ホンダは2023年9月21日、2024年春の発売を予定している新型アコードに関する情報を、専用ホームページで先行公開した。
今回の全面改良で11代目に移行する新型アコードは、グランドコンセプトに「Driven by My ACCORD ~相棒アコードとより高みへ~」と掲げ、セダンを根本から問い直して、時代が要請する先進テクノロジーの採用による安全性の向上やインフォテインメントシステムのアップデート、内外装の大幅刷新などを果たしたことが特徴である。
今秋の発売を予定している新型ホンダN-BOXが専用サイトにて先行公開
まずエクステリアは、伝統のロー&ワイドなプロポーションを踏襲したうえで、より力強いノーズと伸びやかで流麗なフォルムを採用して、堂々とした佇まいのセダンスタイルを構築。また、フルLED化した薄型フロントヘッドライトおよびアクティブコーナリングライトと横一文字のリアコンビネーションランプなどによって、ワイドな印象を強調する。足もとにはマッドブラック+切削の18インチノイズリデューシングアルミホイールを装着。ボディカラーはプラチナホワイトパール、メテオロイドグレーメタリック、クリスタルブラックパール、イグナイトレッドメタリック、キャニオンリバーブルーメタリックという計5色をラインアップした。
インテリアについては、水平基調のデザインや統一感のあるコーディネートを導入し、また手に触れやすい部分にソフト素材を使用して上質な仕上げを行い、心地良くくつろげる室内空間を提供する。また、インパネラインやドアラインなどに施されるマルチカラーのアンビエントライトを標準装備し、7色から好みの色を設定することが可能。装備面では、インテリジェントデュアルフルオートエアコンディショナー(左右独立温度/GPS制御偏日射コントロール式、プラズマクラスター技術搭載)やワイヤレス充電器、運転席&助手席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後)、スムースレザーインテリア(本革シート)などを採用した。
HMI(Human Machine Interface)の進化もトピックで、12.3インチHonda CONNECTディスプレーや10.2インチフルグラフィックのバイザレス液晶メーター、11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレーを採用して、使いやすさと見やすさを向上させたインターフェースを実現する。また、1つのダイヤルで複数の機能の操作ができる「エクスペリエンスセレクションダイヤル」を国内のホンダ車として初めて採用。ユーザーごとにエアコンの温度設定、オーディオソース、照明などの車内機能を一括設定することも可能で、パーソナライズされたお気に入りの車内空間を演出した。一方でコネクティッドの面では、国内のホンダ車として初採用となる車載向けコネクテッドサービス「Googleビルトイン」を搭載。Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどが車内で使用でき、ユーザーのモビリティライフをより便利で快適にする。また、Googleマップはメーターパネルに表示することも可能とした。
パワートレインに関しては、2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンと高出力モーターを採用した新開発2モーター内蔵電気式CVTを組み込むスポーツe:HEVを搭載。最大トルクを大きく向上させながら優れた静粛性を実現し、e:HEVの上質で爽快な走りに磨きをかける。また、ドライブモードとしてINDIVIDUALモード/SPORTモード/NORMALモード/COMFORTモード/ECONモードなどを設定。さらに、最適な走りを提供するAUTOモードと静粛な走行が可能なEVモードを切り替えるEVスイッチに、ガソリン走行中にバッテリーを充電するチャージモードを追加した。
先進安全運転支援システムについては、最新の全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360(ホンダ センシング サンロクマル)」を日本向けとして初搭載。約100°の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラに加えて、フロントレーダーと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備することによって、360°センシングを実現する。また、従来のHonda SENSINGの機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能を追加し、より安心・安全な運転環境を成し遂げた。さらに、2025年にはドライバーの異常や周辺の環境を的確に検知して事故のリスクを減らすことで、ドライバーの運転負荷をさらに軽減させることを目指したHonda SENSING 360次世代技術(ハンズオフ機能追加など)を組み込んで発売する計画である。
なお、新型アコードは本年12月より先行予約の受付を開始する予定。発売は2024年春を予告している。
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