現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 働くクルマとは思えないほどカッコイイ! 最新ピックアップトラック5選

ここから本文です

働くクルマとは思えないほどカッコイイ! 最新ピックアップトラック5選

掲載 更新 7
働くクルマとは思えないほどカッコイイ! 最新ピックアップトラック5選

■海外で販売されているスタイリッシュなピックアップトラック

 日本で商用車に分類されるピックアップトラックは、戦後から高度成長期にかけて個人商店の物流を支える存在として普及しました。

38万円で3人乗れる! 125ccのチョイ乗りトライクとは?

 その後、1980年代以降はレジャー用としても使われるようになり、各メーカーから数多くのピックアップトラックが販売されましたが、現在は激減してしまい、唯一、トヨタ「ハイラックス」のみが販売されています。

 一方、海外では乗用車の代わりとしても利用されているため、数多くのピックアップトラックが存在。

 そこで、最新のピックアップトラックを5車種厳選して紹介します。

●いすゞ「D-MAX」

 日本では乗用車から撤退してしまったいすゞですが、海外ではいまもSUVを販売しています。

 そのひとつがタイで生産しているピックアップトラックの「D-MAX」で、荷物の運搬だけでなく乗用車としての使用を想定されているため、デザイン面においても力が入れられていることが特徴です。

 現行モデルは2019年に発売された3代目で、タイから世界各国に輸出されています。

 力強いデザインのフロントフェイスに、全体のシルエットもスタイリッシュにまとまっており、ボディタイプはシングルキャブに、シートの後方にスペースがあるエクステンドキャブ、そして4ドアのダブルキャブをラインナップ。

 グレード構成はイギリス仕様の場合は大きく分けて「ビジネス」「オールパーパス」「アドベンチャー」の3つで、さらに装備や外観の違いで細分化されています。

 なかでもトップグレードの「AT35」は、2リッター直列4気筒ディーゼルを搭載し、ダーク仕上げのホイールに巨大なオーバーフェンダー、ロールバーなどが装備された、迫力あるクロスカントリー4WD車となっています。

●日産「NP200」

 日産のピックアップといえば、かつて「ダットサントラック」(通称ダットラ)や「サニートラック」(通称サニトラ)を販売していましたが、日本ではそれぞれ2002年、1994年に販売を終了しています。

 一方、南アフリカではサニートラック(現地名は「1400バッキー」)が2008年まで販売されており、通算で37年間も販売されていたことになります。

 その後継車として、スタイリッシュなモノコックボディのピックアップトラック「NP200」が、南アフリカで生産・販売されています。

 NP200は1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンと1.5リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、最大積載量は800kgで、発売当時はクラス最大級の室内空間と荷台スペースを誇りました。

 生活に密着したピックアップトラックとして、仕事用にはもちろんのこと、レジャー用としても人気で、数々のアクセサリーが用意されています。

●ホンダ「リッジライン」

 ホンダは1965年に高性能なDOHCエンジンを搭載したピックアップトラックの「P700」を発売しましたが、その後は軽トラックをメインに販売するようになり、国内ではピックアップトラックの生産から撤退しています。

 しかし、北米専用モデルとしてピックアップトラックの「リッジライン」を2005年に発売。現行モデルは2016年に発売された2代目です。

 シャシはピックアップでは一般的なラダーフレームではなくモノコックボディを採用し、洗練されたスタイリングとなっています。

 エンジンは3.5リッターV型6気筒を搭載し、6速ATが組み合わされ、電子制御により砂地、泥、雪など路面に応じた4つの走行モードに切り替えが可能な4WDシステムを装備するなど、悪路走破性も考慮されています。

 ボディサイズは全長5334mm×全幅1996mm×全高1798mmと、かなりの大柄ですが、北米ではミドルサイズにカテゴライズされるサイズです。

 なお、リッジラインは開発、生産ともアメリカでおこなわれています。

■高級なピックアップトラックがある!?

●メルセデス・ベンツ「Xクラス」

 2018年に欧州で発売されたメルセデス・ベンツ「Xクラス」は、同社がラインナップする初のピックアップトラックです。

 開発はルノー・日産アライアンスと共同でおこなわれ、日産「NP300 ナバラ」がベースとなっていますが、Xクラスでは50mm室内幅を拡大するなど、多くの部分が専用設計となっています。

 内外装にはメルセデス・ベンツのデザインが反映され、「スリーポインテッドスター」を掲げるフロントフェイスや、インパネまわりもメルセデス・ベンツ流のデザインで、ピックアップトラックでありながらも高級感があるモデルです。

 一方で、純粋に荷物を運ぶ商用車として使われるための「ワークメイト」も用意されています。

 Xクラスに搭載されるエンジンは2.3リッター直列4気筒ディーゼルターボ、2.3リッター直列4気筒ディーゼルツインターボ、3リッターV型6気筒ディーゼルターボの3種類で、一部地域ではガソリンエンジンも設定。

 なお、話題となったXクラスですが販売不振が続いたため、2020年中に生産を終えるという情報があります。

●フィアット「ストラーダ」

 1996年にブラジルで発売されたフィアット「ストラーダ」は、仕事にも遊びにも使える小型ピックアップトラックです。

 現行モデルは2009年に登場した第4世代で、グレードは商用車の「ワーキング」と「ハードワーキング」、乗用車の「フリーダム」「アドベンチャー」があり、ボディタイプは2シーターのシングルキャブとキングキャブ、4シーターのダブルキャブをラインナップしています。

 なかでもアドベンチャーは、専用デザインの前後バンパーやオーバーフェンダー、サイドステップ、ルーフレールなどを装備するなど、本格的なSUVを彷彿とさせる迫力あるデザインです。

 エンジンは1.8リッターと1.4リッターの直列4気筒を搭載し、どちらもブラジルならではのガソリンとエタノールのフレックスフューエルに対応。

 なお、ブラジルでは同様なピックアップトラックが他メーカーから販売され、ライバル同士の激戦が続いています。

※ ※ ※

 冒頭にもあるとおり、日本ではハイラックス以外のピックアップトラックは販売されていませんので、一見するとトヨタの独壇場です。

 しかし、北米などから並行輸入されているモデルも数多く、ハイラックスの一強とはなっていません。

 ピックアップトラックは趣味性の強いクルマですから、ボディが大きくて燃費が悪く、左ハンドルであることや高速道路の料金が高いなど、ネガティブな要素があってもユーザーにはあまり問題にならないのでしょう。

こんな記事も読まれています

レッドブルF1、今季RB20の弱点克服のため異例のプライベートテスト実施。2022年型マシンをフェルスタッペンがドライブ
レッドブルF1、今季RB20の弱点克服のため異例のプライベートテスト実施。2022年型マシンをフェルスタッペンがドライブ
motorsport.com 日本版
「外環道へのランプ渋滞ズラーーッ」に終止符? 東北道「川口JCT」で渋滞対策やります! 圏央道「久喜白岡JCT」でも 夜間通行止めで実施
「外環道へのランプ渋滞ズラーーッ」に終止符? 東北道「川口JCT」で渋滞対策やります! 圏央道「久喜白岡JCT」でも 夜間通行止めで実施
乗りものニュース
カッコよくて軽快! スウェーデン生まれのハスクバーナ「スヴァルトピレン250」に乗ってみました! ~夜道雪のちょっと寄り道~
カッコよくて軽快! スウェーデン生まれのハスクバーナ「スヴァルトピレン250」に乗ってみました! ~夜道雪のちょっと寄り道~
バイクのニュース
日産「“超豪華”4人乗りオープンカー」登場! 世界初の「“斬新”SUV」!? 700万円超え”最上級仕様“の「ムラーノ クロスカブリオレ」米で高額落札
日産「“超豪華”4人乗りオープンカー」登場! 世界初の「“斬新”SUV」!? 700万円超え”最上級仕様“の「ムラーノ クロスカブリオレ」米で高額落札
くるまのニュース
フェラーリ、高速コーナーのバウンドに苦戦。サインツJr.「それが原因でタイヤが死んでしまう」
フェラーリ、高速コーナーのバウンドに苦戦。サインツJr.「それが原因でタイヤが死んでしまう」
motorsport.com 日本版
まるで[飛行機]のコックピット!! 個性的なデザイン[シトロエンDS5]は格安なオシャレ車だった!
まるで[飛行機]のコックピット!! 個性的なデザイン[シトロエンDS5]は格安なオシャレ車だった!
ベストカーWeb
【KNOX】「トーア」は伸び縮みするのに摩耗や切り裂きに強い!防護性が高い快適ジャケットなのだ  
【KNOX】「トーア」は伸び縮みするのに摩耗や切り裂きに強い!防護性が高い快適ジャケットなのだ  
モーサイ
【写真蔵】「シンガー」がレストア&カスタマイズして再構築した、2台のポルシェ911
【写真蔵】「シンガー」がレストア&カスタマイズして再構築した、2台のポルシェ911
Webモーターマガジン
慶洋エンジニアリング、BMW対応の新型APPCAST発売
慶洋エンジニアリング、BMW対応の新型APPCAST発売
レスポンス
PP獲得のノリス、優勝争いは”8人”で大混戦の可能性を予想「ミスを最小限にして良いレースにしないと」|F1スペインGP
PP獲得のノリス、優勝争いは”8人”で大混戦の可能性を予想「ミスを最小限にして良いレースにしないと」|F1スペインGP
motorsport.com 日本版
角田裕毅、冷却系の問題で走行時間をロス、新型ウイングは使用中止に「ペースも不足。原因を突き止めたい」F1第10戦金曜
角田裕毅、冷却系の問題で走行時間をロス、新型ウイングは使用中止に「ペースも不足。原因を突き止めたい」F1第10戦金曜
AUTOSPORT web
日産「小さな高級SUV」実車登場! 約3年ぶり「顔面刷新」で“大胆デザイン“に進化! 豪華内装もイイ「ノート オーテッククロスオーバー」が展示中
日産「小さな高級SUV」実車登場! 約3年ぶり「顔面刷新」で“大胆デザイン“に進化! 豪華内装もイイ「ノート オーテッククロスオーバー」が展示中
くるまのニュース
【MotoGPライダーの足跡】中上貴晶選手、9歳の転機。「カートは危ないから、2輪がいい」
【MotoGPライダーの足跡】中上貴晶選手、9歳の転機。「カートは危ないから、2輪がいい」
バイクのニュース
日本限定、レンジローバーに特別仕様車…日本文化と英国とのつながりを表現
日本限定、レンジローバーに特別仕様車…日本文化と英国とのつながりを表現
レスポンス
駐車場では「タイヤ止め」から離して止めるべし!! 愛車の寿命を伸ばす習慣3選
駐車場では「タイヤ止め」から離して止めるべし!! 愛車の寿命を伸ばす習慣3選
ベストカーWeb
「P10プリメーラ」を「ブルーバード」から乗り換えて増車! 日産マニアが歴代愛車に装備したのは「グラフィックイコライザー付きオーディオ」
「P10プリメーラ」を「ブルーバード」から乗り換えて増車! 日産マニアが歴代愛車に装備したのは「グラフィックイコライザー付きオーディオ」
Auto Messe Web
けっこう使う言葉だけど説明できない「バイパス」! 一体どんな道路を指す?
けっこう使う言葉だけど説明できない「バイパス」! 一体どんな道路を指す?
WEB CARTOP
スーパーフォーミュラ第3戦決勝日はウエットコンディションに。日曜フリー走行は岩佐歩夢がホームストレートでスピンし赤旗終了
スーパーフォーミュラ第3戦決勝日はウエットコンディションに。日曜フリー走行は岩佐歩夢がホームストレートでスピンし赤旗終了
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

7件
  • 北米で人気なのは、日本の軽と同じく優遇税制と保険料の安さ、車検制度が無いので気にせず乗れるから。一番は、ピックアップをガンガン使い倒す生活様式の違いだろうね。
  • ダイハツ・ハイゼット デッキバン「…。」
    スバル・サンバー オープンデッキ「…。」
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村