やっぱりときめく後輪駆動のBEVサルーン。BMW 「i4 eドライブ35」はエントリーグレードながら、500km越えの航続距離を実現

2023年2月15日、BMWジャパンはBMW 4シリーズ グランクーペのラインナップに電気自動車の「i4 eドライブ35」を追加設定。販売はBMWオンラインストアのみで、デリバリーは2023年3月以降を予定している。

286psと400Nmを発生するモーターで後輪を駆動
BMW i4は、BMW 4シリーズ グランクーペをベースにしたバッテリー電気自動車（BEV）だ。日本には、2022年2月に「i4 eドライブ40（RWD）」と「i4 M50（4WD）」が導入されたが、今回、エントリーグレードの「i4 eドライブ35 Mスポーツ」が加わった。

エントリーグレードとはいえ、最高出力210kW（286ps）と最大トルク400Nmを発生する電気モーターをリアに搭載し、後輪を駆動する。ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池容量は199Ah、総エネルギー量は70.3kWhで、一充電での走行可能距離は532km、交流電力量消費率は143Wh／kmとなっている。

安全機能・運転支援システムも、最新世代のものを採用している。他のミドルクラス以上のBMW車同様に、高性能3眼カメラ&レーダー､および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムを標準装備。高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能となっている。

先進のコネクティビティや機能装備が充実
コネクティビティにおいても、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作や目的地の設定等が可能だ。Apple CarPlayへの対応、BMWコネクテッド ドライブの標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、大きな利便性がある。

また、BMWデジタルキー プラスを標準装備し、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォンやスマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能で、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、システムの起動も可能だ。

車両価格（税込）は、698万円と、既存のi4 eドライブ40 Mスポーツの791万円より93万円も安い設定となっている。前述のように、販売はBMWオンラインストアのみ。なお、4シリーズ グランクーペの主な車両価格（税込）は、エンジン車が420i グランクーペ Mスポーツの674万円～M440i xドライブ グランクーペの1006万円、電気自動車がi4 eドライブ35 Ｍスポーツの698万円～i4 M50の1081万円となっている。

BMW i4 eドライブ35 Mスポーツ　主要諸元


●全長×全幅×全高：4785×1850×1455mm
●ホイールベース：2855mm
●車両重量：2305kg
●モーター：交流同期電動機
●最高出力：210kW（286ps）
●最大トルク：400Nm（40.8kgm）
●リチウムイオン電池容量：199Ah
●バッテリー総電力量：70.3kWh
●WLTCモード航続距離：532km
●WLTCモード交流電気消費率：143Wh／km
●駆動方式：RWD
●車両価格（税込）：698万円

[ アルバム : BMW i4 eドライブ35 はオリジナルサイトでご覧ください ]

Comments

周りのBM乗りが皆嫌気さして他メーカーに流れてるよ、あと数年したら珍しいメーカーになるね。

EVもこの辺なグリルばっかりですね