来年2022年は、激戦区であるミドルクラスミニバンのエース級がそろってフルモデルチェンジを迎える「当たり年」となる。トヨタノア/ヴォクシーが年明けにフルモデルチェンジを迎え、ホンダステップワゴンも春に新型投入を予定、そして本稿では約1年後の2022年秋頃に登場する、かつてこのクラスを制した日産セレナの新型(次期型)について紹介したい。
正直なところ日産の新型情報はやや心もとない出所が多く、「これで確定!!」と言い難いが、それでもこの新型車の、いま編集部に届いている全情報を整理してお伝えします!!
お…おお…新型プリウスが仰天顔で登場!! 次期型発表は2022年末「隠し玉」も用意
文/ベストカー編集部
写真/ベストカー編集部、日産
[gallink]
■新開発e-POWERが中心だが2Lハイブリッドも用意
新型セレナについては、デザインとパワートレインに関する情報が散発的に編集部へ入ってきている。
現行型(5代目のC27型)セレナの発売は2016年8月。2018年3月にe-POWERを追加して以降販売は好調で、2018年度(2018年4月 - 2019年3月)にはミニバンカテゴリーで国内販売第一位を獲得している。このミニバンカテゴリーでは販売台数で常にトップを争っており、日産のエース的存在と言える。そんなセレナの期待の次期モデルは、来年(2022年)9月頃にデビュー予定だ。
新型セレナの予想CG(ベストカー編集部作成)。編集部に入ってきた情報と日産関係者への裏取り当てなどで制作。最近の日産のデザイントレンドを考えるとかなり近いはず
新型は基本的にはキープコンセプトで、標準仕様は全幅1695mmで5ナンバーサイズを維持し、スポーティなスタイルで人気のハイウェイスターは全幅がやや広い1750mm前後で3ナンバーサイズという従来どおりのラインナップとなる。さらなる特別感をオーナーに提供するオーテック仕様とNISMOモデルも設定される。
フェイスデザインは新型アリア、新型ノートと同様に細目とVモーショングリルを採用した、全体的に洗練さを増したスタイリッシュなものになる。セレナは3代目から5代目となる現行型まで頑なにデザインを変えておらず、サイドウィンドウ下端が運転席側だけ低くなって視界を確保する「シュプールライン」も3代にわたって継承しているが、新型ではこれが引き継がれない可能性がある。
パワーユニットは、大人気の1.2Lエンジンで発電するe-POWERをメインに据え、2Lマイルドハイブリッドも継続する。ただe-POWERは新開発仕様となり、現行のモーター出力136ps/32.6kgmからパワーアップさせながら、燃費性能も向上させるシステムを採用するようだ。ライバルである(トヨタ製の)ノアに搭載されるTHS IIとの戦いはヒートアップ必至だ。
インテリアについては、ライバルのノア/ヴォクシー、ステップワゴンを徹底的に研究し、室内の使いやすさを追求する。特に広さが自慢の3列目シートについては、居住性はそのままに、現行型が採用する左右跳ね上げ式に対して、より洗練された3列目シート格納方法が検討されている。
現行型でも搭載し好評のプロパイロットは、ハンズオフ可能な最新バージョンのプロパイロット2.0に進化する可能性が高い。ライバルの追随を許さぬように、日産としてもミニバン王者の進化に抜かりはない。
■派生モデルは? ライバルは??
現行型セレナでは、スーパーGTなどレースフィールドから得たデータをもとに走行性能を高めたホットバージョン「NISMOモデル」、そして湘南ブルーをイメージカラーとし大人のプレミアムスポーティをコンセプトにまとめられた「オーテック仕様」が設定されている。
クルマ好きに好評だが、この両仕様は前述のとおり、次期セレナでも設定が計画されている。キャラクターは現行と同じく、NISMOはスポーティに、オーテックはより上質に。両モデルとも実質的には「最上級グレード」としてユーザーに好評を受けており、モデルのイメージを引っ張るだけでなく売上にも貢献している。
また、この新型セレナの強力なライバルとなるのは、やはりノア/ヴォクシーだ。2022年1月に新型がデビュー予定だが、ミニバン初となるTNGAの採用や、アクアで初採用されたバイポーラ型ニッケル水素電池の採用など先進技術も盛りだくさん。主役争いは激化間違いなしだ。
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みんなのコメント
次期モデルについて話題が出始めたので
大急ぎでベストカーにネタを作ってもらった
というだけに過ぎず、次期モデルの気配は
全くないどころか出るのかすら疑問。
何故ならヤリスVSフィットのときも、
ノートにスライドドアが出るとずーっとウソついて
ようやくノートが新型になったから
この話題作りはそれと同一の手法であり、
ユーザーを平然と欺く日産とベストカーという構図は
何も変わっちゃいない。