物語の最後に見えてくるものとは…
ひとつの事件を通じて人間の深淵に迫る『落下の解剖学』は、第76回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞、第81回ゴールデン・グローブ賞では、脚本賞と非英語作品賞の2部門を獲得、先ごろノミネートが発表された第96回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされた、注目のヒューマンサスペンスです。
人里離れた雪山の山荘で、男が転落死します。はじめは事故と思われましたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられます。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ<真実>が現れますが――。
主人公サンドラを演じるのは、カンヌで国際批評家連盟賞を受賞した『ありがとう、トニ・エルドマン』など、演技派で名高いザンドラ・ヒュラー。作家としての知的なポーカーフェイスの下で、底なしの冷酷さと自我を爆発させる圧巻の演技で、観客を一気に疑心暗鬼の渦へと引きずりこみます。
監督は本作が長編映画4作品目となるジュスティーヌ・トリエ。主演女優賞にノミネートされたザンドラ・ヒュラーとともに米国アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞など3部門でのノミネートを果たしました。特に、歴代のアカデミー賞の監督部門において、女性はこれまで合計7人しかノミネートされておらず、今年のノミネートによりアカデミー賞史上8人目という快挙を達成。
一報を受けたトリエ監督は「脚本を書いているとき、この映画は、とても素晴らしい映画になると確信していました」「直感に従って挑戦的な作品を作り続けることは可能なんだと自分に言うい聞かせ続けている」と振り返りながら、「一日中泣いていたい。いつも泣かないのに、これはあまりに大きなことだったので、今日は泣いてしまいました」と、さめやらぬ感動を伝えるコメントを残しています。
本作は雪山が舞台とのことでバイクの登場シーンはなさそうですが、ザンドラ・ヒュラーが出演した、第2次世界大戦前のミュンヘン会談を描いた歴史サスペンス『ミュンヘン:戦火燃ゆる前に』(2021年)では、ドイツの「DKW RT 125」、旧ソ連の「Dnepr M-72」などのクラシックバイクを見ることができます。
『落下の解剖学』は、2024年2月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショーです。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタの「“5人乗り”軽トラ」公開!? “2階建て”で「4人寝られる」! “レトロ”デザインの「レジストロ」登場
スズキ「“大きな”軽トラ」公開! もはや「走るタワマン」な超“快適スペース”がスゴい! 本気で「車中泊」追求した“めちゃ広い仕様”が登場!
トヨタ「新型“2階建て”ハイエース」初公開! 超「オシャ」内装で「4人」寝られる! 「トラベローグ“エアロフト”」披露
スバル新型「FRクーペ」発表! MT車“強化”でめちゃ楽しそう! 水平対向エンジン搭載の「BRZ」が販売店でも話題に
国道4号で「道路陥没」発生!?「すごい渋滞してる」車線規制で復旧作業中 25日未明の発生から一夜明け 越谷
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?