カーライフ [2024.03.22 UP]
レジャーシーズン到来! 現行スバル車のラゲッジ寸法を比較してみた
ゴールデンウィークも来月に迫り、レジャーシーズンがやってくる。今のうちにクルマを探しておきたい人も多いはず。そこで今回は、アウトドアにぴったりのスバル車に注目。現行の人気スバル車をピックアップし、ラゲッジルームの寸法を徹底比較。レジャーに欠かせない実用性を検証してみた。
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主力モデルの荷室寸法を比較すると?
まずは、各モデルの荷室寸法をデータで比較してみよう。
荷室高荷室開口部最大幅荷室フロア長インプレッサ706mm1042mm814mmクロストレック708mm1042mm814mmレヴォーグ771mm1020mm1070mmレイバック771mm1020mm1070mmレガシィ アウトバック815mm1149mm1086mmフォレスター884mm1300mm908mm インプレッサとクロストレック、レヴォーグとレイバックは基本的に共通のボディを採用しているため、荷室寸法もほぼ同じ。一方でフォレスターは開口部が大きく、積み降ろしが楽である。逆にインプレッサとクロストレックはそれよりもひとまわり狭い。以降は、このなかから4モデルをピックアップして詳細に見ていこう。
後部座席を畳めば自転車も積めるインプレッサ
Cセグメント、いわゆるファミリーカークラスに属するインプレッサは、日常でも扱いやすいジャストサイズを持つ。2023年に登場した現行型のボディサイズは全長4475mm、全幅1780mm、全高1515mmで、スバルのラインアップのなかでは比較的コンパクトなモデルだ。乗車定員は5名で、後部座席にも大人がゆとりをもって座れるので、ファミリーカーにぴったり。SUV全盛期であるが、シンプルな5ドアハッチバックは乗降性もよく使いやすい。
荷室を見ると、室内高706mm、室内フロア長814mmと、このクラスとしては標準的なもの。荷室の壁に出っ張りはあるが、フル乗車時でもゴルフバッグ2つをギリギリ搭載可能。後部座席は分割して倒せるので、必要に応じてサーフボードなどの長尺物を積めるほか、全て畳むことで自転車を横に倒して収納もできる。通勤からレジャーまで多くのシーンで活躍してくれる現行型インプレッサは、多くのひとにおすすめできる1台。
中古車価格帯:物件が少ないためデータなし
大型サブトランクを備えるレヴォーグ
2020年にフルモデルチェンジを受けたレヴォーグは、伝統的なステーションワゴンのボディを持つ。全長4755mm、全幅1795mm、全高1500mmのボディサイズは、ミドルクラスワゴンとして標準的な大きさ。ワゴンといえば実用車のイメージが強いが、レガシィ時代から培ってきたスポーティなイメージはレヴォーグにも受け継がれており、トップグレードでは177馬力/30.6kgmの水平対向4気筒ターボ+4WDを搭載し、パワフルな走りも楽しめる。
ステーションワゴンだけあり、荷室の広さはインプレッサよりひとまわり以上広い。荷室高771mm、荷室フロア長1070mmは、より大きな荷物を積み込める。インプレッサでは重ねて2つを収納できたが、レヴォーグでは真っ直ぐ揃えて積める。また、カーゴフロアの下には69Lのサブトランクを備えているのも大きな特徴。植木鉢のような背の高いものや、シューズ、買い物袋などを収納できるので、インプレッサよりさらに使い勝手に優れている。また、クロスオーバーに仕立てたレイバックも基本的に同じ使い勝手を誇るので、好みに合わせてチョイスするのもよいだろう。
中古車価格帯:210万円~540万円
ゴルフバッグ+アルファを搭載可能なレガシィアウトバック
2021年にフルモデルチェンジを受けたレガシィアウトバック。かつてはスバルのステーションワゴンとして人気を博したモデルだが、現在はクロスオーバーに仕立てたアウトバックのみが日本で販売されている。ボディサイズは、全長4870mm、全幅1875mm、全高1675mmと、レヴォーグよりもさらに大きなボディを持ち、室内はさらにゆとりのある空間となっている。パワートレインは1.8L 水平対向4気筒ターボのみが設定され、177馬力/30.6kgmを発揮。スポーティさはレヴォーグに一歩譲るが、213mmというゆとりの最低地上高のおかげで悪路にも強い。
インプレッサやレヴォーグと比べて荷室高が815mmと大きく、このため背の高い荷物を収納しやすいのが特徴。ワイドな開口部は大きな荷物でも積み降ろししやすく、「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」により両手が塞がっていても自動でテールゲートが開く。床下サブトランクも備えるほか、ゴルフバッグ2個を並べて積んでもさらにスペースが余るので、実用性は申し分ない。
中古車価格帯:340万円~450万円
開口部が大きく使いやすいフォレスター
現行型フォレスターは2018年に登場。スバルグローバルプラットフォームを導入し、従来モデルよりもさらに走りの質感を底上げした。レガシィアウトバックはステーションワゴンがベースのクロスオーバーSUVだが、こちらは専用ボディを持つ伝統的ミドルクラスSUVである。全長4640mm、全幅1715mm、全高1730mmのボディサイズは、レガシィアウトバックより短く、背が高いプロポーション。パワートレインは、発売当初は2.5L 水平対向4気筒が搭載されていたが、まもなく「アドバンス」グレードに、2.0L 水平対向4気筒にモーターを組み合わせたe-BOXERエンジンを搭載。そのほか1.8L 水平対向4気筒ターボを導入するなど、幅広いパワートレインも魅力である。
荷室は、ステーションワゴンのレヴォーグやレガシィアウトバックと比較すると荷室フロア長が短く、荷室高が大きい。ゴルフバッグを並べて置いてもさらにゆとりがあったレガシィアウトバックに比べると、フル乗員でのゆとりは少なめ。しかし開口部最大幅が最も大きく、積み降ろしがしやすいのが長所だ。またベンチ代わりに大人2名が並んで座ることもできたり、側面部は傷が目立ちにくい素材が用いられるなど、アウトドアには最も適した設計となっている。ほかのモデルと同様、後部座席は独立して倒せるため、用途に合わせたシートアレンジも可能。
中古車価格帯:340万円~450万円
まとめ:街乗り重視ならインプレッサ、レジャー向きはフォレスター
パワフルな走りを生み出す強力なエンジン、アイサイトをはじめとする高い安全性、そして伝統の4WDシステムなど、スバル車は普段使いからレジャーまで幅広いシーンで活躍してくれる。今回は荷室の広さをクローズアップしてみたが、比較的コンパクトなインプレッサでもゴルフバッグを2つ搭載できるため、実用性は十分。またフォレスターならばさらに多くの荷物を積んで、現地でも使い倒せる。スバルは幅広いシーンで使い倒せるモデルが充実しているのだ。
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