10月20日、MotoGP第17戦オーストラリアGPの決勝レースがフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、MotoGPクラスはマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が優勝を果たした。
前日のスプリントでの転倒により左肩を痛めたペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が決勝レースを欠場。また、スプリントでマルコ・ベゼッチ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPレーシングチーム)が1コーナーのブレーキングでマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)と接触しクラッシュしたが、このアクシデントでベゼッチに対し、ロングラップ・ペナルティが科されている。
今季3勝目を飾ったマルティン、果たした「リベンジ」/MotoGP第15戦インドネシアGP
決勝レースは気温16度、路面温度38度のドライコンディションで行われた。ホールショットを奪ったのはスプリントレース勝者のホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)で、2番手にベゼッチ、3番手にはフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が続く。マルク・マルケスはスタートでスピンを起こして大きく後れ、6番手に後退した。
2番手のベゼッチはその後、ロングラップ・ペナルティを消化して後退。さらに5周目の4コーナーで転倒を喫して大きくポジションを落とした。トップはマルティン、2番手がバニャイア、3番手はフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)で、マルク・マルケスは4番手に浮上する。
マルク・マルケスは6周目にモルビデリをとらえ、3番手にポジションを上げる。トップのマルティンはバニャイアに対し0.8秒ほどのギャップを築いており、バニャイアとマルク・マルケスの間にも0.8秒ほどの差がある状態だった。
しかしバニャイアとマルク・マルケスはマルティンとの差を詰め、12周目にはみつどもえのトップ争いとなる。まずはバニャイアがマルティンに仕掛け、さらにマルク・マルケスがポジションアップを狙う。この結果、マルティンはトップを取り戻し、マルク・マルケスが2番手、バニャイアが3番手となった。
マルク・マルケスはマルティンを追いかけていたが、その一方でバニャイアはふたりから遅れていく。優勝争いは、マルティンとマルク・マルケスにしぼられた。
残り4周、ずっとマルティンの背中を追っていたマルク・マルケスが、ついにマルティンをオーバーテイク。その翌周にマルティンもマルク・マルケスをパスしてトップを奪い返したが、残り3周の4コーナーのブレーキングで、再びマルク・マルケスがオーバーテイクを決めた。
このオーバーテイクが決定打となった。マルク・マルケスはそのままトップでチェッカーを受け、優勝を飾った。今季3勝目である。2位はマルティン、3位はバニャイアが獲得した。4位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPレーシングチーム)、5位はエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)。さらに6位がモルビデリで、ここまでがドゥカティライダーである。
日本メーカー勢としてはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)の9位が最上位。中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は18位だった。
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みんなのコメント
来年はマルケスに年間8勝くらいしてもらって覇王色を出して欲しい
そしてドゥカティを自分しかコントロールできないバケモノマシンに魔進化やらかして欲しい
凄いライダーなんだろうけども、マルケスかそれ以外になるのは見ていて辛い、、、困る、、、