車がだんだん大きくなっている
「狭い道のすれ違いや車庫入れで、ぶつけたりこすったりしないかドキドキする」
「ファッションや持ち物にこだわるのと同じように、車も自分のスタイルに合わせたい」
毎日、車を運転している人でもこんなふうに感じたことはあるはずだ。
まして週末しか車に乗らない運転が不慣れな人なら、そんなドキドキしてしまう回数はもっと多いかもしれない。
日々、様々な車を乗り比べるカーセンサー編集部でも、車によっては「乗るときに結構ドキドキした」なんていう声も聞かれる。
それもそのはず。近年の車は、実は少しずつ大きくなっている傾向にあるのだ。
しかも、一部の高級車が大型化しているという話ではなく、大衆車と呼ばれる車も例外ではない。
例えばトヨタのカローラは、現行型になってから横幅が1700mmを超えて3ナンバーサイズになった。
車内の居住性を確保したり、グローバルの規格に合わせるためのサイズアップであるが、それに伴って道幅や駐車場のスペースが広がっているわけもなく、結果として道が狭くなっている状態になっているのだ。
いつか使う快適機能より、気軽に乗れる車を
いざ車を選ぶときには、普段はあまり使わない座席や荷室の広さを考慮しがちだ。
確かにあれば便利ではあるが、それと引き換えに車が大きくなり、普段の運転でストレスを感じてしまっては本末転倒。
そこでオススメしたいのが、購入予定の車より小さなサイズの車選びだ。
例えば、冒頭の写真で登場したミニカーのシエンタのように、3列シートという機能をもちながらもフルサイズミニバンに比べ小さくできるモデルの選択肢もある。
カーセンサー1月号では、サイズを小さくするとどの程度運転に影響するのかという実験や、運転のしやすいモデルをボディタイプごとに紹介している。
いつもの道が広く見えて、運転のドキドキがワクワクに変わる。
そんな1台を誌面をチェックして、ぜひ見つけてみてほしい。 文/編集部 今泉翔太、イラスト/遠藤イヅル、写真/稲葉 真
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