ランドローバーはイギリス現地時間10月26日(火)に、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで新型『RANGE ROVER(レンジローバー)』のワールドプレミアを実施し、凹凸や装飾を極限まで排したサーフェイスと精緻なラインで形づくられた、研ぎ澄まされたデザインを採用する5代目モデルを初公開した。EVモードでの最大航続距離100km(メーカー推定値)を誇るPHEV(プラグイン・ハイブリッド)モデルや、ブランド初のフルバッテリー電気自動車(BEV)の2024年投入もアナウンスしている。
先週にもティーザー画像が発表され、その登場がカウントダウンされていた第5世代『レンジローバー』が、日本時間27日(水)早朝にアンベイルされた。
オンラインストア専売『BMW X7 Edition in Frozen Black Metallic』を国内40台限定導入
ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)であるティエリー・ボロレは「この新型は、世界で最も目の肥えたカスタマーに、世界で最も魅力的なラグジュアリーカーを提供するクリエーターになることを目指す、当社のビジョンを見事に体現した。50年以上にわたって、イノベーションのパイオニアとして紡ぎあげてきた唯一無二の『RANGE ROVER』の物語に、新たな章が描かれる」と、その完成度に自信をみせる。
その実現には「テクノロジーを駆使して」調和がはかられたという特徴的なデザインが採用され、厳しい公差による凹凸のないデザインを具現化。フラッシュグレージング、目立つことのないウエストレールフィニッシャー、シームレスなレーザー溶接ルーフジョイントなど最新技術を用いて、ひとつの塊を削りだしたような洗練された外観が生み出された。また、リヤエンドでは点灯するまでその存在に気づかない特徴的なテールライトも「新型レンジローバーを象徴する不可欠な要素」として盛り込まれている。
さらに後方へ向かってなだらかに下がるルーフライン、水平方向を強調した力強いウエストライン、そして立ち上がるシルラインを継承し、悪路走破性の高さを視覚的に訴える特徴的なショートオーバーハングと格式高いフロントエンド、直立したフロントガラス、テーパー形状でボートテールのようなリアが、やはり『RANGE ROVER』としてのプロポーションを定義づけている。
その5代目はランドローバーの新しいアーキテクチャーであるMLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)を採用した最初のモデルで、内燃機関やプラグイン・ハイブリッド(PHEV)、さらに100%電気駆動のフルバッテリー電気自動車(BEV)にも対応。
国内導入の選択肢はまだ未定ながら、パワートレインは高効率なマイルド・ハイブリッド(MHEV)やPHEVから選択でき、ボディタイプはスタンダード・ホイールベース(SWB)とロング・ホイールベース(LWB)の2種類、さらに4人乗り、5人乗り、7人乗りから好みの仕様を選択できる。
■“オールホイール・ステアリング”によってランドローバー史上最少の回転半径を実現
そして2024年の投入がアナウンスされたピュアEV仕様は、ランドローバー史上初のBEVとなり、今後2030年までにジャガー・ランドローバー・ブランドの全モデルにピュアEVの選択肢を設定し、2039年までに排出ガス量実質ゼロの達成を目指すという目標に貢献することになる。
そのほか、第3世代となる新しいアクティブ・ノイズ・キャンセレーション技術は、車両の外側に設置したマイクとヘッドレストのスピーカーを使用してノイズキャンセリング機能付きの高級ヘッドホンのように、室内の乗員に静かなパーソナルスペースを提供。
アレルゲン低減とウイルス除去のためのデュアル“ナノイーX”テクノロジーを搭載した空気清浄システムプロによって、臭いやウイルスを大幅に低減し、CO2マネジメントとPM2.5キャビンエアフィルターで空気の質を高め、SARS-CoV-2ウイルスを含むウイルスやバクテリアを大幅に減少させることが科学的に証明されるなど、乗員の快適さと健康保護も図られる。
さらにシート表皮にはレザーを使用しないインテリアオプションとなるウール混紡の“クヴァドラ・プレミアムテキスタイル”や、レザーのような触り心地でありながら30%の軽量化とCO2排出量を4分の1に抑えたテクニカルなウルトラファブリックス素材との組み合わせを設定。サステナビリティ(持続可能性)を考慮した革新的な素材や技術が導入されている。
そして肝心の基本性能となる走破能力と穏やかな乗り心地は、ランドローバーの先駆的な“インテグレーテッド・シャシー・コントロール(ICC)システム”によって支えられ、高速安定性とランドローバー史上最少の回転半径を実現した“オールホイール・ステアリング”の機能も実装。さらに新機能である“ダイナミック・レスポンス・プロ”は、あらゆる環境下で落ち着きのある乗り心地と敏捷性を高めるために素早く反応する電子ロールコントロールとなっている。
また、従来よりスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)として、ラグジュアリーで高性能な特装を手掛けて来た部門も、ラインアップの体系内にてシンプルに『RANGE ROVER SV』と呼称する新たなネーミング戦略を適用。5代目モデルにも2種類のデザインテーマが設けられた他、今後、SVOが手掛けるすべてのランドローバー・モデルには“SVラウンデル"のバッジ”が添付され、識別されることになる。
Land Roverウェブサイト:http://www.landrover.co.jp
ランドローバーコール(フリーダイヤル):0120-18-5568
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【MotoGP】マルク・マルケス、タイヤ内圧違反で10位に降着。あえて抜かせてコントロールも、接触で努力が水の泡に
【角田裕毅F1第11戦展望】損傷したフロアに加えPUを交換。スプリントでデータ取り成功も「本当に悔しい」予選14番手
【角田裕毅F1第11戦展望】「僕に責任がある」限界を超えた結果のフロア損傷を自責。RBの“単純ではない”戦い方もプレッシャーに
角田裕毅に4万ユーロの罰金。F1オーストリアGP予選中の暴言で国際スポーツ競技規則に違反
強豪チームが定義する常勝ホイールの性能要件。タイヤの伸びしろを引き出す知られざるホイールの役割/BBS RI-A
みんなのコメント