現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > BYDがアルファードキラーを公開! 超ゴージャスミニバン「DENZA D9」の中身とは

ここから本文です

BYDがアルファードキラーを公開! 超ゴージャスミニバン「DENZA D9」の中身とは

掲載 18
BYDがアルファードキラーを公開! 超ゴージャスミニバン「DENZA D9」の中身とは

 この記事をまとめると

■ジャパンモビリティショー2023が開幕

【500ps超え】スーパーカー並のスペックを持つ超荒削りな中華SUVに乗った

■BYDブースではミニバン「DENZA D9」が展示されている

■「DENZA D9」の内外装について詳しく解説

 アジアマーケットを知り尽くしたBYDならではの仕上がり

 ジャパンモビリティショーで初お目見えとなったDENZA D9は、BYDが本国マーケットに満を持して投入したゴージャスなミニバン。中国で大人気のアルファードを追撃すべく開発されただけあって、ルックスやボディサイズにも一脈通じるものがある。とはいえ、その正体はいまをときめくBYDの最新モデルだけに手抜かりのない仕上がりであることは間違いない。

 そもそもDENZAは、BYDがメルセデス・ベンツとの合弁会社でラグジュアリーモデル専業ブランドとしてスタートしている。もっとも、シャシーやEVコンポーネントを共同で開発しているとされるが、D9に投入された新たなシステムや贅を極めたインテリアなどは、中国市場、アジアマーケットを知り尽くしたBYDならではの個性が光る。たとえば、BEVとPHEVでそれぞれ専用のフロントグリルを用意するなど、顧客が喜ぶツボを押さえまくりなのだ。

 DENZA D9は、全長5250mm×全幅1960mm×全高1920mmと堂々としたもの。現行型のアルファードに比べ全長+255mm(4955mm)、全幅+110mm(1850mm)となり、一方で全高は−15mm(1935mm)と、ローアンドワイドのフォルムでライバルに差をつけたのだろう。ホイールベースは3110mmとこれまたアルファードよりも110mm長く、2+2+3の7人乗りレイアウトには十分すぎるスペックといえよう。

 ゴージャスな気分に浸れる室内空間

 ミニバンのコンフォート性能を大きく左右するインテリアに目を移すと、10.25インチの大型液晶パネルをはじめ、センターには15.6インチのカラーディスプレイを設置した。エアコンやオーディオなどは、すべてタッチパネル機能がついたディスプレイで操作が可能となり、物理スイッチはほとんど省かれている。全席が独立したシートは、ダイヤモンドステッチによるキルティングが施され、座り心地はもちろん、ゴージャスな気分に浸れること請け合いだ。オーディオシステムも試聴こそ叶わなかったが、アメリカのダイナオーディオ製のハイエンドスピーカーをインテグレートしているので、エンタメ機能も万全といったところ。

 また、BYDはシャシー、とりわけ足まわりの開発に余念がないことでも有名。D9に新規採用となった「DiSusインテリジェントボディコントロールシステム」は、乗り心地の良さ、究極のフラットライドを目指したもので、車高の高いミニバンでもフワフワしない走りを実現したとされる。なお、駆動方式はすべて4輪駆動が採用され、走行可能距離は満充電で800kmという優秀なデータを誇る。

 すでに中国では10万台以上が売れているというD9だが、45万元(およそ920万円)というゴージャスなわりにリーズナブルな価格も奏功しているに違いない。現在、日本導入の予定はないとのことだが、モビリティショーの反響いかんでは「打倒アルファード」のかけ声とともに上陸してくる可能性も否めない。リッチなミニバンのマーケットはますます充実してきそうだ。

こんな記事も読まれています

短時間でも「子どもの“車内放置”」絶対ダメ! 「カーエアコン」稼働でも「車内で熱中症」のリスクがある「理由」とは
短時間でも「子どもの“車内放置”」絶対ダメ! 「カーエアコン」稼働でも「車内で熱中症」のリスクがある「理由」とは
くるまのニュース
バイクのタイヤは、なぜ溝があるの? その理由と交換時期を検証する
バイクのタイヤは、なぜ溝があるの? その理由と交換時期を検証する
バイクのニュース
リアム・ローソン、レッドブルの2024年F1マシンでテストへ。低迷ペレスの将来を巡る噂強まる
リアム・ローソン、レッドブルの2024年F1マシンでテストへ。低迷ペレスの将来を巡る噂強まる
motorsport.com 日本版
「ONKYO」、カーオーディオのラインナップを中国で拡大へ
「ONKYO」、カーオーディオのラインナップを中国で拡大へ
レスポンス
フィアット『パンダ』史上最も安全? 特別な「パンディーナ」登場
フィアット『パンダ』史上最も安全? 特別な「パンディーナ」登場
レスポンス
約2年ぶり復活! ホンダ“新型”「スゴいSUV」今夏登場へ! 超スタイリッシュボディ&「画期的ユニット」採用の「新型CR-V」に反響アリ
約2年ぶり復活! ホンダ“新型”「スゴいSUV」今夏登場へ! 超スタイリッシュボディ&「画期的ユニット」採用の「新型CR-V」に反響アリ
くるまのニュース
バイクの「2025年問題」と同じく、コーヒーにも「2050年問題」があるって知ってますか?
バイクの「2025年問題」と同じく、コーヒーにも「2050年問題」があるって知ってますか?
バイクのニュース
VWグループ各車の車載ディスプレイに新アプリ導入へ、ソフトウェア部門「CARIAD」がHARMANと協力
VWグループ各車の車載ディスプレイに新アプリ導入へ、ソフトウェア部門「CARIAD」がHARMANと協力
レスポンス
政治の影響でBEVが左右される諸外国! 対照的に際立つ日本の自動車市場の健全性
政治の影響でBEVが左右される諸外国! 対照的に際立つ日本の自動車市場の健全性
WEB CARTOP
【未来予想図】第9世代「フォルクスワーゲン ゴルフ」はBEVになる!ゴルフ9の未来予想図とテクニカルインフォメーション!
【未来予想図】第9世代「フォルクスワーゲン ゴルフ」はBEVになる!ゴルフ9の未来予想図とテクニカルインフォメーション!
AutoBild Japan
「ブティック型店舗」で自動車ディーラーの概念を変えたマセラティがめざすものとは
「ブティック型店舗」で自動車ディーラーの概念を変えたマセラティがめざすものとは
レスポンス
日産新型「セレナ“ミニ”」登場は? シエンタ&フリード対抗の「小型ミニバン」は? 実はあった「小さな3列車」 ユーザーの声いかに
日産新型「セレナ“ミニ”」登場は? シエンタ&フリード対抗の「小型ミニバン」は? 実はあった「小さな3列車」 ユーザーの声いかに
くるまのニュース
長瀬智也さんがビンテージアメリカンのレースを続ける思い「誰かの趣味や、人生の良い時間を過ごすきっかけになったら」
長瀬智也さんがビンテージアメリカンのレースを続ける思い「誰かの趣味や、人生の良い時間を過ごすきっかけになったら」
モーサイ
初採用の光る“VWロゴ”がカッコいい フォルクスワーゲン新型「ゴルフ」日本発表 9月より予約を開始
初採用の光る“VWロゴ”がカッコいい フォルクスワーゲン新型「ゴルフ」日本発表 9月より予約を開始
VAGUE
沖縄・豊見城郵便局にシェアサイクル「ちゅらチャリ」新設
沖縄・豊見城郵便局にシェアサイクル「ちゅらチャリ」新設
レスポンス
「高速降りずに寝れるのサイコー!」 1泊3000円で「サービスエリア」に泊まれる? 車中泊よりも快適な「謎のハイウェイホテル」とは?
「高速降りずに寝れるのサイコー!」 1泊3000円で「サービスエリア」に泊まれる? 車中泊よりも快適な「謎のハイウェイホテル」とは?
くるまのニュース
スズキの8耐ファクトリーチーム「チームスズキ CN チャレンジ」 チームディレクターに直撃インタビュー 「GSX-R1000R」はまだまだ終わらない!?(後編)
スズキの8耐ファクトリーチーム「チームスズキ CN チャレンジ」 チームディレクターに直撃インタビュー 「GSX-R1000R」はまだまだ終わらない!?(後編)
バイクのニュース
コストパフォーマンス最高! ハイフロータービンで簡単に愛車を強化する方法~カスタムHOW TO~
コストパフォーマンス最高! ハイフロータービンで簡単に愛車を強化する方法~カスタムHOW TO~
レスポンス

みんなのコメント

18件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村