日産自動車は、新中期計画「Nissan M.O.V.E to 2022」において、LCV事業において新型車第一号となるフレームSUV「テラ」を、この春中国で初公開する。
テラは、ピックアップトラックの「ナバーラ(NAVARA)」のプラットフォームを活用した中型SUV。この春の中国への皮切りアジア各国へ展開していく。日産のフレーム構造の中型SUVといえば、かつての「テラノ」が思い出される。テラは、テラノの再来、というべき位置づけになるのだろうか?
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日産の小型商用車(LCV)には、ピックアップトラック、バン、小型トラックがあり、フレームSUVと合わせると、世界で販売する日産車の6台の内1台を占めている。LCV事業の成長は中期計画の目標達成には必要不可欠であり、そのポテンシャルを最大限に引き出すべく、2022年までにLCVとフレームSUVの販売台数を40%増やすと同時に、ピックアップトラックおよびフレームSUVでグローバルリーダーとなることを目指す。
LCV事業担当のアライアンスSVPであるアシュワニ グプタは、
「新型『テラ』のお披露目が、間もなく中国で行われます。この実用的かつ頑丈な本格的フレームSUVは、日産のLCVの『どこにでも行ける(Go Anywhere)』を体現しています。『テラ』は、今春より中国を皮切りに、アジア各国で発売する予定です」
と述べた。
また、グプタは、
「日産のLCV事業は着実に成長しています。日産の意欲的な中期計画と、ますます拡大する商品ラインアップにより、私達はこの成長の継続を確信しており、同時にとてもわくわくしています。『テラ』が間もなく発売され、数々の賞を受賞した『ナバラ』は、現在、世界133の市場で販売されており、世界中でますます多くのお客様が日産のLCVを購入されています」
と語った。
2017年、日産のLCVとフレームSUVのグローバル販売台数は、前年比7%増の907,929台だった。
新型「テラ」に関する詳細は4月に発表予定だというから、4月下旬開催の北京モーターショーでデビューということになるのだろう。
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