F1ベルギーGP後、スパ・フランコルシャンに一部チームがとどまり、テストを行った。ピレリの2025年型プロトタイプタイヤの開発作業をアストンマーティンとアルピーヌが担当。それとは別にキック・ザウバーはフィルミングデー走行を実施した。
7月30日、キック・ザウバーのボッタスは、200kmの走行距離制限のなかで、C44で周回を重ねた。旧型と新型の空力パッケージの比較テストを行い、より効率的なダウンフォースを得るための信頼できる比較データを収集した。
スパで行われるピレリのタイヤテストに、アストンマーティンF1からバンドーンが参加へ。2024年型マシンを初ドライブ
ザウバーは1日限りの走行だったが、ピレリのタイヤテストは30日と31日の2日間にわたって行われた。
アストンマーティンは、テスト&リザーブドライバーのストフェル・バンドーンを2日間走らせた。開発&リザーブドライバーのフェリペ・ドルゴヴィッチは、今年はELMSに参戦、F1レースシートを待ち続けることをやめて、来年はインディカーかWECにフルタイム参戦することを考えている。そのためアストンマーティンは、バンドーンのテスト時間を増やし、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのリザーブとしての準備を整えさせることを決めたようだ。
今季型AMR24を試す初の機会を得たバンドーンは、晴天で路面温度が50度を超えるなか、合計92周を周回し、自己ベストタイムは1分45秒561だった。
アルピーヌは初日はレースドライバーのエステバン・オコンを起用。オコンは97周を周回し、ベストタイムは1分44秒445だった。
テスト2日目にはオコンに代わってテストドライバーのジャック・ドゥーハンがA524を走らせた。しかしこの日、スパウェザーが猛威を振るい、午前中は比較的路面が乾いた時間帯もあったが、昼休みに雨が再び降り始め、作業に大きな影響が出た。
雨が降り出す前に、ドゥーハンは15周を走行、1分45秒569を記録した。バンドーンはピレリのバックアッププログラムとして、エクストリームとインターミディエイトタイヤの開発作業に集中し、主にウエット時に走行。71周を走行するなかで、自己ベストタイム1分48秒342をドライコンディション時に記録した。
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