この記事をまとめると
■最近のクルマに多く付いている最新機能を紹介
目から鱗の便利っぷり! もうこれだけで欲しくなるレベルのクルマの装備8選
■便利機能は安全に繋がるだけでなく経済性にも優れる可能性がある
■1度使ったら手放せないほど便利なので、装備されているクルマを買うのがオススメだ
最新の便利機能を使うとラクなだけでなく経済的!
最近のクルマはデザインや性能の向上だけでなく、機能面でも大幅に進化している。なかには「走るタブレット、スマホ」と呼んでいいほどのコネクテッド機能なども満載され、走らせることは容易だが、すべての機能、操作を使いこなすには、パソコンの取説同様に、かなりの探求心、エネルギーが必要になるのもまた確か。
筆者だって、愛車のある機能に、乗り始めて数年たってから気づき、いまでは便利に使っている……なんてこともあったりする。
ここでは、せっかく付いているのだから、使わない人が多いかも知れないが、使わないのは絶対に損! という機能のいくつかを取り上げてみたい。
パドルシフト
まずはパドルシフトだ。すべてのクルマに付いているわけではない機能、装備だが、もし付いていたら、絶対に便利だから使ってほしい。パドルシフトと聞いて、AT、2ペダル車をスポーティに走らせるためだけの機能、装備だと勘違いして使わないケースもあるだろうが、じつは、走りのスムースさや経済性にも貢献してくれるのである。
というのは、首都高速道路など、比較的ペースが速く、加減速も多い走行環境では、パドルシフトの-+のシフトダウン、シフトアップによって、下手にブレーキを踏むよりスムースにスピードコントロールがしやすくなったりする。同乗者がいれば、より安心、快適に乗っていられるということだ。筆者はパドルシフトのないクルマは買わない……と思っているほど、重宝している。
さらに、筆者がそうだが、パドルシフトを駆使することで、ブレーキを踏む機会が減り、ブレーキパッド、ローター、さらにはタイヤの減りが減少する。筆者の愛車は、ブレーキパッドが効き優先で柔らかいとされる9年目のドイツ車だが、ディーラーのサービスマンが驚くほどブレーキパッドの減りが少なく、いままで交換なし。タイヤの減りも同様で、ある意味経済的だと思っている。
なお、電動車のパドルは回生レベルコントロール機能になるのだが、効果はそう変わらないから、ガソリン車、電動車を問わず、パドルが付いていれば、ぜひ使いこなしてほしい。
ドライブモード
いまでは多くのクルマにドライブモードが付いている。ホンダのECONのように、エコモードのみのタイプから、新型プリウスのようにエコ/ノーマル/スポーツ/カスタムといった複数のモードを備えたドライブモードもある。クルマ好きなら、各モードを試して、適材適所で使い分けているはずだが、あまりクルマに関心のない人だと、デフォルトのノーマルモードのままで走りっぱなしかもしれない。
が、燃費、電費性能にこだわるなら、走り出す前にエコモードにセットすると、より経済的(燃費、電費)な走りが可能になる。また、筆者のように愛犬を乗せる機会が多い、あるいは幼児を乗せている場合も、自然と加減速が穏やかになるエコモードを選択して走ると、車内でどこかにつかまれない犬も幼児も、より快適に乗っていられることになる。
ただ、メモリー機能があれば、常に同じモードで走れるのだが、再始動するとデフォルトのモードに切り替わってしまうクルマだと、ちょっと面倒ではあるのだが……。
安全にも疲労軽減にも繋がる
ハンズフリー電話機能
走行中の車内での携帯電話、スマホの使用は禁止されている。というか、捕まる、捕まらない以前に使うとかなり危ない行為となる。よって賢者はイヤホンを使ったりするのだが、それだって片側の耳をふさぐのだから、危ないのは同じ。スマホを操作する着信操作も必要になる場合もある。
そこで、けっこう多くの新型車に付いている電話のハンズフリー機能が便利で安全だ。走行中も電話をとれなくてはならないケースもあるはずだが、車両のハンズフリー機能は、たとえばクルマのスピーカーから着信音が流れ、ステアリングの電話ボタンを押すことで通話開始。
もう一度ボタンを押せば通話終了。さらに電話帳までクルマ側に移行することができる車種なら、誰からかかってきたか、誰にかけるかもディスプレイ画面で確認できるから、便利で安全なのである。
オートブレーキホールド機能
電子パーキングブレーキとともにセットで装備されることも多いのがオートブレーキホールド機能だ。スイッチをONにすることで、信号待ち、一時停止、料金所などで止まった際、ブレーキを踏み続けなくてもブレーキ機能が保持される機能である(ACCの渋滞追従、停止保持機能にも使われている)。もちろん、筆者のようにその便利さを知っていて、使いこなしている人も多いはずだが、そもそも付いていてもこの機能を知らないドライバーもいるはずだ。クルマの購入時にセールス氏がしっかりそのあたりの便利機能を教えてくれればいいのだが、冒頭で触れたように、いまクルマは機能、装備が多彩で、すべてを教えてくれるとは限らない。すべてを教えるには、相当な時間が必要でもある。
ただし、オートブレーキホールド機能はメモリー付きとそうでないクルマが混在。国産車は非メモリー付きがほとんどで、最新、最先端の新型プリウスだってメモリー機能は付いていない。ホンダ車でも現行型のヴェゼル、ステップワゴンからやっとメモリー付きになったぐらいである。
一方、輸入車の多くはメモリー付きだ。メモリー付きでないとうっかりONにし忘れる怖さもあるのだが、とにかく使えば一時停止、渋滞中の右足でブレーキを踏み続ける労力から解放され、疲れず、靴底の減り!? も減少すると筆者は思っていて、パドルシフト同様にメモリー付きオートブレーキホールド機能なしのクルマは、愛車候補から脱落、である。
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