現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ちょっと変、だけどカッコいい。オオタキ製「パルサーEXA」!名作キット列伝・第1回【CARSMEETモデルカー倶楽部】

ここから本文です

ちょっと変、だけどカッコいい。オオタキ製「パルサーEXA」!名作キット列伝・第1回【CARSMEETモデルカー倶楽部】

掲載 19
ちょっと変、だけどカッコいい。オオタキ製「パルサーEXA」!名作キット列伝・第1回【CARSMEETモデルカー倶楽部】

スタイリッシュ・ボディのFFクーペ

キット制作記事や、歴史をひもとく記事など、様々な内容でお楽しみいただいている当「CARSMEETモデルカー倶楽部」だが、今回から、完成した状態にこだわらずにキット状態のまま、いろいろなカープラモをご紹介していく連載を始めたい。題して「名作キット列伝」である。

ギミックをふたつ盛り込み加工終了!!フジミ製プラモ「プレリュードSi」を作り込む!第4回【CARSMEET モデルカー倶楽部】

【画像33枚】オオタキならではのキット内容が光るパルサーEXAを見る!

と言っても、今では入手不可能な過去のキットばかりを紹介し、その結果として絶版キットの市場価格に影響を与えてしまう、というようなことは本意ではない。そうした事態もある程度は避けられないかもしれないが、あまり生臭い結果を生まないよう、新旧キットを取り混ぜてご紹介していければよいのではないかと考えている。

という訳で第1回は、オオタキ製1/24スケール・キットの「日産パルサーEXA」を採り上げたい(言ったそばから絶版キットだが……)。同車についてはイマイからも新車当時にキット化されており、この金型はアオシマに引き継がれ、現在も同社「ザ☆モデルカー」シリーズに編入されつつ現役であるが、オオタキのキットは基本的には当時のものしか存在しないため、若干マイナーな存在と言えるだろう。しかし、プラモデルについて説明する前に、実車について若干述べておこう。

パルサーEXAは、1982年4月登場の二代目パルサーに設定された2ドア・クーペである。パルサーの前身であるチェリーの時代から、クーペはちょっと奇妙なスタイルを採用してきたもので、チェリーではミッドシップスポーツ風、チェリーF-IIと初代パルサーではシトロエンSM風という、独特なルックスを特徴としていた。二代目パルサーにおいてこの流れは極まり、ついにEXA(エクサ)というネーミングが与えられたかたちである。

その最大の特徴は、なんといってもリトラクタブルライトを採用(クラス初)したフロントマスクであろう。全体のプロポーションはこれもミッドシップ風と言えばミッドシップ風の、スーパーカー的な雰囲気を持つもので、それを大衆車クラスのボディにまとめ上げたところが見事であった。空力的にも優秀で、Cd値0.37をアピールしていた。

もっともその中身はパルサーと全く同じで、直4エンジンを横向きに搭載するFF車である。パルサーには1.3Lと1.5Lのエンジンが用意されていたが、EXAに組み合わされたのは1.5Lのみ。すなわちキャブ仕様のE15(85ps)とインジェクション仕様のE15E(95ps)であった。サスペンションは前ストラット/後ろフルトレ。グレード構成はシンプルに、E15を搭載するEXAと、E15Eを積むEXA Eの2種類。もちろん後者が上級モデルである。

スタイリッシュなルックスが大いに受け、発売直後はかなりの人気を博したパルサーEXAであったが、その勢いはたちまち失速。ターボ仕様の追加やコンバーチブルの限定発売などがあったものの、いまひとつ地味な存在のままに終わった。1986年には独立車種エクサとしてモデルチェンジしているが、これも一代限りであった。

ステア可能なFF機構を採用、プロポーションもよしのオオタキEXA
さてプラモデルのEXAであるが、オオタキ、イマイともに1982年秋の見本市で発表されており、手元の資料では詳細は不明だが、おそらく同年冬から年明けにかけて発売されたものだろう。カッチリとした堅実なつくりで、若干地味な実車をモデル化したメーカー、という印象のあるオオタキだが、このキット化時点では、EXAは注目のフレッシュなスポーティカーだったわけである。

オオタキの売りは、前述のように堅実なつくり――まとまりのよいボディ・プロポーション――にもあったが、目玉と言えるのはまた別の部分であった。フロントにモーターを置き前輪を駆動するFF方式を採用しながら、ステアリング機構も両立していたのである。もっともこの機構に関しては、これより少し前に日東から発売されたレックスやファミリアでも同様のものが採用されていただけに、目新しさという点ではいまひとつだったかもしれない。

一方、イマイのEXAは、同社らしく「カッチリ」を通り越して「ガッチリ」した作りがなされていたが、オプションパーツが豊富に用意され、プラモならではの楽しさに満ちたものであったのが特徴だ。このあたりは、現在のアオシマ版からも窺い知ることができるだろう。

オオタキのEXAに話を戻すと、のちには実車の変化に即してターボ仕様が追加されたようだが、さほどのバリエーション展開はなかったようだ。最後にはコンバーチブル仕様に改修されたものが、オオタキではなくスズキという会社から発売されているが、この間の事情について確実なところは不明なので、ここで詳しく触れるのはやめておこう。オオタキのEXA、このまま歴史の狭間に消えさせてしまうのは惜しいキットではある。

こんな記事も読まれています

後継者の憂鬱を全身で体現!通好みではあった「二代目シーマ」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第47回
後継者の憂鬱を全身で体現!通好みではあった「二代目シーマ」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第47回
LE VOLANT CARSMEET WEB
可憐な[カレン]を知っているか! ST200系セリカの兄弟車は端正なフロントマスクのノッチバッククーペだった!!
可憐な[カレン]を知っているか! ST200系セリカの兄弟車は端正なフロントマスクのノッチバッククーペだった!!
ベストカーWeb
いつしか消えた軽自動車のホットハッチの復活希望! お金のない若者を育ててくれた「安くて面白くてバカッ速」モデルを振り返る
いつしか消えた軽自動車のホットハッチの復活希望! お金のない若者を育ててくれた「安くて面白くてバカッ速」モデルを振り返る
WEB CARTOP
旧車の味はハンパない!! 2.8L直6搭載の[初代ソアラ]加速はイマイチ!? トヨタ系企業が提案する[旧車の楽しみ方]
旧車の味はハンパない!! 2.8L直6搭載の[初代ソアラ]加速はイマイチ!? トヨタ系企業が提案する[旧車の楽しみ方]
ベストカーWeb
トヨタ[新型FRスポーツ]爆誕!! 車重1トンちょいの超絶楽しいクルマ[S-FR]は2026年に登場か!?
トヨタ[新型FRスポーツ]爆誕!! 車重1トンちょいの超絶楽しいクルマ[S-FR]は2026年に登場か!?
ベストカーWeb
え、軽なのにセルシオ並のシートってマジ!? 超絶斬新だった[ソニカ]が鳴かず飛ばずに終わったワケ
え、軽なのにセルシオ並のシートってマジ!? 超絶斬新だった[ソニカ]が鳴かず飛ばずに終わったワケ
ベストカーWeb
「Zカー」といえば思い出すのは何代目!? バブル絶頂期に登場したスポーツカー 日産・Z32型「フェアレディZ」ってどんなクルマ?
「Zカー」といえば思い出すのは何代目!? バブル絶頂期に登場したスポーツカー 日産・Z32型「フェアレディZ」ってどんなクルマ?
VAGUE
【国内試乗】初の右ハンドル仕様にミッドシップ化。アメリカンスポーツの魂ともいえるクルマだ「シボレー・コルベット」
【国内試乗】初の右ハンドル仕様にミッドシップ化。アメリカンスポーツの魂ともいえるクルマだ「シボレー・コルベット」
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタ セリカ1600GT(昭和45/1970年12月発売・TA22型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト061】
トヨタ セリカ1600GT(昭和45/1970年12月発売・TA22型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト061】
Webモーターマガジン
三菱 ギャランGTO MR(昭和45/1970年12月発売・A53C型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト062】
三菱 ギャランGTO MR(昭和45/1970年12月発売・A53C型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト062】
Webモーターマガジン
セリカ ランエボ ブルーバード アバルト…… MT車歴60年超の評論家が回顧する 心踊ったMT車たち
セリカ ランエボ ブルーバード アバルト…… MT車歴60年超の評論家が回顧する 心踊ったMT車たち
ベストカーWeb
ランクル70年の歴史で代表的モデル!? 四半世紀も販売されたロングセラー トヨタ「20系ランドクルーザー」ってどんなクルマ?
ランクル70年の歴史で代表的モデル!? 四半世紀も販売されたロングセラー トヨタ「20系ランドクルーザー」ってどんなクルマ?
VAGUE
名前[カローラツーリング]でいいの!? フィールダーブランドが…見事すぎるサイズ&価格で初代バカ売れだったよね
名前[カローラツーリング]でいいの!? フィールダーブランドが…見事すぎるサイズ&価格で初代バカ売れだったよね
ベストカーWeb
「復活発売」までは間違いない新型プレリュードに「タイプR」は設定されるのか?
「復活発売」までは間違いない新型プレリュードに「タイプR」は設定されるのか?
ベストカーWeb
1990年代、クルマの珍技術3選 Vol.2
1990年代、クルマの珍技術3選 Vol.2
GQ JAPAN
ヘッドライトがなしで公道登録済み! V8搭載の魔改造クロスレー「アルムキスト セイバー」の250万円は妥当なお値段だった!?
ヘッドライトがなしで公道登録済み! V8搭載の魔改造クロスレー「アルムキスト セイバー」の250万円は妥当なお値段だった!?
Auto Messe Web
なつかしのホンダ「N360」はラリーカーをオマージュ! 空冷ホンダ車マニアが「ホンダZ GS」からエンジンを移植して仕上げた本気仕様でした
なつかしのホンダ「N360」はラリーカーをオマージュ! 空冷ホンダ車マニアが「ホンダZ GS」からエンジンを移植して仕上げた本気仕様でした
Auto Messe Web
日本車レベル越えの[未体験ゾーン]へ!? ロングボディなのに2ドア採用[初代ソアラ]がハンパないカッコいい!!
日本車レベル越えの[未体験ゾーン]へ!? ロングボディなのに2ドア採用[初代ソアラ]がハンパないカッコいい!!
ベストカーWeb

みんなのコメント

19件
  • k_k********
    子供の頃、EXAのチョロQが宝物でした。
    実車見た事ないけど、何故かかっこよくて。
  • wat********
    なつかしいなー
    当時はどこのプラモ屋でも売れ残ってたヤツや
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

133.9181.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

136.3359.0万円

中古車を検索
パルサーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

133.9181.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

136.3359.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村