現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産は技術だけじゃない!? 海外でデザインが評価された日産車3選

ここから本文です

日産は技術だけじゃない!? 海外でデザインが評価された日産車3選

掲載 更新 153
日産は技術だけじゃない!? 海外でデザインが評価された日産車3選

■国内専用車だった日産車が海外から注目されたこともあり

 日産は国内メーカーのなかでも長い歴史があり、前身の快進社から数えると100年以上も自動車製造を続けています。

ついに出る!? 日産新型「フェアレディZ」!? 次期型Z35は原点回帰か?

 これまで、日産は数多くの名車と呼ばれるクルマを世に送り出してきましたが、なかにはデザインが高く評価されたモデルも存在。

 そこで、日本のみならず海外からもデザインが絶賛された日産車を3車種ピックアップして紹介します。

●キューブ

 1998年にコンパクトカーの「マーチ」をベースに開発されたトールワゴン「キューブ」が発売されました。2列シートミニバンのようなフォルムで、コンパクトながら広い室内空間を実現したことで人気となります。

 そして、2002年には、キューブという車名にふさわしい「箱型」の2代目が登場し、デザインが高く評価されて大ヒットを記録。

 とくに、左右非対称のリアゲートが斬新で海外からも注目され、アメリカ日産はキューブを北米でも売るようにと本社にリクエストしたといいます。

 そこで、2008年にデザインを先代からキープコンセプトとした3代目が発売されると、シリーズ初の海外市場での販売も始まりました。

 その後キューブは10年以上フルモデルチェンジされず、販売が続けられたロングセラーとなりましたが、商品力の低下は避けられず、2019年に生産を終了。20年にも及んだキューブの歴史に幕が閉じられました。

●フィガロ

 クラシカルなデザインのオープンカー「フィガロ」は、1980年代の終わり頃一世を風靡した日産の「パイクカー」シリーズ第3弾として、1991年に2万台限定で発売されました。

 外観は欧州のスポーツカーをイメージさせるデザインで、屋根とリアウインドウ周辺が手動で開閉でき、一見すると2シーターのように見えますが、狭いながらもリアシートを備える4シーターとなっています。

 シャシとエンジンは初代マーチがベースで、エンジンはパイクカーシリーズ唯一の1リッター直列4気筒ターボを搭載。

 内装もクラシカルに演出されており、レトロな書体のタコメーターやアナログ時計、パネルに設置されたトグルスイッチ、CDプレイヤーを備えながら古いラジオのようなデザインのオーディオを装備しています。

 フィガロは日本専用車ですが、当時から海外でも注目されており、なかでも右ハンドルであることや英国趣味の内外装からイギリスで人気となり、相当な数の中古車がイギリスに輸出されました。

 いまではイギリスに専門店やオーナーズクラブまで存在するほどです。

■日本車でもっとも美しいと評されたモデルとは!?

●フェアレディZ

 日産は1980年代に『1990年までに走りにおいて世界一を狙う』というスローガンを掲げ、これを「901活動」と名付けました。

 901活動の実現に向け、日本市場向けに「スカイラインGT-R」、欧州市場向けに「プリメーラ」、そして北米市場向けに4代目「フェアレディZ」の3台を1989年から1990年にかけて発売。

 なかでも4代目フェアレディZは、それまでのロングノーズ・ショートデッキという古典的スポーツカーのフォルムを捨て、ワイド&ローな新世代のスポーツカーといえる姿に一新されました。

 ボディは2シーターと4シーターの2タイプで、ホイールベースが異なりますが一見すると区別できないほど自然なフォルムとなっています。

 また、内装のデザインも洗練されており、ドライバーとパッセンジャーを包み込むようにラウンドしたインパネまわりは、まさに上質なスポーツカーといったイメージです。

 4代目フェアレディZは日本だけでなく欧州、主戦場の北米で大ヒットし、発売当時、ある欧州メーカーのデザイナーから「日本車でもっとも美しいクルマ」と評された逸話があります。

※ ※ ※

 デザインはクルマの販売台数を左右する、重要な要素のひとつです。また、デザインには正解が無いといいますが、優れたデザインというのは、年月が経っても色褪せない魅力があります。

 大ヒットするクルマはたくさんありますが、10年後、20年後に見た時に、魅力的なクルマはどのくらいあるのでしょうか。

こんな記事も読まれています

顔が…いや全身変わった!? ホンダの売れ筋コンパクトSUV「ヴェゼル」改良 ハイブリッドはEVに近づく?
顔が…いや全身変わった!? ホンダの売れ筋コンパクトSUV「ヴェゼル」改良 ハイブリッドはEVに近づく?
乗りものニュース
ワイパー「高速運転」はゴム寿命縮める? 面倒な交換ケチって「ゆっくりモード」本当にコスパは良いのか
ワイパー「高速運転」はゴム寿命縮める? 面倒な交換ケチって「ゆっくりモード」本当にコスパは良いのか
くるまのニュース
スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
レスポンス
MS&AD新社長の舩曵真一郎氏が会見 代理店への「週末イベントの手伝いはやめる」
MS&AD新社長の舩曵真一郎氏が会見 代理店への「週末イベントの手伝いはやめる」
日刊自動車新聞
【MotoGP】最高峰クラスデビュー以来好調のアコスタ、浮足立たずにいるための鍵は『普通の生活を見ること』
【MotoGP】最高峰クラスデビュー以来好調のアコスタ、浮足立たずにいるための鍵は『普通の生活を見ること』
motorsport.com 日本版
レクサスLBXが生まれる工場【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
レクサスLBXが生まれる工場【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
グーネット
日産、欧州向け「キャシュカイ」に新たな「ニッサンコネクト」を採用
日産、欧州向け「キャシュカイ」に新たな「ニッサンコネクト」を採用
日刊自動車新聞
渥美心がボルドールから遂げたル・マンでの成長、新クルーチーフの存在に「速く走らせる方法が理解できてきた」/EWC
渥美心がボルドールから遂げたル・マンでの成長、新クルーチーフの存在に「速く走らせる方法が理解できてきた」/EWC
AUTOSPORT web
ハジャーが総合最速。マルティ2番手でカンポス1-2。宮田莉朋は2日目午後にトップタイム|FIA F2バルセロナテスト
ハジャーが総合最速。マルティ2番手でカンポス1-2。宮田莉朋は2日目午後にトップタイム|FIA F2バルセロナテスト
motorsport.com 日本版
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
くるくら
<新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”を駆使して「低音増強」を図る!
<新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”を駆使して「低音増強」を図る!
レスポンス
GW期間中に多いクルマのトラブルは何? JAFが2023年に救援した出動理由TOP10を紹介!
GW期間中に多いクルマのトラブルは何? JAFが2023年に救援した出動理由TOP10を紹介!
くるくら
レッドブル離脱のニューウェイはどこへ行く……アロンソとホンダが待つアストンマーティン? それともハミルトン加入のフェラーリ?
レッドブル離脱のニューウェイはどこへ行く……アロンソとホンダが待つアストンマーティン? それともハミルトン加入のフェラーリ?
motorsport.com 日本版
「背の低いマツダ」ついに出た! 新「マツダ6」じゃないよ「EZ-6」中国で発表 “電動専用車”に
「背の低いマツダ」ついに出た! 新「マツダ6」じゃないよ「EZ-6」中国で発表 “電動専用車”に
乗りものニュース
マツダが新型「ロータリースポーツ」登場へ!? 美しすぎる「和製スポーツカー」のスペックは?価格は? 期待高まる「アイコニックSP」どうなるのか
マツダが新型「ロータリースポーツ」登場へ!? 美しすぎる「和製スポーツカー」のスペックは?価格は? 期待高まる「アイコニックSP」どうなるのか
くるまのニュース
SHOEI「GT-Air 3 SCENARIO」 “REALM”に続くグラフィックモデル登場
SHOEI「GT-Air 3 SCENARIO」 “REALM”に続くグラフィックモデル登場
バイクのニュース
フィアット500/500C、新グレード「ドルチェヴィータ」追加、ブルーカラーの限定車も発売
フィアット500/500C、新グレード「ドルチェヴィータ」追加、ブルーカラーの限定車も発売
レスポンス
ミツビシが新SUV時代を迎えるSCBに電撃復帰。ランサー以来の『エクリプスクロス』でトヨタ、シボレーに挑む
ミツビシが新SUV時代を迎えるSCBに電撃復帰。ランサー以来の『エクリプスクロス』でトヨタ、シボレーに挑む
AUTOSPORT web

みんなのコメント

153件
  • ほんとに日産は、昔話しか出てこないな。
    あの人は今、か。
  • この記事に何の意味があるのか?つまり、日産には誇れるデザインの車は昔の3車種しかない、という事を言いたいのか? 最近の日産車は話題にもならない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.03300.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.03300.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村