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ハーレー、BMW、KTM、Husqvarna、東京モーターサイクルショーで見つけた注目のビッグアドベンチャーバイク

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ハーレー、BMW、KTM、Husqvarna、東京モーターサイクルショーで見つけた注目のビッグアドベンチャーバイク

マイブームはビッグアドベンチャー

さて国内メーカーのトレールバイク編に続いて「東京モーターサイクルショー」で試乗したいのが、海外メーカーのビッグアドベンチャーである。ツーリングライダーの聖地、北海道を1日1000km走るためにはウインドスクリーンにフルパニアが付いたビッグアドベンチャーが欲しくなる。

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アドベンチャーの名を冠したBMWの「R 1250GS ADVENTURE」を筆頭に、さらに過激な走りを予感させるKTMにハスクバーナ、今回は不参加だがDUCATIの「Multistrada」に「DesertX」も登場予定だ。そして驚いたのがハーレーダビッドソンにもビッグアドベンチャーがあったことだ。258kgの巨体を1250ccのビッグツインエンジンがひっぱる。ハーレーとオフロードは対極だと思ったのだが、どちらもワイルドな存在だ。ここでも気になる足付きをチェック! シート高調整機能付きモデルもあり、意外と足付きがいいモデルも発見された。

HARLEY - DAVIDSON

ハーレーと言えば、ビッグVツインのドコドコした振動を全身で味わいながら、フットレストに足を投げ出して乗るアメリカンスタイルをイメージするが、Vツインは水冷化され、ラバーマウントされて振動も抑えられた。車種もクルーザーからトライクまで広がり、最近は電動バイクまで発表した。2021年に登場した「PAN AMERICA 1250 SPECIAL」にはARHと呼ばれる停車時に車高を下げる機能があり、890mmから830mmまでシート高を下げられる。これで安心して両足が着地する計算だ。オプションでローシートもあり、足付きを心配する必要はなさそうだ。

枯葉の上にディスプレイされた「PAN AMERICA 1250 SPECIAL」はまたがってもいいが、残念ながらARHは体験できなかった

ウインドスクリーンは工具なしで高さを4段階に調整できる

メーターはカラー液晶でタッチスクリーン、トラクションコントロールやコーナリングABSなどハイテク満載でBoschの6軸IMUを搭載している

ライディングポジションによってブレーキペダルの角度まで変更できる

参考:https://www.harley-davidson.com/jp/ja/products/bikes.html

BMW

憧れのビッグアドベンチャーと言えば、BMNW「R 1250GS ADVENTURE」が、まず頭に浮かぶ。北海道で出会うと本当にカッコイイ。左右に振り分けられたパニアケースにキャンプ用品一式を詰めて荒野をどこまでも走って行くイメージ。ただし足つきは悪く高身長でなければ乗りこなせないモデルだった。現行車両はオプションと座面調整機能を使えばシート高790mmまで下げられるのだが、車重はノーマル仕様で278kgもあり、絶対に転倒したくないモデルだ。

モデルチェンジした「G 310GS」は、かなりオンロード寄りのモデル。単気筒エンジンにライド・バイ・ワイヤの組み合わせで機敏なレスポンスを軽いタッチで得られる。シート高は835mmで両足はつま先、片足は着く。履いているタイヤもオンロード寄り、排気量は312ccで最高出力は34PSと中型免許で乗れる貴重なモデルだ。車重は175kg、前後シングルディスクで、スリッパークラッチを採用している。価格も75万3000円からと現実的である。

「G 310GS」はカラーリングもデザインも斬新、一目でBMWと分かる。オンロードでも速そうに見える

メーターはモノクロ液晶式でフロントスクリーンが装備されている

「R 1250GS ADVENTURE」はシート高が825mmに調整され快適、両足ならツマ先、片足なら全部付く。グリップヒーターだけでなくシートヒーターも標準装備され冬でもヌクヌクである1254cc、136PSのフラットツインエンジンはメンテナンスフリーのドライブシャフト方式を採用。ADVENTUREにまたがれば世界中どこでも走れる気になれる。お値段も238万9000円からと夢のようだ。

メーターはもちろんカラー液晶、7つの走行モードを切り替えられどんな路面状況にも対応できる。大型ウインドスクリーンは可動式で、USB充電ソケットも装備される

 ライトはフルLEDスイベル式ヘッドライトとコーナリーングライトがあり、カーブの曲率や路面の勾配、傾斜などに合わせて無段階で自動調整され、広い照射範囲を確保してくれる

参考:https://www.bmw-motorrad.jp/ja/home.html#/filter-all

KTM

KTMはモトクロッサーで有名なオーストリアのメーカーで、オフロードを得意とするがオンロードモデルも発売して人気を集めている。2004年からMotoGPにも参戦。250ccから1290ccまで、ADVENTUREシリーズだけで8モデルを発売している。今回、またがった「KTM 1290 SUPER ADVENTURE S」は160PS、「KTM 890 ADVENTURE」は105PSと有り余るパワーを持ち、タイヤもオンロード指向が強いタイプを履く。ABS、トラクションコントロール、ライドバイワイヤなどの電子制御も積極的に採用、ハイテクにも強いメーカーである。

「KTM 1290 SUPER ADVENTURE S」は貫禄充分、シート高は調整式で849~869mm、両足はかかと以外接地、片足なら全部付いた

7インチのTFTモニターを採用、ハンドルバーの6方向スイッチで操作できる。Bluetoothにも対応

「KTM 890 ADVENTURE」はシート高830~850mm、1290と同じ足付きの良さがあり安心できる

独自デザインのLEDヘッドライト。両側にあるのは昼間点灯ライト。ウインカーもLEDを採用

5インチのTFTモニター搭載、表示構成のカスタマイズにも対応、明るさも自動調整される

「KTM 890 ADVENTURE R」はオフロード指向の強いモデルで、シート高880mmと過激。両足のツマ先しか付かなかった

参考:https://www.ktm.com/ja-jp.html

Husqvarna

ハスクバーナ・モーターサイクルズは、歴史あるスェーデン発祥のバイクメーカーで、エンデューロやモトクロッサーで有名になった。スーパーモタードのラインナップが豊富で、現在はKTMの傘下にある。単気筒のオンロードモデル「VITPILEN」を発売して注目を集めた。ビッグアドベンチャーは「NORDEN 901」のワンモデルでKTM890デュークと同じ系統のパワーユニットを搭載した。シート高は854mmと874mmに切り替え可能、サスも硬めのため、両足でもツマ先立ち、片足は付かないと足付きは最も悪かった。タイヤはオフロードに強いピレリ・スコーピオンラリーSTRを装着、前後のサスペンションは傘下のWPを採用。エンジンは水冷並列2気筒の899ccで105PS/8000rpmを発生する。オフロード指向でベテラン向きのモデルに見えた。

「Svartpilen 401」はヴィレットピン401の兄弟モデルでシート高は810mmなので両足がベッタリ付く。スポークホイール、ブロックパターンのタイヤにアップハンドルのダートトラッカーである。SRX4を思わせる軽い単気筒でヒラヒラ走れるイメージだ

ハスクバーナと言えば単気筒だが、「NORDEN 901」はツインエンジン搭載で、同社初のアドベンチャーモデル。軽量スチールのトレリスフレームを採用、全体的にオフロード指向が強く、ストロークの長いサスペンションを採用しているため足付きは悪い

カラー液晶モニターを搭載、3種類のライドモードがありトラクションコントロールやスロットルレスポンスを制御できる

最後のオマケにMOTO CORSEの398万円のアドベンチャーマシン「MTC V4」。ベース車両はムルティストラーダV4でシート高は810mmと低いがまたがるのは不可。このキレイな車両でオフロードを走るには別の意味で勇気が必要だ

参考:https://www.husqvarna-motorcycles.com/ja-jp.html

文/ゴン川野

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1件
  • ハーレーはアドベンチャーは赤く塗ったらザボーガー。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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