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CB1000Rが2024年にストリートファイターに刷新!? CB-Fコンセプトはお蔵入りに

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CB1000Rが2024年にストリートファイターに刷新!? CB-Fコンセプトはお蔵入りに

 ホンダの新世代ネイキッドとして2018年にリリースされたCB1000Rが2023年限りで終了し、2024年にはフルモデルチェンジするという。だが、後継と目されていたCB-Fコンセプトではなく、欧州で人気のストリートファイターに生まれ変わるだろう。

文/ベストカーWeb編集部、CG/SRD

CB1000Rが2024年にストリートファイターに刷新!? CB-Fコンセプトはお蔵入りに

CB1000Rはカフェレーサーからストリートファイターに変貌か

 CB1000Rは、元々欧州ローカルで販売されていたものを2018年にグローバル展開し、日本でも発売が開始されたモデル。その際に、ストリートファイターからカフェレーサーに方向性を変えており、人気のネオクラシックスタイルにすることでターゲットを広げたのだ。

 同時にCB1000Rを筆頭にCB650RやCB250R、CB125Rなどでシリーズ化して新しい時代のホンダ「CB」を打ち出していったが、旗艦CB1000Rの販売が不振。2021年にはデザインを改良するも状況は変わらず、現行CB1000Rは2023年型が最終と言われている。

 そして、新型CB1000Rはストリートファイターに原点回帰すると予想され、2017年型CBR1000RR(SC77型)をベースにした大幅なポテンシャルアップが期待される。ストリートファイターは性能が重視されるので、ベースモデルの更新は歓迎されるだろう。

 SC77型CBR1000RRは192PSの最高出力を発揮しており、欧州の並みいるライバルに対しても性能は十分。さらに、スライドコントロールやセミアクティブサスなどSC77型で大幅にアップデートされた電子制御が導入されると、より魅力が高まるだろう。

新型CB1000R [HONDA] 画像は編集部の予想CG。2017年型CBR1000RRをベースに生まれ変わり、コンセプトもストリートファイターとした新型CB1000R。ウイングも付くようだ

CB1000Rの次はCB-Fコンセプトになるはずだった

 新型CB1000Rの模索は、実は2020年から表面化していた。コロナ禍で中止された東京モーターサイクルショーに代わって、オンラインでCB-Fコンセプトが公開されたのだ。CB1000Rのエンジンや車体を使って、1979年のCB750F/CB900Fを再現していた。

 CB-Fコンセプトは、遡ると2019年のCB誕生60周年に提案されるべく2018年末から企画が進められていたもの。CB1000Rが不振なこと、CB1300シリーズがカワサキのZ900RSに対抗できなかったこと、スズキが新型カタナを発表したことが重なったのが要因だ。

 反響が大きければCB-Fコンセプトは今頃発売されていてもおかしくないタイミング。ところが、これが市販されないことが改めて判明した。11月に開催されたイベントで、CB-Fコンセプトを手がけた伴哲夫氏自ら「出ませんよ」と発言したのだ。

 3年ぶりにリアル開催された2022年3月のモーターサイクルショーではCBが一台も展示されず、CB1000Rの販売終了とCB-Fコンセプトのプロジェクト終了を示唆していたと考えられる。そして、2024年新型CB1000Rはストリートファイターに回帰するだろう。

CB-Fコンセプト(2020年) [HONDA] 前年のCB誕生60周年の節目を機に新しいジャパニーズCBを検討し導き出した提案。CB1000RをベースにCB750/900Fのシルエットを再現した

新型CB1000Rにはウイングレットも装着される!?

 欧州だけでなく日本などグローバルに販売するために生まれ変わったCB1000Rは、結果的にどっち付かずになってしまったようだ。これを振り払うべく、2024年新型CB1000Rは最新鋭のSC77型CBR1000RRをベースにネイキッド化するだろう。

 さらに徹底的にパフォーマンスアップアップを追求するためか、スーパースポーツに準じるウイングレットの特許も出願されている。その書類には新型CB1000Rと思しき姿の並列4気筒エンジン搭載のストリートファイターが図面化されているのだ。

 ウイングレットはハイパワーバイクがウイリーを抑制するために装着するもので、この特許は新型CB1000Rの方向性を示唆するものだろう。ライバルのドゥカティやBMWも大きなウイングレットでパフォーマンスをアピールしており、性能を誇示する上でも効果的だ。

 「ストリートファイターでやる。性能でも見た目でも負けない!」というホンダの気合が感じられるパーツをヒントに新型CB1000RをCGイラストにしたが、これぞ本来のCB1000Rという姿になった。次の課題はCB1300に代わるモデルをどうするかだろう。

図面は並列4気筒エンジンを搭載したかなり尖ったネイキッドモデルで、ウイングレット「30」の特許を申請。フレームはプロアーム化に伴ってCBR1000RRとは異なる新作になっているようだ

かつての旗艦・CB1300シリーズは、2025年には生産終了か

 2024年新型CB1000Rは、ストリートファイタースタイルになっても日本で発売されるという情報だ。だが、日本市場で支持されるのはCB1300スーパーフォアやカワサキZ900RSのような丸いヘッドライトのネイキッドとなり、ラインナップから外せないはず。

 よって、新型CB1000Rとは別に新たなジャパニーズCBが用意されてもおかしくないだろう。理由は、現行CB1300スーパーフォアは2026年11月までに車載式診断機・OBD2のバージョンアップが必要で、そのタイミングで生産終了という情報があるからだ。

 当Webの予想では2025年が最終になると思われるので、それまでにZ900RSに対抗できるモデルを用意しておきたいところだ。2018年から国内大型バイクの販売トップに君臨し続けるライバルを、ホンダが黙ってこのまま放っておくことはないと考えられる。

 一方で、2022年11月に生産終了したCB400スーパーフォアに代わる新型CB400が、中国市場もターゲットに開発中との噂があるので、中型と大型の兄弟モデルとして共通イメージのジャパニーズCBが再構築される可能性もあるだろう。

CB1300スーパーフォアSP 30thアニバーサリー [HONDA] 前後オーリンズサスやブレンボ製ラジアルマウントキャリパーを装備したSPに設定された30周年記念車。1月9日まで注文を受付中

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みんなのコメント

85件
  • どちらのコンセプトもかっこいいなぁ
    ただ全部の新型がストリートファイターじゃなくても良いと思うけど。
  • 日本でバイク売れないから海外寄りのデザインになるのはしょうがないよね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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