世界中で大人気のスクーター「ベスパ」には４輪車もあった！ 聞くも涙の「イタリアを名乗れなかったフランス車」激レアな「ベスパ400」ってナニモノ？

　この記事をまとめると

■イタリアのピアッジオはベスパの名を冠したクルマ「ベスパ400」を販売していた

■ベスパ400は14馬力のエンジンを搭載するマイクロモビリティだった

■ベスパ400は安価なため壊れたら廃棄されることが多くスクーターに比べて現存率が低い

　ベスパにはスクーターだけでなく四輪もあった

　クルマ大好き人間であっても、ベスパというスクーターを知らない方はいないはず。映画「ローマの休日」を引き合いに出すまでもなく、カッコいいスクーターのイメージリーダーといっても差し支えないでしょう。

Comments

[aid********]

ピアジオは2002年までダイハツの軽トラ現地生産してましたよ。

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フィアットも随分な恫喝の仕方をするものだ…とも思うが、このベスパ400を
開発するにあたって当時の社長、エンリコ・ピアッジョが面会した人物が
ヴィットリオ・ヴァレッタ。

実に45年もの間フィアットに在籍し、1946年には創業家出身の若き
ジャンニ・アニエッリに自身の社長就任を厳しく迫り、以来20年にも渡って
フィアットの実権を握ってきた人物である。

ヴァレッタとしては、自身の肝入りでもあった当時開発中のヌォーヴァ500…
チンクエを何としてでも成功させたい…そのためにはあらゆる「障害」を
排除したい…という思いがあったのではないだろうか。

もっとも1960年には、いわば「同門」とも言えるアウトビアンキから
ベスパ400に実によく似た「ビアンキーナ・トラスフォルマビレ」が
発売されたワケで、「ソデ」にされたエンリコ・ピアッジョとしては
その姿を見て、心中穏やかではなかったことは想像に難しくないだろう。