エイドリアン・ニューウェイのレッドブルF1離脱をめぐって状況が展開しているなか、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンの契約には、ニューウェイが辞任しただけでフェルスタッペンがチームを去ることができる条項は含まれていないことを明らかにした。
5月1日にレッドブルは、ニューウェイが2025年の第1四半期にチームと袂を分かつことを認めた。F1で最も成功したデザイナーであるニューウェイは、フェルスタッペンがチームで飾った58勝を含め、F1でレッドブルが挙げた117勝すべての勝利にクリエイティブな才能を捧げてきた。ニューウェイの次の動きについて憶測が必然的に高まっており、フェラーリがイギリス人の彼をマラネロに誘い込もうと懸命に取り組んでいると伝えられている。
フェルスタッペン、ニューウェイ離脱でも自分は残留と示唆「レッドブルF1の技術グループは優秀。何も変わらない」
またニューウェイの辞任により、フェルスタッペンも契約が満了する2028年よりもかなり前にレッドブルを離れる可能性があることが示唆されているが、マイアミGPに先立って、フェルスタッペンは、レッドブルを去る可能性は低いと語った。
ホーナーは、フェルスタッペンがニューウェイの辞任をチームとの契約から解放されるための手段とする可能性について、事実関係を明らかにした。
「あなたがたは毎週こうした騒動を報道しているが、彼はまだここにいる」とホーナーは『Sky F1』に語った。
「そして、マックスはチームでとても満足している。彼の周りには素晴らしいエンジニアのグループがいる。彼には素晴らしいマシンがある。グリッドで最高のマシンに乗っているのだ。彼のドライビングは絶好調だ」
「そしてこれは契約の問題ではない。満足することについてのことだ。それはどのドライバーにとっても同じだと思う。そして彼は満足している」
「彼の周りにはそうした原動力がある。彼とともに見えるのは、その環境を楽しんでいるドライバーの姿だと思う」
ホーナーは、フェルスタッペンとレッドブルとの契約の詳細については、当然ながら口を閉ざした。しかしそれでもホーナーは、3度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンの自由と、ニューウェイの離脱を結びつける条項は存在しないことを明らかにした。
「エイドリアンについて、エイドリアンとマックスを結びつけるような条項はない」とホーナーは認めた。
「彼らは長年にわたり良好な関係を築いてきたし、もちろんそれ以前のドライバーたちもそうだった」
「しかしマックスも、これには計画的なプロセスがあったことを理解している。深い思慮無しに行われたことではない。だから、エイドリアンが離脱しても構造は変わらない」
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