  • >N14ルキノクーペのVZ-R

     N14じゃなくて、B14では?
    その上、生産台数が極端に少ない(wikiでは100台以下らしい)クルマを潰すなんて…。(悲)
  • もう聞くだけで疲れる内容。
    オーナーさんの根性ハンパないな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

128.9187.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.8254.0万円

中古車を検索
マーチの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

128.9187.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.8254.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村