欧米系の次世代エコカーが花盛り
最近、日本で発売される輸入車で一気に電動化が進んでいる印象がある。メルセデス・ベンツのEQシリーズが続々登場。ポルシェは日本では出力150kW急速充電に対応する高級EV「タイカン」が誕生した。
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BMWもiシリーズを皮切りに電動化戦略を推進し、プラグインハイブリッド車のラインアップを拡充している段階だ。
アメリカに目を移すと、テスラ「モデル3」がブレイク。大量のバックオーダーを抱えながらも生産体制が整い、直近では「モデル3」のアメリカ国内販売が月間3万台を超えた。これは、日系メーカーの北米ドル箱である「カムリ」「カローラ」「シビック」「アコード」を凌ぐほどの勢いである。
また、SUV系でも電動化の波を押し寄せている。筆頭は、GMC「ハマーEV」だ。GMが独自開発したEVプラットフォーム・アルティウムを採用した量産第一号となる。前後それぞれにモーターを持つ4WDで、最大出力は1000馬力という強烈さだ。
仏PSAとの合併が正式に決まった、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)では、ジープブランドの電動化が加速しそうだ。日本でも「レネゲート 4×e」導入が発表されたばかり。同社幹部は「グランドチェロキーを含めて、各モデルで電動化を加速させる」と言い切る。こうしたなかで、日本のハイブリッド車やEVは欧米でどのような評判なのか?
トヨタ・ハイブリッドは異端児からベンチマークへ
時計の針を少し戻すと、90年代から2000年代初頭、ドイツ御三家(ダイムラー、BMW、VWグループ)や、当時のデトロイト3(GM、フォード、クライスラー)は、トヨタのハイブリッド技術について「優れた機構だが、飛び道具に過ぎない」という見方が主流だった。
ところが、欧米での環境規制が強まるなか「ハイブリッド車も参考にして……」と欧米メーカーは、トヨタのハイブリッド技術を強く意識するようになった。その証明として、ダイムラー、BMW、GMが2005年、ハイブリッド車の共同開発を発表し、さまざまなモデルが量産された。だが、その多くは比較的短期間で生産が終わり、各社の連携体制も終焉した。
その上で、トヨタ・ハイブリッド技術の独創性と特許の多さを再認識し、欧米メーカーとしては「トヨタとは違う路線」を模索するようになった。こうしたメーカー側の動きをユーザーも察知し、結果的に欧米でのトヨタ・ハイブリッドの評判が上がった。
その後、欧州CO2規制や、中国のNEV(新エネルギー車)政策を加味して、プラグインハイブリッド車が欧米メーカーにとっての次世代車開発の軸足となった。
EVについては、大手メーカーとして初めて大量生産された、日産「リーフ」と三菱「i-MiEV」が2010年代中盤過ぎまで、欧米でのEVベンチマークとなった。ユーザーも日産と三菱への信頼度を高め、三菱については欧州でアウトランダーPHEVの販売実績が上がった。
背景にあったのは、各国での電動車向けの税制優遇だ。とくに、カンパニーカーと呼ばれる企業幹部に会社から貸与される通勤用のクルマで、電動車への税制優遇が大きかった。
今後は、欧米各社がEV市場導入するなか、日系EVやプラグインハイブリッド車との競争が激化する。
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