トヨタのコンパクトSUV「ライズ」ならびに「ダイハツ ロッキー」が一部改良を受け、トヨタグループで初となるシリーズ式ハイブリッド(HEV)モデルが追加された。
このハイブリッドシステムでは、エンジンを発電に特化し、駆動はすべてモーターが担う。既に日本車では日産が「e-POWER」の名で商品化しているが、これまでトヨタ系の「プリウス」や「アクア」といったハイブリッドモデルは、モーターとエンジンが双方とも駆動力を発生するシステムだった。ダイハツがこのたび独自開発した「e-SMART HYBRID」は、それらトヨタ系と異なるシステムを採用したという点でエポックメイキングな出来事といえる。
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ライズ/ロッキーが搭載するe-SMART HYBRIDは、発電専用の1.2L 3気筒エンジンにフロントモーター(106ps/170Nm)を組み合わせたFFで、100%モーター駆動による俊敏な加速レスポンスと静粛性の高さが特徴。そのドライビングフィールはピュアEVさながらで、「スマートペダル」によりアクセルだけで車速のコントロールも可能だ。さらに、シリーズ式ならではのシンプルな構造とコンパクトなサイズにより、同一グレードの内燃機関モデルに比べ重量増を90kgに抑制。その結果、WLTCモードの燃費はクラストップレベルの28.0km/Lを達成している。
バッテリーはデイリーユースが多い顧客ニーズに合わせ4.3Ahとコンパクトな容量に設定。アフォーダブルな価格設定を実現するとともに、発電・駆動用のモータージェネレーターをコンパクトに配置したことも相まって、全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmという5ナンバーサイズのボディを変更することなくHEVシステムを搭載することに成功している。
HEV仕様のグレード展開はロッキーの場合で、ベーシックな「X HEV」とLEDシーケンシャルターンシグナルなど充実装備を与えた「Premium G HEV」という2種類のグレード展開。また、今回の改良ではガソリン車の2WDモデルにも、e-SMART HYBRIDと同じ新型1.2L 3気筒エンジンを搭載するグレード(非ハイブリッド)が設定されるとともに、電動パーキングブレーキや新たな運転支援システムも採用されている。また、従来の1.0Lターボ搭載グレード(4WD)も併売される。
兄弟車トヨタ「ライズ」も基本的には同様のラインアップだが、グレード名称や車両価格は若干異なり、ロッキーの方が若干安価な設定となっている。
ロッキーの価格は以下の通り。
・L(1200cc NA・2WD):1,667,000円
・X(1200cc NA・2WD):1,810,000円
・Premium G(1200cc NA・2WD):2,058,000円
・X HEV(1200cc HEV・2WD):2,116,000円
・Premium G HEV(1200cc HEV・2WD)2,347,000円
・L:(1000cc ターボ・4WD): 1,944,800円
・X(1000cc ターボ・4WD):2,086,700円
・Premium G(1000cc ターボ・4WD):2,318,200円
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みんなのコメント
安いクルマなんだからこれで充分でしょう。
ハイブリッドやシリーズハイブリッドが追加
されてトヨタ・ダイハツ連合は磐石の体制だな。
日産やホンダはかなり追い詰められそう。